maniacs遠藤です。
今年の梅雨は極端に短く、明けたとたんに記録的に猛暑日が続いたかと思えば、
また戻り梅雨のようなはっきりしないお天気になっておりますが、梅雨自体が雨が少なった為に、ワイパーをしっかりと使っていないという方にも、いざワイパーを動かしたら拭き取りが悪いなどとならないよう、以前当ブログにてご紹介させて頂いたワイパー選びの記事再掲です!交換時期や交換方法は、下記を参考にしてください。
(ワイパー交換関連)
ワイパー交換してますか?
ワイパーブレードの交換タイミングは?
Golf 7のワイパーブレード交換方法
ワイパーゴムの交換方法
商品ラインナップは、お客様の多様なご要望に高いレベルでお応えできるよう、厳選して取り揃えています。
そこで、今回は「なにを拠り所に、どのワイパーを選べば良いのか」全体像がスッキリと分かるように、Golf7/7.5のフロント用を例として徹底解説いたします!!
そもそもワイパーを交換する理由目的は、大きく3つくらいあると思います。
1)ワイパーのゴムが経年劣化し、リフレッシュのための交換
2)ビビリや拭きムラ等の不調があり、その改善のための交換
3)ガラスの撥水効果など、付加機能を目的とした交換
交換の目的によって、商品選択の方向性が違って来ますので、この3つの視点を念頭に入れつつ、以下説明していきます。
まず、Golf7/7.5フロント用のワイパーに適合する商品として、maniacsでは5種類の商品を取り扱っています。いきなり結論に迫りますが、その5種類を一覧表にまとめると以下のようになります(クリックすると拡大します)。
(2022年7月現在)(※欠品などにより一部maniacs web shopに掲載されていない製品もございます)
では、この一覧表の左の商品から順に説明してまいります。
a) VW純正フロントワイパーブレードLRセット
VW純正のワイパーブレードには2種類あり、こちらは本国VW(VWAG)の純正パーツです。つまり、新車時に装着されている部品と全く同じもの、ということになります。新車からお乗りのオーナー様は、既にお使いになっている通りの性能ですので、その状態で何の不満もなく、かつ「やっぱり純正部品がいちばん安心」という場合には、こちらをお選びいただければ間違いないです。
特徴としては、フラットワイパーと呼ばれるブレードの構造で、自由状態ではへの字に湾曲したブレードの弾力(反力)によって、ゴムをガラス面に均等に押し当てる、最新の方式です。中央から先端まで同じ太さの一本の棒状のブレードですので、見た目にスッキリとしていて、空力効果にもすぐれています。ブレードは非常にしっかりできており、信頼感があります。交換は、アタッチメント形式でパチンと嵌めるだけ、簡単です。
ゴム自体は、ビビリ防止効果、撥水効果などの付加機能がないコンベンショナルなものなので、ガラスコーティング剤との相性、車両個体によるワイパーアームの共振点、ゴムの経年変化、気温や雨量等の条件によってはビビリや拭き残しが発生し易い傾向にあります。それらの不調が発生している場合、同じ新品に交換してもまた不調になる可能性が高いので、他のものへの変更を検討する必要が生じます。
b) VW純正フロント撥水ワイパー
こちらはVWグループジャパン(VGJ)が企画採用した、VW純正アクセサリーです。ブレードのセンターにはVolkswagenのロゴがあります。日本の使用環境に適した性能が与えられており、上記の a)本国純正ワイパーでビビリや拭き残しが発生するケースに対して改善効果があります。「ビビリを改善したいけど、社外品よりは、やはり純正部品を適用したい」というご要望にぴったりです。
ビビリ防止効果のあるゴムを採用し、加えて撥水効果も盛り込まれています。ブレードの構造は、エアロデザインワイパーと(エアロワイパー、またはデザインワイパーとも)言われるものです。ゴムを数か所のスチールのクランプで保持し、そのクランプのシーソー機構をトーナメント式(パンタグラフ式とも言う)に繋いで直線的な(湾曲の緩い)フレームに接合しています。シーソーのバランスでゴムをガラス面に押し当てる仕組みで、その全体をエラストマーのエアロカバーで覆ってあります。コンベンショナルなトーナメント式とフラットワイパーの中間的な構造と言えます。
外観はフラットワイパーと概ね似た感じですが、a)本国純正ワイパーと並べて比較した場合はセンター付近に若干の太さがあります。ビビリ防止という意味ではフラットワイパーよりもコンベンショナルなトーナメント機構に一日の長がありますので「とにかくビビリを止めたい」という目的には有効な選択肢です。販売は1本単位ですので、L/Rそれぞれ適合の長さのものをお買い求めいただき、かつ別売りの専用アダプター(2個=1セット)をご購入いただく必要があります。装着は、先にアダプターをアーム側に嵌め込んでセットして、あとはブレードをパチンと嵌めるだけです。
c) m+ Silicon Rubber for Replace ワイパーブレード
こちらは、m+が企画販売しているワイパーゴムです。ゴムだけでの販売で、a)本国純正ワイパーのブレードを使って、そのゴム部分だけを換装する形式です。ゴムとガラスの相性が合わななくて新車時からビビリが発生している場合には、ブレードをそのまま使えるので最少の費用で対策できます。また、ブレード自体はある程度長期間使える耐久性がありますので、ゴムが劣化した場合にも、全体を交換するのに比較してゴムだけ交換する方が無駄がなく、最小限の費用でリフレッシュできます。
純正ブレードにm+のゴムを装着すると、拭き取りがスムーズになりワイパーの作動抵抗も減少していることが感じ取れます。純正の安心感、しっかりした作り、スッキリした外観はそのままに、ビビリや拭き残しの性能を大幅に改善できます。撥水効果もあるので、本国純正のブレードの構造と日本の使用環境に最適なゴムの、良いとこ取りができる商品と言えます。また一覧表でわかるとおり、フラットワイパーでビビリ防止+撥水という全てを求める場合、この中ではm+のゴム交換が唯一の選択肢となります。
m+のゴムは国内大手のワイパーゴム専門の工場に別注しているもので、ビビリ防止効果、拭き取り性能が極めて高いのが特徴です。ビビリの発生は、ガラスコーティング剤等との相性があるため、どの商品を採っても絶対ということは言えないのですが、ビビリ防止効果としてm+は最も高性能なもののひとつです。ゴムは十分な長さがあり、装着時にご自身でカットして使用します。交換はブレードを一旦バラして組み直すことになりますので少し手間が掛りますが、DIY好きの方にはお奨めです。
ただし、既にブレードを車外品に付け替えてノーマルのブレードを廃棄してしまっている場合には、m+のゴムだけ交換タイプは使用できません。またブレードを長期間使用して外観が白っぽく劣化した等で全体をリフレッシュしたい場合にもマッチしません。「ゴムだけ交換」という形式自体が、メリットでもあり適用の限られる側面でもありますので、その視点でご判断いただけると思います。(具体的な交換方法は、別記事の「ワイパーブレードの交換方法」を参照してください。)
d) BOSCH ワイパーブレード AEROTWIN
こちらはBOSCH製のブレード全体を交換するタイプの商品です。車種別のLRセットでの販売なので、それを購入するだけでOKです。車種ごとにそのまま適合するアタッチメント形式になっており、a)本国純正ワイパーと全く同じように、パチンと嵌めるだけで装着できます。ブレード形式はフラットワイパーで、外観は細くスッキリとしています。装着した状態の外観も a)本国純正に全く遜色ありません。ビビリ防止性能が優れていて、拭き取りの感触も非常にスムーズです。一言で言えば、a)本国純正ワイパーブレードに対して、高性能のビビリ防止効果を付加したもの、と捉えていただければOKです。
BOSCHはOEMでも多く採用されている信頼のブランドで、ブレードの先端のロゴも違和感なくむしろ頼もしく感じられます。また、あえて撥水効果を持たせていないことも特徴であり、ガラスコーティングに拘りがあってワイパーゴムのシリコン系の撥水剤が付着して欲しくない、というご要望にもマッチします。撥水効果ののあるワイパー商品(この中ではb)、c)、e)が該当)を使用してガラスコーティングとの相性が悪くビビリが止まらない、というレアなケースにも撥水のないこのBOSCHがビビリを止める最後の砦になる可能性があります。
以上、纏めますと
・純正ノーマルから変えたくない/変えなくても良いという方は、a)
・純正部品で、できるだけ高機能なものをという方は、b)
・多少手間は掛っても無駄なくリーズナブルにという方は、c)
・スッキリした外観のフラットワイパーが必須という方は、a) か c) か d)
・フラットワイパーで、ビビリ止め効果と撥水も全部必要という方は、c)
・極力ノーマルに近い外観で、簡単に交換してビビリ止めという方は、d)
・ビビリは止めたいけど撥水は要らない/したくないという方も、d)
という感じです。
これで、ご希望にマッチした商品をご選択いただき、新品のワイパーで雨でのドライブも快適・安全にドライビングしましょう!!
ワイパー各種(商品ページ)
今年の梅雨は極端に短く、明けたとたんに記録的に猛暑日が続いたかと思えば、
また戻り梅雨のようなはっきりしないお天気になっておりますが、梅雨自体が雨が少なった為に、ワイパーをしっかりと使っていないという方にも、いざワイパーを動かしたら拭き取りが悪いなどとならないよう、以前当ブログにてご紹介させて頂いたワイパー選びの記事再掲です!交換時期や交換方法は、下記を参考にしてください。
(ワイパー交換関連)
ワイパー交換してますか?
ワイパーブレードの交換タイミングは?
Golf 7のワイパーブレード交換方法
ワイパーゴムの交換方法
商品ラインナップは、お客様の多様なご要望に高いレベルでお応えできるよう、厳選して取り揃えています。
そこで、今回は「なにを拠り所に、どのワイパーを選べば良いのか」全体像がスッキリと分かるように、Golf7/7.5のフロント用を例として徹底解説いたします!!
そもそもワイパーを交換する理由目的は、大きく3つくらいあると思います。
1)ワイパーのゴムが経年劣化し、リフレッシュのための交換
2)ビビリや拭きムラ等の不調があり、その改善のための交換
3)ガラスの撥水効果など、付加機能を目的とした交換
交換の目的によって、商品選択の方向性が違って来ますので、この3つの視点を念頭に入れつつ、以下説明していきます。
まず、Golf7/7.5フロント用のワイパーに適合する商品として、maniacsでは5種類の商品を取り扱っています。いきなり結論に迫りますが、その5種類を一覧表にまとめると以下のようになります(クリックすると拡大します)。
(2022年7月現在)(※欠品などにより一部maniacs web shopに掲載されていない製品もございます)
では、この一覧表の左の商品から順に説明してまいります。
a) VW純正フロントワイパーブレードLRセット
VW純正のワイパーブレードには2種類あり、こちらは本国VW(VWAG)の純正パーツです。つまり、新車時に装着されている部品と全く同じもの、ということになります。新車からお乗りのオーナー様は、既にお使いになっている通りの性能ですので、その状態で何の不満もなく、かつ「やっぱり純正部品がいちばん安心」という場合には、こちらをお選びいただければ間違いないです。
特徴としては、フラットワイパーと呼ばれるブレードの構造で、自由状態ではへの字に湾曲したブレードの弾力(反力)によって、ゴムをガラス面に均等に押し当てる、最新の方式です。中央から先端まで同じ太さの一本の棒状のブレードですので、見た目にスッキリとしていて、空力効果にもすぐれています。ブレードは非常にしっかりできており、信頼感があります。交換は、アタッチメント形式でパチンと嵌めるだけ、簡単です。
ゴム自体は、ビビリ防止効果、撥水効果などの付加機能がないコンベンショナルなものなので、ガラスコーティング剤との相性、車両個体によるワイパーアームの共振点、ゴムの経年変化、気温や雨量等の条件によってはビビリや拭き残しが発生し易い傾向にあります。それらの不調が発生している場合、同じ新品に交換してもまた不調になる可能性が高いので、他のものへの変更を検討する必要が生じます。
b) VW純正フロント撥水ワイパー
こちらはVWグループジャパン(VGJ)が企画採用した、VW純正アクセサリーです。ブレードのセンターにはVolkswagenのロゴがあります。日本の使用環境に適した性能が与えられており、上記の a)本国純正ワイパーでビビリや拭き残しが発生するケースに対して改善効果があります。「ビビリを改善したいけど、社外品よりは、やはり純正部品を適用したい」というご要望にぴったりです。
ビビリ防止効果のあるゴムを採用し、加えて撥水効果も盛り込まれています。ブレードの構造は、エアロデザインワイパーと(エアロワイパー、またはデザインワイパーとも)言われるものです。ゴムを数か所のスチールのクランプで保持し、そのクランプのシーソー機構をトーナメント式(パンタグラフ式とも言う)に繋いで直線的な(湾曲の緩い)フレームに接合しています。シーソーのバランスでゴムをガラス面に押し当てる仕組みで、その全体をエラストマーのエアロカバーで覆ってあります。コンベンショナルなトーナメント式とフラットワイパーの中間的な構造と言えます。
外観はフラットワイパーと概ね似た感じですが、a)本国純正ワイパーと並べて比較した場合はセンター付近に若干の太さがあります。ビビリ防止という意味ではフラットワイパーよりもコンベンショナルなトーナメント機構に一日の長がありますので「とにかくビビリを止めたい」という目的には有効な選択肢です。販売は1本単位ですので、L/Rそれぞれ適合の長さのものをお買い求めいただき、かつ別売りの専用アダプター(2個=1セット)をご購入いただく必要があります。装着は、先にアダプターをアーム側に嵌め込んでセットして、あとはブレードをパチンと嵌めるだけです。
c) m+ Silicon Rubber for Replace ワイパーブレード
こちらは、m+が企画販売しているワイパーゴムです。ゴムだけでの販売で、a)本国純正ワイパーのブレードを使って、そのゴム部分だけを換装する形式です。ゴムとガラスの相性が合わななくて新車時からビビリが発生している場合には、ブレードをそのまま使えるので最少の費用で対策できます。また、ブレード自体はある程度長期間使える耐久性がありますので、ゴムが劣化した場合にも、全体を交換するのに比較してゴムだけ交換する方が無駄がなく、最小限の費用でリフレッシュできます。
純正ブレードにm+のゴムを装着すると、拭き取りがスムーズになりワイパーの作動抵抗も減少していることが感じ取れます。純正の安心感、しっかりした作り、スッキリした外観はそのままに、ビビリや拭き残しの性能を大幅に改善できます。撥水効果もあるので、本国純正のブレードの構造と日本の使用環境に最適なゴムの、良いとこ取りができる商品と言えます。また一覧表でわかるとおり、フラットワイパーでビビリ防止+撥水という全てを求める場合、この中ではm+のゴム交換が唯一の選択肢となります。
m+のゴムは国内大手のワイパーゴム専門の工場に別注しているもので、ビビリ防止効果、拭き取り性能が極めて高いのが特徴です。ビビリの発生は、ガラスコーティング剤等との相性があるため、どの商品を採っても絶対ということは言えないのですが、ビビリ防止効果としてm+は最も高性能なもののひとつです。ゴムは十分な長さがあり、装着時にご自身でカットして使用します。交換はブレードを一旦バラして組み直すことになりますので少し手間が掛りますが、DIY好きの方にはお奨めです。
ただし、既にブレードを車外品に付け替えてノーマルのブレードを廃棄してしまっている場合には、m+のゴムだけ交換タイプは使用できません。またブレードを長期間使用して外観が白っぽく劣化した等で全体をリフレッシュしたい場合にもマッチしません。「ゴムだけ交換」という形式自体が、メリットでもあり適用の限られる側面でもありますので、その視点でご判断いただけると思います。(具体的な交換方法は、別記事の「ワイパーブレードの交換方法」を参照してください。)
d) BOSCH ワイパーブレード AEROTWIN
こちらはBOSCH製のブレード全体を交換するタイプの商品です。車種別のLRセットでの販売なので、それを購入するだけでOKです。車種ごとにそのまま適合するアタッチメント形式になっており、a)本国純正ワイパーと全く同じように、パチンと嵌めるだけで装着できます。ブレード形式はフラットワイパーで、外観は細くスッキリとしています。装着した状態の外観も a)本国純正に全く遜色ありません。ビビリ防止性能が優れていて、拭き取りの感触も非常にスムーズです。一言で言えば、a)本国純正ワイパーブレードに対して、高性能のビビリ防止効果を付加したもの、と捉えていただければOKです。
BOSCHはOEMでも多く採用されている信頼のブランドで、ブレードの先端のロゴも違和感なくむしろ頼もしく感じられます。また、あえて撥水効果を持たせていないことも特徴であり、ガラスコーティングに拘りがあってワイパーゴムのシリコン系の撥水剤が付着して欲しくない、というご要望にもマッチします。撥水効果ののあるワイパー商品(この中ではb)、c)、e)が該当)を使用してガラスコーティングとの相性が悪くビビリが止まらない、というレアなケースにも撥水のないこのBOSCHがビビリを止める最後の砦になる可能性があります。
以上、纏めますと
・純正ノーマルから変えたくない/変えなくても良いという方は、a)
・純正部品で、できるだけ高機能なものをという方は、b)
・多少手間は掛っても無駄なくリーズナブルにという方は、c)
・スッキリした外観のフラットワイパーが必須という方は、a) か c) か d)
・フラットワイパーで、ビビリ止め効果と撥水も全部必要という方は、c)
・極力ノーマルに近い外観で、簡単に交換してビビリ止めという方は、d)
・ビビリは止めたいけど撥水は要らない/したくないという方も、d)
という感じです。
これで、ご希望にマッチした商品をご選択いただき、新品のワイパーで雨でのドライブも快適・安全にドライビングしましょう!!
ワイパー各種(商品ページ)