工房長です。前回5月にiCOLORに「G」と「T」追加開発の続報をお知らせしてから、少し時間があいてしまいました。右足フットプレートの開発や、Audi用パドルエクステンションの開発に携わっていたのですが、こちらの「G」「T」「I」のステッカーも並行して着々と進めていました。



前回の二次試作の結果を反映して三次試作で「G」の微調整を行ったのですが、なぜかこれがまとまらず、なんと四次試作まで行ってしまいました。三次試作で円弧部分の外形は決まったのですが、「G」の横棒部分と円弧の位置関係が、微妙に0.1mmくらいズレているのです。製造は専門の工場で行っているのですが、カッターの機械に対する文字の向きが関係しているかもしれません。その確認も兼ねて四次試作です。なんとかこれで決めたいものです。
左写真は三次試作からの調整項目、中写真はこれまでの微調整の履歴を重ねて表示したものです。四次試作は左写真の調整値(0.1mmと0.15mm)をそのまま反映したものと、その半分(0.05mmと0.075mm)だけを反映したものの、2種類を製作します。また、カッターの機械に対する文字の向きの影響を見るためネスティングを0°、90°、135°の3種類、合計で6通りの条件です。さらに念には念を入れて、材料もスタンダードのホワイトと、カーボン調の2種類で確認します。



まぁ、普通だったら二次試作くらいの段階で、販売して全く問題ないレベルなのですが、せっかくなので本当にピッタリとフィットするものを作りたいという工房長のこだわりがあります。我ながらアホくさいと思うくらいマニアックな評価ですね。もう試作も4回目なので貼り付け作業もすっかり慣れました。人間の手は意外と器用なもので、慣れると0.1mm以下の精度で正確に貼ることができます。そして貼ったものを目視で確認して、周囲のオフセットが正確に均一になっているかどうかを見極めます。



修正値:2値 × ネスティング:3通り × 材質:2種類 = 12通り(サンプル数3なので36枚)について、貼って、確認して、状態をメモして、剥がして、また次という具合に評価を進めます。左写真は評価結果のメモです。実験ノート的には少し乱雑な書き方ですが、学会発表するわけではないのでこれで十分です。中写真は、評価後に剥がしたサンプルの残骸。もったいないですが製品開発には必要な消費です。そして右写真がその結果を整理したもの。ナマの開発データを公開してしまいましょう。
実際に貼ってみて自分でも驚いたのは、0.1mmの差がわりとハッキリ分かることです。尤も車両に貼ってしまえばそこまでじっくり見ないでしょうが、ここは製品開発へのこだわりです。しかし0.05mmとなると、製造バラつきの影響も受けますし、貼り着け精度の限界を超えるので、さすがに釈然としません。4-1にするか4-2にするか少し思案しましたが、より安定してしっくりりフィットする感じの4-1のデータで製品化することにしました。長い道のりでしたが、納得のいく品質にできたと思います。

そして、手配を掛けていた製品がついに出来上がってきました。ちょっと感動的です。カラーはスタンダードタイプとして、レッド、ホワイト、ブラックの3種類、プレミアムタイプとして、レフレクションホワイトンホワイト、カーボンブラック、メタリックシルバーの3種類。合計で6種類のカラーです。また、万一貼り付けミスの場合も考えて、3文字セットではなく文字毎にバラバラに販売する予定です。あとは、商品写真撮影とショップページの準備ができれば発売ですので、もう少々お待ちください。



前回の二次試作の結果を反映して三次試作で「G」の微調整を行ったのですが、なぜかこれがまとまらず、なんと四次試作まで行ってしまいました。三次試作で円弧部分の外形は決まったのですが、「G」の横棒部分と円弧の位置関係が、微妙に0.1mmくらいズレているのです。製造は専門の工場で行っているのですが、カッターの機械に対する文字の向きが関係しているかもしれません。その確認も兼ねて四次試作です。なんとかこれで決めたいものです。
左写真は三次試作からの調整項目、中写真はこれまでの微調整の履歴を重ねて表示したものです。四次試作は左写真の調整値(0.1mmと0.15mm)をそのまま反映したものと、その半分(0.05mmと0.075mm)だけを反映したものの、2種類を製作します。また、カッターの機械に対する文字の向きの影響を見るためネスティングを0°、90°、135°の3種類、合計で6通りの条件です。さらに念には念を入れて、材料もスタンダードのホワイトと、カーボン調の2種類で確認します。



まぁ、普通だったら二次試作くらいの段階で、販売して全く問題ないレベルなのですが、せっかくなので本当にピッタリとフィットするものを作りたいという工房長のこだわりがあります。我ながらアホくさいと思うくらいマニアックな評価ですね。もう試作も4回目なので貼り付け作業もすっかり慣れました。人間の手は意外と器用なもので、慣れると0.1mm以下の精度で正確に貼ることができます。そして貼ったものを目視で確認して、周囲のオフセットが正確に均一になっているかどうかを見極めます。



修正値:2値 × ネスティング:3通り × 材質:2種類 = 12通り(サンプル数3なので36枚)について、貼って、確認して、状態をメモして、剥がして、また次という具合に評価を進めます。左写真は評価結果のメモです。実験ノート的には少し乱雑な書き方ですが、学会発表するわけではないのでこれで十分です。中写真は、評価後に剥がしたサンプルの残骸。もったいないですが製品開発には必要な消費です。そして右写真がその結果を整理したもの。ナマの開発データを公開してしまいましょう。
実際に貼ってみて自分でも驚いたのは、0.1mmの差がわりとハッキリ分かることです。尤も車両に貼ってしまえばそこまでじっくり見ないでしょうが、ここは製品開発へのこだわりです。しかし0.05mmとなると、製造バラつきの影響も受けますし、貼り着け精度の限界を超えるので、さすがに釈然としません。4-1にするか4-2にするか少し思案しましたが、より安定してしっくりりフィットする感じの4-1のデータで製品化することにしました。長い道のりでしたが、納得のいく品質にできたと思います。

そして、手配を掛けていた製品がついに出来上がってきました。ちょっと感動的です。カラーはスタンダードタイプとして、レッド、ホワイト、ブラックの3種類、プレミアムタイプとして、レフレクションホワイトンホワイト、カーボンブラック、メタリックシルバーの3種類。合計で6種類のカラーです。また、万一貼り付けミスの場合も考えて、3文字セットではなく文字毎にバラバラに販売する予定です。あとは、商品写真撮影とショップページの準備ができれば発売ですので、もう少々お待ちください。