untitled工房長です。VWの車に標準のステアリングのホーンボタンは、エアバッグ部分全体を押す形式で、かなり強めに押す必要があります。国産車からお乗換えのオーナー様はディーラーに「ホーンボタンが固すぎる」とクレームするケースも少なくないようです。強く押す必要があるので、軽く「プッ」と鳴らすのはとても難しいです。


新発売のクイックホーンモジュールは早くも話題沸騰な感じで、動作仕様や取付工賃についてたくさんのお問い合わせを頂戴しています。maniacsSTADIUMでのGolf6系の車種への取付工賃はmaniacs Console Decorative Switchの装着も込みで8,400円です。Golf5系等の車種にも、maniacsSTADIUMにお越しいただければ装着可能ですので(別途リレーを装着するため工賃は異なります)、ご希望の場合はご相談ください。

サンクスモジュール広報1






道交法では、危険回避のためやむを得ない場合に警笛を鳴らして良いとされていて、例えば「前方の歩行者が車の接近に気付いておらず、そのまま前進するよりも事前に自車の接近を知らせた方が安全である(かえって驚かせないで済む)」というような場合は、「危険回避のためにやむを得ない場合」に該当するという解釈で道交法の運用場面でも鳴らすことが認められています。

しかし、ホーンの鳴らし方はボタンを押す時間でニュアンスを醸し出す必要があります。軽く「プッ」っと歩行者に知らせたい目的のときに「プーッ」と少しでも長めに鳴ってしまうと、全く違うニュアンスになってしまいます。「車が近づきますよ」という意味のつもりが、意図に反して「どけよ、コラ」という感じになってしまい、とても気まずい思いをしたりします。

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maniacsで、今回このクイックホーンモジュールを開発するにあたって、もちろんハードウェアやソフトウェアの開発にも苦労があったのですが、いちばん腐心したのは実はパラメータの設定でした。このモジュールでは、弱音、中音、強音の3段階を選択できますが、3段階は明確に違いが分かって、なおかつその中間の強さが欲しいとかは感じない、絶妙な設定になっています。

単発の他に2連発の間隔も2通りを選択できますが、これも違いが明確でありつつ、この2種類があれば十分と思える設定です。連発の間隔は速すぎると威圧的な感じになり、遅すぎると間抜けな感じになります。威圧的でも間抜けでもないところに、絶妙に2通りを設定しています。言葉でお伝えするのは難しいですが、お試しいただければきっとこの9種類の選択肢にご納得いただけると思います。

また、シチュエーションによって弱音の単発も鳴らしたいし、中音の連発も鳴らしたいけど、いちいち長押しで切り替えているわけにもいかない、というニーズに対しては、同じモジュールを2つ3つと連接して異なる鳴り方を設定し、複数のスイッチで使い分けることができるようになっています。まさにmaniacsらしい、痒いところに手の届くクイックホーンモジュールをお試しください。
maniacs Console Decorative Switch用クイックホーンモジュール(商品ページ)