工房長です。VW Golf7およびAudi A3/TTの左足フットレストに装着するmaniacsのFootPlate。大好評のひとつの理由は、ユーザー様ご自身で簡単に装着できる点にあります。付属の取付説明書だけでも十分に作業が可能ですが、ここではチョットしたノウハウも含めて、写真付きでさらに丁寧に、詳細まで説明いたします。(Passat(B8)に装着する場合は、一旦ノーマルのフットレストを外して本品を被せてからその全体を再装着する方が作業が容易です。ノーマルのフットレストは側面のネジ1箇所を外して、フットレスト全体を上方にスライドすると外せます。装着はその逆の手順です )

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準備作業の手始めは、シートポジションのマーキングです。これは、maniacs STADIUMでメカニックが作業を行う際にも実施している、ちょっとした工夫です。装着完了して、試しにドライバーズシートに座って踏み心地の変化を確かめよう、というときに作業前とシート位置が違ってしまってはちゃんと比較できません。なので作業を開始する前にシートとシートレールにテープ等で「合わせマーク」を貼って、位置をメモっておくと便利です。今回だけのテンポラリーでしたらマスキングテープで十分で、今後のためにも少しちゃんとメモっておこうという場合はmaniacsのシートポジションメモリーステッカーがお奨めです。

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シートポジションをメモったら、シート位置を後方にスライドさせます。十分なスペースを確保することで作業が容易になりますので、シートはいちばん後ろまで移動させてください。それから、フロアマットを取外します。マットもずらすだけでも作業できますが取り外してしまった方が作業の邪魔になりません。スペースを確保したら、左足のノーマルフットレストをクリーニングします。踏面に付着した泥などは、ウェス等で綺麗に拭き取ります。フットレストとカーペットの境目に砂利や塵などある場合は掃除機か粘着テープ等で取り除いてください。

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次に、maniacs Left Side FootPlateの本体部分、3部品を仮組み立てします。カバープレートを裏返しに手で持って、プレートの開口部に合わせてゴムを嵌めてください。それから、ゴム裏面の凹みに合わせてベースプレートを嵌めます。サイドに嵌め合わせの爪がある場合はスリットに爪を差し込みながら(VW用、Audi用で爪のあり/なしが異なります)、ややスライドさせるようにアプローチするとスムーズに嵌ります。3つの部品がきちんと嵌ったら、それらがバラバラにならないように押さえながら、横向きに持ち替えてください。

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側面のネジ穴が合っていることを確認して、付属の六角レンチでネジを仮止めします。ネジ穴がズレている場合は、トップカバーとベースプレートの位置関係を調整して、雌ねじ(タップ穴)がきちんと見える状態にしてからネジを締め始めてください。ネジは上側を先に、次いで下側を締めます。仮止めは、ネジを締め付けずに緩い状態にとどめておきますが、「緩い状態」の目安は、ネジを回していって締まり始まる位置から半回転くらい戻したところがちょうど良いです。

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それから車両のフットレストに上下ブラケットをセットします。アッパーブラケットは、まず奥の幅広の爪(ステンレス板の折り返し)をフットレストの後端に引っ掛けます。フットレスト奥の内装カーペットはフェルト状で弾力がありますので、アッパーブラケットの後端でカーペットを奥に押すようにすると、隙間ができて爪を差し込めます。左写真のように右端からやや斜めにきっかけを作って差し込むとスムーズです。アッパーブラケットの左側面の小さい爪は、下方向に抑えるとパチンと簡単に嵌ります。正しくセットすると、中写真のようにフットレストの上面にアッパーブラケットが密着した状態になります。

ロアーブラケットは、爪(ステンレス板の折り返し)を車両のフットレスト下端と内装カーペットの間に差し込みます。フットレスト下端はカーペットと密着して隙間のない状態ですので、ロアーブラケットの爪自身でカーペットを押すようにして、その隙間に差し込んでください。ブラケットの折り曲げがフットレストの下端に当たるまで(つまり、つっかえるまで)爪部分を完全に差し込んでください。正しくセットすると、ロアーブラケットのネジ穴のある面が手前向きに立つ状態になります。

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車両のフットレストに上下ブラケットをセットしたら、先ほど仮組み立てしたフットプレート本体を被せます。フットプレート下部の左側面は、裏面に突起しています。この突起を、車両のフットレストと内装カーペットの隙間に差し込みます。概略の位置が決まったら、中写真のようにフットプレート本体の上部が先ほどセットしたアッパーブラケットの上に被るようにします。それから下部のとくに左側を強めに奥方向に押えて、裏面の突起を完全に奥まで差し込みます。

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本体をセットしたら、上2箇所、下2箇所の順にネジを仮止めします。上部は、アッパーブラケットを右手前に寄せつつ、本体を左奥に押し付けるとネジ穴が合います。ネジ穴が合っているか目視で確認しづらいので、六角レンチを穴に差し込んで確かめてください。ネジを締め始める前に、必ず貫通穴と雌ねじが合っている必要があります。下部は、ロアーブラケットを右一杯に寄せて、その下にヘラかマイナスドライバー等を差し込んで持ち上げ気味にし、カバープレートを左奥に押し付けるようにするとネジ穴が合います。中写真のように必ずネジ穴を合わせてから、ネジを締め始めてください。

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6本全てのネジを仮止めの状態にしてから、上部、下部、側面の順に本締めします。上部はフットプレート本体を左写真のように左奥方向に押さえながらネジを締めてください。車両個体によりブラケットが容易に動いてしまう場合は、左写真のようにブラケットの奥にヘラ等を差し込んでブラケットを前方向に寄せて締めてください。下部はブラケットの下にヘラ等を差し込んで上方向に持ち上げ、フットプレート本体を左奥に押し付けながら本締めします。最後に側面のネジ2箇所を締めてください。付属のネジは緩み止め機能付きですので、極端に強く締める必要はありません。適度な力で締めてください。

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以上で、装着は完了です。全体を軽く揺すって、それから上部を手前に引いてみて、フットプレート全体が確実に固定されていることを再度確認してください。以上の確認がOKでしたら、フロアマットを元のように敷き込みます。その際、フットプレートの下端がノーマルのフットレストより拡幅してある箇所は、床との間に十分な隙間を設けてありますので、フロアマットの端をその隙間に挿し入れて敷き込んでください。シートポジションを、マーキングに合わせて元の位置に戻せば、全て完了です。
maniacs Left Side 4D-FootPlate for Golf7(商品ページ)