maniacs 工房長 大谷です。本日ご来店のTiguan(AD1)のお客様からリクエストをいただき、コンソールスイッチ上段のブランク個所にサンクスブリンカーのスイッチを埋め込み加工しました。

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もともとお客様からのリクエストは「スイッチ上段のブランク部分にドーム型のスイッチを埋め込みできませんか?」という内容でした。「可否確認のため、とりあえず分解してみます」とお客様の了解をいただいて分解してみますと、なんと上段のブランク部分にも内部にスイッチの回路が仕込まれています。むむ、何かできそうな予感が・・・

基板の回路を確認すると、サンクスブリンカーのスイッチに使用できそうです。そこで「試しに加工してみます」とまた了解をいただいて、固定式のブランクを稼働式のスイッチに改造できるかどうか、ストッパーの突起を慎重に削っていきます・・・う〜ん、動くけど渋くて駄目です。「稼働が渋いのはこの辺だろう」とやや当てずっぽうで削って磨いてみると・・・なんとスイッチとしてスムーズに押し込めるようになりました。

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思った以上に良い感じで、もともとスイッチだった個所と遜色ないタッチ感です。そして基板のその個所には、なんとイルミのLEDも仕込まれていました。超ラッキーです。どうせなので、表徴デザインも貼って光らせたくなりました。もはや工房長の勝手な拘りで、工作趣味の暴走状態です(笑)。スイッチ表面の黒い塗装を部分的に削り取り、さらに光の透過を良くするように裏面も削って少し薄くします。

たまたま手元に予備で持っていたGolf7系用の表徴シールを、良い感じの形にカットして貼ってみました。うーん、なかなか良い感じです。イルミの点灯を確認するとバッチリOK。それからスイッチとして電気的な動作も確認し、これも期待どおりにOKです。ここまでくると黄色のパイロットランプも点灯させたくなりましたが、すでに2時間もお待たせしており工房長の趣味の暴走もこのへんで止めないと(苦笑)。

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でき上がったスイッチを得意満面でピットに持って降り、装着を担当していた河田メカニックに見せますと、「あれっ???違いますよ、そっちがサンクスブリンカーです」と。ええええーっ!!!(早とちりの暴走でした、汗)。すかさず2階のデスクに持って戻り、表徴のシールを貼り替えて今度こそ完成です。杉田マネージャーに見せると「え?どこを変えたんですか」と。純正と見まごう仕上がりです!!車両に仮接続して、動作確認も完璧です!!

今回、左上段のブランクにデコラティブスイッチ式にサンクスブリンカーを埋め込み、右側下段のブランクにドーム型スイッチでクイックホーンを埋め込みました。それぞれmaniacsのモジュールを接続し、さらにアイドリングストップキャンセラーモジュールも装着して、リクエストの装着を全て完了となりました。良い感じの納まりで、とてもご満足いただきましてショップ冥利でございます。

Tiguan(AD1)の全車に共通かどうかは未確認ですが、写真と同じ左4連スイッチの上段がブランクになっているタイプは、そのブランクをデコラティブスイッチ式に改造できることが今回判明しましたので、同じような装着をご希望の方はメールか電話でお問い合わせください(これができることが判明しているのは、いまのところTiguanだけです)。