maniacs 工房長 大谷です。発売以来、たいへんご好評をいただいておりますmaniacs アイドリングストップキャンセラーモジュールですが、Polo(6C)に装着した場合に動作が一定しない事例があり、お客様のご協力をいただいて調査をいたしました。

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現車で確認したところ、Polo(6C)に maniacs アイドリングストップキャンセラーモジュールを装着した場合、キーONから一連の動作でエンジンを掛ければ問題ないのですが、イグニッションONのところで一旦時間(4秒以上)を置いてからスターターを回した場合に、アイドリングストップが再び有効の状態に戻ってしまいます。

原因を調べましたら、Polo(6C)はキーを捻ってスターターを回す際にアクセサリー電源が一時的にOFFになる、ということが分かりました。車両の電源全体が途切れるのではなく、アクセサリー電源だけを遮断する制御を、車両自身が行っているようです(←バッテリー不足の症状とは異なり、車両の仕様による動作)。

そのため、イグニッションONで時間を置いてからスターターを回すと、車両のアクセサリー電源がON⇒OFF⇒ONという動きになり、アイドリングストップキャンセラーモジュールの電源がONしてから一旦OFFして再度ONすることでモジュールが2回動作してしまいます。これが原因で、アイドリングストップが再び有効になります。

【ご対応】
この事象に対応できるPolo(6C)用の対策品を作りました。Polo(6C)でmaniacs アイドリングストップキャンセラーモジュールをご使用になっていて、上記のような不定動作でお困りの方は、無償で対策品に交換させていただきます。info@maniacs.co.jpまで「Polo(6C)アイドリングストップキャンセラーの件」としてご連絡ください。また、maniacs STADIUMまでお越しいただければ、交換作業も含めて無償で対応いたします。

今後の販売分につきましては、「標準品」と「Polo(6C)対策品」のバリエーション設定をさせていただきましたので、Polo(6C)のお客様は対策品の方をお選びください。

maniacs アイドリングストップキャンセラーモジュール(商品ページ)

2021.4.20追記: Polo(6C)は、モデルイヤー、グレードによって、ECUの仕様が複数あることが分かりました。上記の現象が全く起こらない車両もあります。またそれらとは独立の事象として、Polo(6C)はエンジンの掛っている状態からイグニッションをOFFにすると、アクセサリー電源が継続したまま「アイドリングストップOFF」の状態が解除されます。そのままキーを抜かずにエンジンを再始動した際に(アクセサリー電源がONのままなので)アイドリングストップキャンセラーが働かない、という事象が発生します。ガソリンスタンド等でエンジンを切ってキーを抜かずに再始動するとアイドリングストップが有効の状態になります。その場合は、手動でアイドリングストップOFFボタンを押していただく必要があります。これは車両自身の仕様であり、本品モジュールとは関係なく手動操作でアイドリングストップをOFFにしている場合も同じ現象が起こります。イグニッションの操作如何によらずアイドリングストップを常に無効化したい場合は、プラグコンセプトの商品をお奨めします。