工房長です。新発売のクイックホーンモジュール(Golf5系セット)の装着方法をご説明します。商品のセット内容に工夫をしてありますので、装着作業はGolf6系用と同様にシンプルになっています。


最初に、運転席足下の上部カバーを外します。ダッシュボードの下面(=アクセル&ブレーキペダルの真上の天面)にあるカバーです。稀にカバーのない車両もありますので、その場合この作業は不要です。カバーは前下から3本のネジ(トルクスT20)が止まっていますのでそれを外してください。それからカバーの前端を下方向に引張るとカバー前端が外れます。前端が外れたらカバー全体を手前に引き出すように外してください。
カバーの右端にOBD2ポート(=紫色コネクタ)の配線が繋がっていますので、紫色のコネクタをカバーから外します。右写真のように下2箇所上1箇所(合計3箇所)の爪の掛かりを外しながら紫のコネクタを向こう側に押すと、奥方向にコネクタが外れます。爪の掛りは下2箇所を同時に外し、紫のコネクタを押して爪2箇所の外れた状態を維持したまま上1箇所に爪を解除すると、上手くいきます。



カバーを外したら、運転席足下の上部が見えるようになります。仰向けになってアクセルペダル付近まで頭を入れて、ハンディライトなどで明るくして、しっかり確認してください。左写真のようなレイアウトにコネクタが配置されていて、コネクタボックスにはアルファベットのコネクタ記号が刻印されています。目的のコネクタはJ(EOS、Sciroccoの場合はL)です。見上げた向きで左から2番め(運転席のドア寄りから2番め)がそのJコネクタですので、そのJコネクタを抜きます(EOS、Sciroccoの場合はLコネクタを抜きます)。次の作業をし易くするため、その左の黄土色のコネクタも抜いてください。コネクタは、基本的に左写真のようにコネクタ自身のロックレバーを摘んで引っ張ると抜けます。
稀に車両個体によって更にスライドロックが装備されている場合があります。スライドロックは赤色、紫色などの目立つ色の部品で、コネクタボックスに四角い棒状の突起があります(左写真の中央やや右寄りの赤い棒)。その棒に指を掛けて横にスライドさせるとロックが解除されます。スライドロックがある場合は、先にそれを解除してから、コネクタ自身のロックレバーを摘んで引き抜いてください。



上段右の写真のように、コネクタにはピン番号が刻印されていますので、6番のピンから出ている白黒の線に本品の白線を結線します。白黒の線は車両個体によって同じ6番ピンから2本出ている場合と、1本しか出ていない場合があります(この写真の車両は2本出ています)。2本出ている場合は、そのどちらに結線しても良いです。布テープの包縛を少し解いて、配線をほぐして、6番ピンの白黒線に商品に添付の白線を青色のエレクトロタップで接続します。
あとは、エレクトロタップに無用な力が掛からないようにテープ等で配線を包縛して、外したコネクタを2つとも元のようにコネクタボックスに挿します。カチンとロックが掛かるまで確実に差し込んでください。スライドロックがある車両の場合は、コネクタを接続したあとスライドロックをさっき解除したのと反対の方向にスライドさせて、ロックしてください。



次に、運転席のドアを開けたところ、ダッシュボード右脇のヒューズボックスカバーを開きます。イグニッションキーがOFFになっていることを確認し、上中写真の26番のヒューズを抜きます。ヒューズを掴むための白い簡易工具は、ヒューズボックスカバーの裏側に装備されています。26番はヒューズの実装位置の番号で、上から4段目、右から5番めの位置(空きの箇所も数えます)が26番です。



この車両の場合は黄色の20A(アンペア)のヒューズが刺さっていますが、車両の年式、グレード、個体によって異なる色(アンペア)の場合があります。その場合でも、ヒューズの色に関係なくこの位置のヒューズを抜いてください。抜いたヒューズを、商品に添付しているヒューズソケットの左スロットに挿します。例えば、26番の位置にもともと青いヒューズが刺さっていた場合は、その青いヒューズを抜いて、添付のソケットの左スロットにその青いヒューズを挿してください。
その状態で、右写真のようにソケット全体を車両のヒューズボックスの26番の位置に挿します。ソケットをヒューズボックスに挿すと、差し込んだソケットから出ている赤い線には常時12Vが掛かっていますので、先端のギボシ端子(メス)が他の金属部分に接触しないように注意が必要です。ギボシ端子が半透明の保護スリーブで覆われていることを確認してください。



ここで一旦、結線状態の確認を行います。先ほど接続した白線のギボシ端子(メス)と、いまヒューズボックスから引き出した赤線のギボシ端子(メス)を、ちょっとだけ接触させてホーンが鳴ることを確認してください。それぞれの半透明保護スリーブをズラしてギボシ端子の先を少し露出させ、接触させるとホーンが鳴ります。その際、赤線の方は12Vの活線ですので、他の金属部分には絶対に接触させないように十分にご注意ください。また白線と接触させるとホーンの大きな音が出ますので、一瞬だけ接触させるようにしてください。確認が済んだら、直ちに赤線の透明スリーブを確実に元の位置まで被せて導体が露出しない状態にしてください。
それから、本商品のリレーから出ている赤線の先端を、運転席足下からヒューズボックスの脇に通します。簡単に通せますので、それをヒューズボックスの脇から引っ張り出して、先ほどヒューズボックスからソケットで取り出した赤線と接続します。ギボシ端子のオスメスを完全に嵌合させて、半透明のスリーブをしっかり被せて絶縁してください。



ヒューズボックス側が綺麗な納まりになるように赤線を少し運転席足下に引き戻してください。それから本商品のリレーから出ている白線を、先ほど車両のコネクタから引き出した白線と接続します。ギボシ端子をしっかり嵌合させて半透明のスリーブを被せてください。ヒューズボックスの作業は完了ですので、カバーを締めてください。



リレー本体にクッションテープを貼って、タイラップで車両に固定します。プラスチックの補強アングルに固定するか(左写真の下寄りの四角いものがそれ)、もしくはエアコンダクトに固定してください。リレーは作動音がしますので、車両の部材に直接接触させて固定すると作動音が大きく聞こえてしまう可能性があります。クッションテープを貼ってからタイラップで固定することで、インシュレーションされて作動音が軽減します(正しく装着してもチャカッという作動音が聞こえますが、異常ではありません)。
リレーから出ている青線と橙線は、センターコンソールの方向(見上げた向きでは右方向)に引き回して、適宜エアコンダクト等にタイラップで固定していってください(中写真の中央付近にあるタイラップと右方向に向かうメッシュチューブがそれです)。青線と橙線の先端は、センターコンソールの脇の隙間から、灰皿の下のスペースに引き込みます。ここも比較的広い隙間がありますので、配線の先端を難なく挿し入れることができます。



次にシフトゲートパネルを外して、アシュトレイを外します(写真の車両はノンスモーカートレイが装着されていますが、脱着の要領は同じです)。この部分のより詳細な説明が必要な場合はこちらおよびこちらを参照してください。トレイの裏面に接続されているコネクタ類を引き抜いて、トレイをセンターコンソールから完全に外します。
トレイを外すと、先ほど運転席足下から挿し入れた青線と橙線がトレイを外したスペースの右奥の方に顔を出しているはずですので、それを摘んで手前まで引っ張り出しておいてください。それから、トレイの右寄りにあるシガーライターソケットのコネクタに配線を接続しますので、右写真のように布テープの包縛を少し解いて、その配線の束を7〜8cmくらいほぐしてください。



写真のように、クイックホーンモジュールの配線をシガーライターソケットのコネクタに繋がる車両配線に接続します。モジュールの黒線を車両の黒赤線に、茶線を茶線に、灰線を灰線に、それぞれエレクトロタップで接続します。エレクトロタップは車両のコネクタと極端に近い位置に噛ませると、あとで納まりが悪くなるのでコネクタから2〜3cm程度離れた位置に噛ませるようにすると、その先の作業がスムーズです。



次に、先ほど運転席足下から引き込んだ青線と橙線をモジュールに接続します。橙線は橙線、青線は青線にギボシ端子で接続してください。接続した箇所は、半透明の保護スリーブをしっかり被せてください。モジュールの青線(メスギボシ端子付き)が1本余りますので、テープなどで括って保護しておいてください。
それからコンソールデコラティブスイッチをアシュトレイに装着してください。スイッチ部分のブランクカバーは裏から押すと簡単に外れますので、その穴に表からデコラティブスイッチを差し込んで、押し入れればパチンと固定されます。デコラティブスイッチのコネクタをモジュールに差し込みます。



以上で配線は完了ですので、アシュトレイを元に戻します。モジュールはアシュトレイの下のスペースで、できるだけ下の方の空間に落ち着かせるようにすると、アシュトレイが難なく納まります。一旦イグニッションをONにして、動作確認を行ってOKでしたら、カバー類を閉めます。運転席足下のカバーは、奥を所定の位置に差し入れるようにしてから前端をもちあげて閉めます。シフトゲート部分も元のようにカバーを閉めて全て完成です。
maniacs Console Decorative Switch用クイックホーンモジュール(Golf5系用セット)商品ページ


最初に、運転席足下の上部カバーを外します。ダッシュボードの下面(=アクセル&ブレーキペダルの真上の天面)にあるカバーです。稀にカバーのない車両もありますので、その場合この作業は不要です。カバーは前下から3本のネジ(トルクスT20)が止まっていますのでそれを外してください。それからカバーの前端を下方向に引張るとカバー前端が外れます。前端が外れたらカバー全体を手前に引き出すように外してください。




カバーを外したら、運転席足下の上部が見えるようになります。仰向けになってアクセルペダル付近まで頭を入れて、ハンディライトなどで明るくして、しっかり確認してください。左写真のようなレイアウトにコネクタが配置されていて、コネクタボックスにはアルファベットのコネクタ記号が刻印されています。目的のコネクタはJ(EOS、Sciroccoの場合はL)です。見上げた向きで左から2番め(運転席のドア寄りから2番め)がそのJコネクタですので、そのJコネクタを抜きます(EOS、Sciroccoの場合はLコネクタを抜きます)。次の作業をし易くするため、その左の黄土色のコネクタも抜いてください。コネクタは、基本的に左写真のようにコネクタ自身のロックレバーを摘んで引っ張ると抜けます。




上段右の写真のように、コネクタにはピン番号が刻印されていますので、6番のピンから出ている白黒の線に本品の白線を結線します。白黒の線は車両個体によって同じ6番ピンから2本出ている場合と、1本しか出ていない場合があります(この写真の車両は2本出ています)。2本出ている場合は、そのどちらに結線しても良いです。布テープの包縛を少し解いて、配線をほぐして、6番ピンの白黒線に商品に添付の白線を青色のエレクトロタップで接続します。
あとは、エレクトロタップに無用な力が掛からないようにテープ等で配線を包縛して、外したコネクタを2つとも元のようにコネクタボックスに挿します。カチンとロックが掛かるまで確実に差し込んでください。スライドロックがある車両の場合は、コネクタを接続したあとスライドロックをさっき解除したのと反対の方向にスライドさせて、ロックしてください。



次に、運転席のドアを開けたところ、ダッシュボード右脇のヒューズボックスカバーを開きます。イグニッションキーがOFFになっていることを確認し、上中写真の26番のヒューズを抜きます。ヒューズを掴むための白い簡易工具は、ヒューズボックスカバーの裏側に装備されています。26番はヒューズの実装位置の番号で、上から4段目、右から5番めの位置(空きの箇所も数えます)が26番です。



この車両の場合は黄色の20A(アンペア)のヒューズが刺さっていますが、車両の年式、グレード、個体によって異なる色(アンペア)の場合があります。その場合でも、ヒューズの色に関係なくこの位置のヒューズを抜いてください。抜いたヒューズを、商品に添付しているヒューズソケットの左スロットに挿します。例えば、26番の位置にもともと青いヒューズが刺さっていた場合は、その青いヒューズを抜いて、添付のソケットの左スロットにその青いヒューズを挿してください。
その状態で、右写真のようにソケット全体を車両のヒューズボックスの26番の位置に挿します。ソケットをヒューズボックスに挿すと、差し込んだソケットから出ている赤い線には常時12Vが掛かっていますので、先端のギボシ端子(メス)が他の金属部分に接触しないように注意が必要です。ギボシ端子が半透明の保護スリーブで覆われていることを確認してください。



ここで一旦、結線状態の確認を行います。先ほど接続した白線のギボシ端子(メス)と、いまヒューズボックスから引き出した赤線のギボシ端子(メス)を、ちょっとだけ接触させてホーンが鳴ることを確認してください。それぞれの半透明保護スリーブをズラしてギボシ端子の先を少し露出させ、接触させるとホーンが鳴ります。その際、赤線の方は12Vの活線ですので、他の金属部分には絶対に接触させないように十分にご注意ください。また白線と接触させるとホーンの大きな音が出ますので、一瞬だけ接触させるようにしてください。確認が済んだら、直ちに赤線の透明スリーブを確実に元の位置まで被せて導体が露出しない状態にしてください。
それから、本商品のリレーから出ている赤線の先端を、運転席足下からヒューズボックスの脇に通します。簡単に通せますので、それをヒューズボックスの脇から引っ張り出して、先ほどヒューズボックスからソケットで取り出した赤線と接続します。ギボシ端子のオスメスを完全に嵌合させて、半透明のスリーブをしっかり被せて絶縁してください。



ヒューズボックス側が綺麗な納まりになるように赤線を少し運転席足下に引き戻してください。それから本商品のリレーから出ている白線を、先ほど車両のコネクタから引き出した白線と接続します。ギボシ端子をしっかり嵌合させて半透明のスリーブを被せてください。ヒューズボックスの作業は完了ですので、カバーを締めてください。



リレー本体にクッションテープを貼って、タイラップで車両に固定します。プラスチックの補強アングルに固定するか(左写真の下寄りの四角いものがそれ)、もしくはエアコンダクトに固定してください。リレーは作動音がしますので、車両の部材に直接接触させて固定すると作動音が大きく聞こえてしまう可能性があります。クッションテープを貼ってからタイラップで固定することで、インシュレーションされて作動音が軽減します(正しく装着してもチャカッという作動音が聞こえますが、異常ではありません)。
リレーから出ている青線と橙線は、センターコンソールの方向(見上げた向きでは右方向)に引き回して、適宜エアコンダクト等にタイラップで固定していってください(中写真の中央付近にあるタイラップと右方向に向かうメッシュチューブがそれです)。青線と橙線の先端は、センターコンソールの脇の隙間から、灰皿の下のスペースに引き込みます。ここも比較的広い隙間がありますので、配線の先端を難なく挿し入れることができます。



次にシフトゲートパネルを外して、アシュトレイを外します(写真の車両はノンスモーカートレイが装着されていますが、脱着の要領は同じです)。この部分のより詳細な説明が必要な場合はこちらおよびこちらを参照してください。トレイの裏面に接続されているコネクタ類を引き抜いて、トレイをセンターコンソールから完全に外します。
トレイを外すと、先ほど運転席足下から挿し入れた青線と橙線がトレイを外したスペースの右奥の方に顔を出しているはずですので、それを摘んで手前まで引っ張り出しておいてください。それから、トレイの右寄りにあるシガーライターソケットのコネクタに配線を接続しますので、右写真のように布テープの包縛を少し解いて、その配線の束を7〜8cmくらいほぐしてください。



写真のように、クイックホーンモジュールの配線をシガーライターソケットのコネクタに繋がる車両配線に接続します。モジュールの黒線を車両の黒赤線に、茶線を茶線に、灰線を灰線に、それぞれエレクトロタップで接続します。エレクトロタップは車両のコネクタと極端に近い位置に噛ませると、あとで納まりが悪くなるのでコネクタから2〜3cm程度離れた位置に噛ませるようにすると、その先の作業がスムーズです。



次に、先ほど運転席足下から引き込んだ青線と橙線をモジュールに接続します。橙線は橙線、青線は青線にギボシ端子で接続してください。接続した箇所は、半透明の保護スリーブをしっかり被せてください。モジュールの青線(メスギボシ端子付き)が1本余りますので、テープなどで括って保護しておいてください。
それからコンソールデコラティブスイッチをアシュトレイに装着してください。スイッチ部分のブランクカバーは裏から押すと簡単に外れますので、その穴に表からデコラティブスイッチを差し込んで、押し入れればパチンと固定されます。デコラティブスイッチのコネクタをモジュールに差し込みます。



以上で配線は完了ですので、アシュトレイを元に戻します。モジュールはアシュトレイの下のスペースで、できるだけ下の方の空間に落ち着かせるようにすると、アシュトレイが難なく納まります。一旦イグニッションをONにして、動作確認を行ってOKでしたら、カバー類を閉めます。運転席足下のカバーは、奥を所定の位置に差し入れるようにしてから前端をもちあげて閉めます。シフトゲート部分も元のようにカバーを閉めて全て完成です。
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