010203 工房長です。Golf7のGTI以外のトリムラインではコンベンショナルなキーシリンダーが用いられています。ジャックナイフキーの形状はこれまでと異なっていて、左写真はGolf6のキーとGolf7のキーです。キーのジャックナイフ動作はキー自体の向きが90°違っています。また、キーを収納した状態での形状は、Golf6までに比べてGolf7は少し薄く、面積は大きく、肩の張った形状になっています。

このGolf7にmaniacsの定番商品BEZELが適合するかどうか検証しました。ジャックナイフキーに装着するキーカバーも多く発売されていますので、キーカバーとの併用についても確認しました。まず、キーシリンダー自体は、Golf6までとGolf7でほとんど違いはありません。 
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そのキーシリンダーにキーを挿した状態をGolf6とGolf7で比較してみます。左がGolf6で、真ん中と右の写真はGolf7です。キーシリンダーとキー本体の隙間は、Golf6とGolf7で同じくらいです。Golf6はキー本体の形状はなで肩で、キーシリンダーの外周に向かって隙間が広くなっているのに対して、Golf7はキー本体が肩の張った形状のため、キーシリンダーの外周の方まで隙間が平行です。
090708 実際にBEZELを装着して確認します。ソリッドタイプのBEZEL(左写真)、レギュラータイプのBEZEL(中写真)ともに、BEZELとキーシリンダーのフィッティングは全く問題ありません。実際にキーを挿してイグニッションを操作してみると、イモビライザーも正常に認識して、エンジンの始動にも全く問題ありませんでした。

レギュラータイプのBEZELの方が隙間は少ないので、その部分を撮影したのが右の写真です。隙間はギリギリの感じですが、必要最低限のクリアランスは確保されていて、操作性にも支障ないです。キーにカバーを付けない状態で使用する分には、適合に問題ありません。
111312 次に、キーカバーを装着して試してみました。シリコンキーカバーは厚みが1.5mm近くあります。これを被せてキーを差し込み、BEZELとの併用状態でイグニッションを操作してみます。結果は、一応操作できないことはないのですが、少しコツが要る感じです。キーを押しながら回すか、もしくはキーの肩の張っていない方向に少し傾けるようにしながら回す必要があります。

写真はイグニッションONの状態です。最初にVWマークを手前にして差し込んだ場合は(つまりイグニッションONで写真の状態)、少しキーを持ち上げるようにしながら回す必要があるのです。最初にキーを差し込む向きを、リモコンボタンの方を手前側、VWマークの方を向こう側にして差し込みますと(つまりこの写真とは180°逆)、キーの自重によって比較的自然な感覚で回すことができます。

隙間は写真のようにピッタリで、少し擦りながら回す感じになります。不可能ではありませんが、ギリギリ過ぎて、この併用はあまりお勧めできない感じです。Golf6でカバーを併用た場合、右写真のようにギリギリになりますが、こちらはキー本体の形状がなで肩なので、操作の違和感はほとんど感じないで済みます。

つまり、maniacsBEZELのGolf7への装着可否は、キーカバーを使わない場合には適合しますが、キーカバーとの併用は不可という表記にさせていただくことにいたします。

maniacs BEZEL(商品ページ)