
自動車の外装で、このような安物の、外観を気にしない、汎用性の高いネジは、ここ以外にはありません。自動車メーカーではそんなネジは絶対に適用しないからです。他にも難点はあります。座面が小さいので締め込むとナンバープレートが歪みます。長期間使うとネジの個体のバラツキで赤さびが発生するものがあります。
洗車の時にはスポンジが引っ掛かるし、万一の際の衝突安全(加害性)の面でも好ましくありません。良くないことだらけですが、何十年来の規格なので、現代のセンスでの評価に耐えられないのも致し方ありません。無償支給品で文句も言えませんね。しかし気にして見始めるとどうにも気になって、我慢ならなくなってきます。
そもそも陸運局からタダでもらったボルトを装着し続けること自体、しっくり来ません。工房長は、個人的にこのボルトを何とかしたいとずっと考え続けてきました。市販の飾りボルトも随分たくさん購入して、実際に装着もしてみました。でもどうもしっくり来ない。かくなる上は、maniacs自身でこのナンバープレート用のボルトを何とかするしかありませんね(つづく)。