工房長です。新車時に貼ってあるこれ、エコカー減税の対象車かどうかを示す日本自動車工業会のシールなのですが、色とデザインが流石にちょっと・・・とお感じのオーナー様が多いと思います。

このシール自体は減税に対しても車検に対しても、他の何に対しても何らの効力もありません。減税の対象車かどうかは車両の型式で管理されていますので、このシールは剥がしてしまっても何ら問題ありませんし、減税対象車ならシールがなくてもちゃんと減税されます。
つまりこのシール、言わば衣料品についている紙タグのようなものです。しかし、衣料品の紙タグもそうですが、無造作に切り捨ててしまえる人も多い一方で、なんとなく勿体ないような、せっかく優れた品質が記された証がなくなってしまうような、一抹の寂しさを感じながら切り取る人も意外と多いことかと。
その一抹の寂しさも分かるのですが、しかしmaniacsではやはりこの緑と青の楕円シールはカッコ悪すぎるので(おっと本音が・・・)劣化したり固着してしまう前にすぐ剥がすことをお奨めします。maniacsの入庫作業時に仰っていただければ、無償で剥がし作業もお受けいたします。

っが、単純に剥がしてしまうとなんか喪失感がある、環境配慮のない車みたいでちょっと残念、シールがないと物足りない気分、というオーナーさまのために、maniacsは「燃費基準達成」「低排出ガス」という内容をカッコ良くまとめたステッカーを作りました!! う〜ん、なかなか素敵(作者自賛)。


日本では「燃費」と「排ガス」が指標として注視されていますが、国際的には(とくに欧州では)CO2の排出量削減も重要な指標になっており、車の製造工程も含めた全体でCO2を削減する「カーボンニュートラル」がキーワードになっています。VWグループもこれに積極的に取り組んでいますので、maniacsのステッカーにはCO2の視点も盛り込んであります。
これを貼れば、ちゃんと環境配慮している車だということを、さりげなく、緑と青の楕円よりもカッコ良く表示できます!! そ・し・て・このステッカーはなんと年末のプレゼント用です!!詳細は遠藤くんから別記事で説明がありますので、お楽しみに!!!
↓
以下は、完全に漫談(工房長のいつもの長文ですので、お忙しい方はここで切り上げてください、笑)
今回、この記事を書くにあたって自動車の税金について調べてみました。ちゃんと調べて理解して書く、というのがモットーなので。昨今の自動車の税金、調べてみると驚くほど複雑で、分かりにくいことこの上ないです。国民を欺こうとしてるのか、と思うほど。


まず、青と緑の楕円のシールは、現在新車に貼られてくるものに限っても青が6種類、緑が13種類あります。その組み合わせなので単純計算は(「貼らない」も含めて7×14=)98通り(驚)。令和以降は2020年という表記になっていますので、シールのデザインだけで言えば緑はさらに6種類があります。
過去にはもちろん年度違いのシールがあるので、去年以前の車を含めると種類は膨大。年度によって基準値も異なり、税制も異なるので、このシールを見てもいったい燃費がどのくらい良いのか、いくらの減税なのか、一般のユーザーは全く分からないです。この時点ですでに複雑怪奇。
もう「ていねんピッピッピー」とでも歌うしかない感じ(苦笑)。
<2019年10月からの税制>

消費税率を10%にアップする際に「自動車取得税は消費税との二重課税だから撤廃」となったのはご存知の方も多いと思います。しかしこれ、増税への批判を逸らしただけとも言え、同日から新たにに導入された「環境性能割」は自動車取得税を置き換えたものです。
ちなみに「環境性能割」の「割」は搭乗券の「早割」や携帯電話の「家族割」などと似た響きですが、実は全くそうではありません。この「割」は「法人住民税の法人税割、均等割」と同じ単なる課税の名称。「割引」の意味は全くない、税務用語です。そんなの税務やってる人しか知りませんね。この課税の名称に「割」を使ったのは印象操作的な作為すら感じます。しかし自動車メーカーもディーラーもその誤解を解くことになんのメリットもないので、「割」は「割引」ではありませんという説明はどこにもないです(苦笑)。
従来の自動車取得税に適用されていたエコカー減税は環境性能割には適用されませんが、その代わり環境性能割はエコな車ほど税率自体が低くなっていますので、従来の自動車取得税に従来のエコカー減税を適用したのと、考え方は全く同じ。つまり「環境性能割」イコール「自動車取得税」の名称が変わっただけです。「環境性能割」には2020年9月まで臨時的軽減があって、それが「割引の名称なんじゃないか?」という誤解をさらに強めますが、くどいですが課税の名称です、割引の名称ではありません。

その他に自動車に掛る税金は、従来からある車検毎の納める「自動車重量税」と、毎年4月末〜5月初旬頃に通知が来る「自動車税」があります。
このうち「自動車重量税」を減じるのが「エコカー減税」ですが、3年目の車検時にも減税されるのはよっぽど低燃費な車だけで、普通のガソリン車は購入時(初回)の1回だけの減税です。また、毎年の自動車税を減じるのは、少し耳慣れませんが「グリーン化特例」です。環境性能が高ければちゃんと減税されますが、2021年の3月末で特例が終わるので、これも結局は来年分1回だけの減税です。
このあたりの説明で最も分かり易いのはトヨタのサイトです。具体的な減税内容を知りたい方は、そちらをご覧ください。ザックリ言うと、エコカー減税、グリーン化特例ともに、青い楕円シールの四つ星以上が減税の対象車で、緑の楕円シールの達成度が高いと減税率が何段階かに良くなります。

・・・分かりにくいということが分かりましたでしょうか(笑)。さんざん調べた結果の工房長の結論は、車好きは結局自分の乗りたい車を買って、課税されたぶんだけ納めるのが正解ということ。複雑怪奇な上に頻繁に変わる自動車税制を詳しく理解しようとすること自体が無駄、という感じです。
っというわけで、いろいろあった2019の年末にあたり「環境配慮ステッカーはサラリとカッコ良い自己宣言にしましょう!」というmaniacsからの提案です。そして提案だけでなく、プレゼント!!詳しくは遠藤くんから!!

このシール自体は減税に対しても車検に対しても、他の何に対しても何らの効力もありません。減税の対象車かどうかは車両の型式で管理されていますので、このシールは剥がしてしまっても何ら問題ありませんし、減税対象車ならシールがなくてもちゃんと減税されます。

その一抹の寂しさも分かるのですが、しかしmaniacsではやはりこの緑と青の楕円シールはカッコ悪すぎるので(おっと本音が・・・)劣化したり固着してしまう前にすぐ剥がすことをお奨めします。maniacsの入庫作業時に仰っていただければ、無償で剥がし作業もお受けいたします。

っが、単純に剥がしてしまうとなんか喪失感がある、環境配慮のない車みたいでちょっと残念、シールがないと物足りない気分、というオーナーさまのために、maniacsは「燃費基準達成」「低排出ガス」という内容をカッコ良くまとめたステッカーを作りました!! う〜ん、なかなか素敵(作者自賛)。


日本では「燃費」と「排ガス」が指標として注視されていますが、国際的には(とくに欧州では)CO2の排出量削減も重要な指標になっており、車の製造工程も含めた全体でCO2を削減する「カーボンニュートラル」がキーワードになっています。VWグループもこれに積極的に取り組んでいますので、maniacsのステッカーにはCO2の視点も盛り込んであります。
これを貼れば、ちゃんと環境配慮している車だということを、さりげなく、緑と青の楕円よりもカッコ良く表示できます!! そ・し・て・このステッカーはなんと年末のプレゼント用です!!詳細は遠藤くんから別記事で説明がありますので、お楽しみに!!!
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以下は、完全に漫談(工房長のいつもの長文ですので、お忙しい方はここで切り上げてください、笑)
今回、この記事を書くにあたって自動車の税金について調べてみました。ちゃんと調べて理解して書く、というのがモットーなので。昨今の自動車の税金、調べてみると驚くほど複雑で、分かりにくいことこの上ないです。国民を欺こうとしてるのか、と思うほど。


まず、青と緑の楕円のシールは、現在新車に貼られてくるものに限っても青が6種類、緑が13種類あります。その組み合わせなので単純計算は(「貼らない」も含めて7×14=)98通り(驚)。令和以降は2020年という表記になっていますので、シールのデザインだけで言えば緑はさらに6種類があります。
過去にはもちろん年度違いのシールがあるので、去年以前の車を含めると種類は膨大。年度によって基準値も異なり、税制も異なるので、このシールを見てもいったい燃費がどのくらい良いのか、いくらの減税なのか、一般のユーザーは全く分からないです。この時点ですでに複雑怪奇。
もう「ていねんピッピッピー」とでも歌うしかない感じ(苦笑)。
<2019年10月からの税制>

消費税率を10%にアップする際に「自動車取得税は消費税との二重課税だから撤廃」となったのはご存知の方も多いと思います。しかしこれ、増税への批判を逸らしただけとも言え、同日から新たにに導入された「環境性能割」は自動車取得税を置き換えたものです。
ちなみに「環境性能割」の「割」は搭乗券の「早割」や携帯電話の「家族割」などと似た響きですが、実は全くそうではありません。この「割」は「法人住民税の法人税割、均等割」と同じ単なる課税の名称。「割引」の意味は全くない、税務用語です。そんなの税務やってる人しか知りませんね。この課税の名称に「割」を使ったのは印象操作的な作為すら感じます。しかし自動車メーカーもディーラーもその誤解を解くことになんのメリットもないので、「割」は「割引」ではありませんという説明はどこにもないです(苦笑)。
従来の自動車取得税に適用されていたエコカー減税は環境性能割には適用されませんが、その代わり環境性能割はエコな車ほど税率自体が低くなっていますので、従来の自動車取得税に従来のエコカー減税を適用したのと、考え方は全く同じ。つまり「環境性能割」イコール「自動車取得税」の名称が変わっただけです。「環境性能割」には2020年9月まで臨時的軽減があって、それが「割引の名称なんじゃないか?」という誤解をさらに強めますが、くどいですが課税の名称です、割引の名称ではありません。

その他に自動車に掛る税金は、従来からある車検毎の納める「自動車重量税」と、毎年4月末〜5月初旬頃に通知が来る「自動車税」があります。
このうち「自動車重量税」を減じるのが「エコカー減税」ですが、3年目の車検時にも減税されるのはよっぽど低燃費な車だけで、普通のガソリン車は購入時(初回)の1回だけの減税です。また、毎年の自動車税を減じるのは、少し耳慣れませんが「グリーン化特例」です。環境性能が高ければちゃんと減税されますが、2021年の3月末で特例が終わるので、これも結局は来年分1回だけの減税です。
このあたりの説明で最も分かり易いのはトヨタのサイトです。具体的な減税内容を知りたい方は、そちらをご覧ください。ザックリ言うと、エコカー減税、グリーン化特例ともに、青い楕円シールの四つ星以上が減税の対象車で、緑の楕円シールの達成度が高いと減税率が何段階かに良くなります。

・・・分かりにくいということが分かりましたでしょうか(笑)。さんざん調べた結果の工房長の結論は、車好きは結局自分の乗りたい車を買って、課税されたぶんだけ納めるのが正解ということ。複雑怪奇な上に頻繁に変わる自動車税制を詳しく理解しようとすること自体が無駄、という感じです。
っというわけで、いろいろあった2019の年末にあたり「環境配慮ステッカーはサラリとカッコ良い自己宣言にしましょう!」というmaniacsからの提案です。そして提案だけでなく、プレゼント!!詳しくは遠藤くんから!!