工房長です。雑誌等で開発状況をお知らせしていたmaniacs 4D-FootPlate for Golf7がついに完成し、発売開始しました。「なぜ今さら左足用?」「右足用はm+ので十分では?」という疑問もあると思います。maniacsが後発ながらもわざわざ左足用を開発した理由、そして右足用をm+製とは別にラインナップした理由を、ご説明しないわけにはいきません。前編、後編に分けて、この開発に掛けた思いを語ってみようと思います。

maniacsでGolf7左足用のフットプレートを新開発した理由は、なんと言ってもノーマルフットレストの物足りなさです。そのチープな外観がGolf7の車格に相応しくないことは論を待ちませんが、乗り込んでいくと機能的にも不足であることに気づきます。そしてm+の右足用フットプレートを開発して装着したことで、左足の違和感が(自分の中で)いっそう際立ってしまいました。右足が快適になったのに、左足のこれは何なんだ・・・と。

ノーマルフットレストの機能上の欠点は3つあり、その中でも最大の欠点は「カント」です。カントとは足裏で踏む面の左右傾斜のことで、Golf7のフットレストは、目視でも分かるほど外向きに(=左端が奥まる方向に)傾いています。少しずっこけて見えて格好悪い感じ。測定すると約7.5°のオーバーカントです。スキーやスノボを嗜まれる方はご存知と思いますが、カント角で7.5°と言えば全く馬鹿にならない数字ですね。足首に無用な横方向の曲がりが生じてしまいます。
そしてそれが踏み心地を損ね、長距離では疲労感にもなります。具体的には、足をそこで本当に休めてしまうようなパッシブさ、あるいは力まないと踏ん張れないような効率の悪さを感じます。もちろんそれでも少し頑張って踏ん張れば良いだけなのですが、本来はもっと楽に、自然に踏めるはずなのです。スキーやスノボのカント調整と同じことです。このカント角を補正できるGolf7用の商品は世になく、ここはひとつmaniacsで開発するしかないという結論に至りました。


ノーマルフットレストの2つ目の欠点は、高さです。右足フットプレートを装着して体感された方は既にご存知と思いますが、高さをmm単位まで最適化すると、快適で疲れのない、実に自然な操作感が得られます。フットレストにおいては「適切な高さ」が非常に重要なのです。そして右足フットプレートを装着すると際立ってくるのが、左足のノーマルフットレストが低いということ。もちろん左足と右足では運転操作の役割が異なるので、単純に左右同じ高さに揃えれば良いわけではありません。当て木を仮装着して走行評価を繰り返した結果、高さの不足は約15〜20mmといった感じです。この厚みを増してやることで、左右バランスの良い自然な踏み心地になることが判りました。


そしてノーマルフットレストの3つ目の欠点は、踏面の形状です。上部の幅は十分に広いのですが、下部に向かって幅が狭くなる、逆三角(?)のような形状。拇指球のあたりに比較して踵の安定感が不足し、とくにソールの薄い靴のときなどは不自然な踏み心地になります。上部の幅はノーマルを維持すれば十分でそれ以上広げる必要はなく、下部の幅を補ってやることで、人間の足型に近い理想的な踏面が得られます。左写真はノーマルフットレストとの踏面形状の比較、右写真はノーマルフットレストに装着した状態を裏面から見たものです。下部に向かって幅を増しているのが分かると思います。
maniacs Left Side 4D-FootPlate for Golf7は、一見すると「インテリア装飾のための、おしゃれ商品」のようにも見えますが、開発の思いは紛うことなき「機能パーツ」なのです。そしてその機能性の向上が実際どの程度実現されていて、どんな使い心地なのか?それは、右足用フットプレートがそうであるように、実際にお使い頂ければ十分に実感できる、期待どおりのレベルに仕上がったと自負しています。意識して踏ん張らなくてもく自然に身体を安定させられる踏み応え、そして快適な踏み心地。是非、愛車に装着されて、実際に体感していただきたいと思います。
さてでは、その外観と品質は?・・・機能パーツと言えども質感にも一切妥協しないのがmaniacs流。後編で詳しくお伝えします。

maniacsでGolf7左足用のフットプレートを新開発した理由は、なんと言ってもノーマルフットレストの物足りなさです。そのチープな外観がGolf7の車格に相応しくないことは論を待ちませんが、乗り込んでいくと機能的にも不足であることに気づきます。そしてm+の右足用フットプレートを開発して装着したことで、左足の違和感が(自分の中で)いっそう際立ってしまいました。右足が快適になったのに、左足のこれは何なんだ・・・と。

ノーマルフットレストの機能上の欠点は3つあり、その中でも最大の欠点は「カント」です。カントとは足裏で踏む面の左右傾斜のことで、Golf7のフットレストは、目視でも分かるほど外向きに(=左端が奥まる方向に)傾いています。少しずっこけて見えて格好悪い感じ。測定すると約7.5°のオーバーカントです。スキーやスノボを嗜まれる方はご存知と思いますが、カント角で7.5°と言えば全く馬鹿にならない数字ですね。足首に無用な横方向の曲がりが生じてしまいます。
そしてそれが踏み心地を損ね、長距離では疲労感にもなります。具体的には、足をそこで本当に休めてしまうようなパッシブさ、あるいは力まないと踏ん張れないような効率の悪さを感じます。もちろんそれでも少し頑張って踏ん張れば良いだけなのですが、本来はもっと楽に、自然に踏めるはずなのです。スキーやスノボのカント調整と同じことです。このカント角を補正できるGolf7用の商品は世になく、ここはひとつmaniacsで開発するしかないという結論に至りました。


ノーマルフットレストの2つ目の欠点は、高さです。右足フットプレートを装着して体感された方は既にご存知と思いますが、高さをmm単位まで最適化すると、快適で疲れのない、実に自然な操作感が得られます。フットレストにおいては「適切な高さ」が非常に重要なのです。そして右足フットプレートを装着すると際立ってくるのが、左足のノーマルフットレストが低いということ。もちろん左足と右足では運転操作の役割が異なるので、単純に左右同じ高さに揃えれば良いわけではありません。当て木を仮装着して走行評価を繰り返した結果、高さの不足は約15〜20mmといった感じです。この厚みを増してやることで、左右バランスの良い自然な踏み心地になることが判りました。


そしてノーマルフットレストの3つ目の欠点は、踏面の形状です。上部の幅は十分に広いのですが、下部に向かって幅が狭くなる、逆三角(?)のような形状。拇指球のあたりに比較して踵の安定感が不足し、とくにソールの薄い靴のときなどは不自然な踏み心地になります。上部の幅はノーマルを維持すれば十分でそれ以上広げる必要はなく、下部の幅を補ってやることで、人間の足型に近い理想的な踏面が得られます。左写真はノーマルフットレストとの踏面形状の比較、右写真はノーマルフットレストに装着した状態を裏面から見たものです。下部に向かって幅を増しているのが分かると思います。
maniacs Left Side 4D-FootPlate for Golf7は、一見すると「インテリア装飾のための、おしゃれ商品」のようにも見えますが、開発の思いは紛うことなき「機能パーツ」なのです。そしてその機能性の向上が実際どの程度実現されていて、どんな使い心地なのか?それは、右足用フットプレートがそうであるように、実際にお使い頂ければ十分に実感できる、期待どおりのレベルに仕上がったと自負しています。意識して踏ん張らなくてもく自然に身体を安定させられる踏み応え、そして快適な踏み心地。是非、愛車に装着されて、実際に体感していただきたいと思います。
さてでは、その外観と品質は?・・・機能パーツと言えども質感にも一切妥協しないのがmaniacs流。後編で詳しくお伝えします。