




まず、シガーライターの白いコネクタのロックレバーを押さえながら下方向に引っ張って外します。外した白いコネクタへの配線は、黒い布テープが巻かれていますので、布テープを先の細いハサミなどで切って少し解き、コネクタから4cm程度まで配線が見える状態にします(左写真)。布テープを解くためにハサミを使う際、配線を傷つけないように注意してください。配線は茶色と黒赤色の太い線と、灰色ーの細い線の、3本です。この3本にそれぞれオルタネート変換モジュールの配線を接続します。
(モジュール)茶色線 →(車両側)茶色線 青いタップで接続
(モジュール)黒色線 →(車両側)黒赤線 青いタップで接続
(モジュール)灰色線 →(車両側)灰色線 白いタップで接続

オルタネート変換モジュールとmaniacs Console Decorative Switchは、写真のように6ピンの黒いコネクタをモジュールに差し込むだけです。以上で接続は完了ですので、とても簡単です。すでにスイッチを装着済みの場合は、車輌配線に接続したハーネスをオルタネート変換モジュールに置き換えて、スイッチのコネクタをオルタネートモジュールに接続することで、オルタネート動作になります。
なお、オルタネート変換モジュールは1台でmaniacs Console Decorative Switchを1個コントロールしますので、複数のスイッチをオルタネート動作させたい場合は、オルタネート動作させたいスイッチの数と同じ数のオルタネート変換モジュールが必要になります。複数のオルタネート変換モジュールを接続する場合は、車輌配線に対してのタップ接続は各線に1箇所にして、モジュールの配線の途中で分岐接続してください。


オルタネート変換モジュールを接続すると、maniacs Console Decorative Switchは1回押してON、もう1回押してOFFという動作をするようになります。なおかつ、ONのときにはスイッチの表示面が黄色く光ります。スモールランプでイルミネーションが赤く点灯している状態でも、その点灯色が黄色に変わります。右の写真は左から2番めのCOFFE BREAKのスイッチにオルタネート変換モジュールを接続してONにした状態です。
オルタネート変換モジュールの出力は赤線と白線で、線の先端はギボシ端子になっています。対向するギボシ端子が付属していますので、出力を使用する場合はギボシ端子で接続してください。出荷状態では接点出力の仕様になっています。接点出力とは、スイッチONのときに赤線と白線が導通し、OFFのときに赤線と白線の導通が断になることを言います。
赤線の先端はメスのギボシ端子、白線の先端はオスのギボシ端子になっています。接点出力に12V等の電源を接続して入/切を制御する場合、車両からの給電線を白線に接続し、機器への配線を赤線に接続してください。これは、万一ギボシ端子が抜けた場合に電源の活線が露出しないための推奨です。なお、出力は使用しなくても問題ありません。その場合スイッチの黄色ランプが点灯、消灯するだけの動作になります。黄色ランプの点灯/消灯で装飾としてのリアリティを表現することができます。



出力型式は、上記の接点出力の他に12V電源出力を選択することもできます。12V電源出力にしたい場合は、モジュールの裏蓋を開いて基板を取り出し、内部のジャンパーコネクタ(ハードストラップ)を差し替えてください。JMP2と書かれた青いジャンパーコネクタを、写真のように3番から1番に差し替えることで12V電源出力の仕様になります。その場合、スイッチONで赤線に12Vが出力され、スイッチOFFで12Vが切れます。この場合、白線は不使用(未接続)となり電気的に回路からは浮いていまが、念のため先端のギボシ端子をテープ等で絶縁するかカットして導体が露出しないようにしてください。
maniacs Console Decorative Switch用オルタネート変換モジュール(商品ページ)
(この作業の難易度レベル:2-A)