工房長です。RNS510 VICS BEACON RECEIVER by maniacs(MVR510S)を装着する際、Tiguanの場合はグローブボックスを脱着する必要があります(他の車種でビーコンレシーバーを装着するにはグローブボックスの脱着は基本的に必要ありません)。VWの車輌ではグローブボックスが簡単には脱着できない車種も多いのですが、Tiguanの場合は他のカバー類やコンソールを外すことなくグローブボックスだけを脱着できるので、とても簡単です。



グローブボックスを外すには、まずグローブボックスに装着されているグローブボックスランプとフットランプを取り外します。ランプの左右どちらかに切り欠き(マイナスドライバーを差し込めるようなスリット状の隙間)がありますので、そこにリムーバー(内装剥がし用へら)かマイナスドライバーを差し入れて手前に引き、ランプを抜き取ります。ランプからコネクターも抜いてランプは完全に取り外します。



つぎに、ダッシュボード左端のカバーを開きます。写真ではグローブボックスにマニュアル類を入れたままにしていますが、実際の作業時にはこの時点で内容物を全て取り出して空にしておいた方が後の作業が楽です。左カバーを開いたら、正面から上3箇所、下2箇所のネジ(写真の矢印の位置)を外します。ネジはトルクスT20です。



ネジを外し、左端のカバーの爪が掛かっていないことを確認したら、グローブボックス全体を慎重に手前に引っ張ります。グローブボックスは基本的にこれで外れます。あとは、グローブボックスの背面で接続されている配線、配管類を外せばOKです。始めにクーラーボックス用の冷気配管を抜きます。これはゴムホースが差し込まれているだけですので、引っ張れば抜けます。
次に、開閉スイッチのコネクタを抜きます。これは左側のベロを開いて爪の掛かりを外してコネクタを引き抜くだけですが、少しだけコツが要ります。爪の掛かりに返しがついているので、先にコネクターを引っ張ってしまうとベロを開いても爪が外れなくなります。まずコネクタを完全に押し込んで、その状態でベロを十分に開いて、それからコネクターを引っ張るとズムーズに抜けます。


最後に、助手席エアバッグスイッチ用のコネクタを抜きます。水色のロックを引っ張った状態でコネクタを引っ張ると抜けます。このコネクタを抜いた状態でイグニッションをONにすると、エアバッグ警告灯が点灯してしまい、再度コネクタを接続しても警告灯が保持されてしまいます。このコネクタを外した状態ではイグニッションをONしないようにご注意ください。
グローブボックスを外した状態は、この写真のようになります。写真からは大がかりな分解作業のような印象を受けますが、難しい作業や壊してしまいそうな箇所もないので、比較的お手軽に脱着できます。装着は、この逆の手順になります。ランプのコネクタ2箇所は、グローブボックスを装着する際に穴から顔を出しておくようにしてください。
グローブボックスは、ネジ止めしなくてもしっかり宛った状態で脱落しないのが正しい状態です。各箇所の突起が車輌側に掛かって、自重を支えるようになっています。手を離すとグラグラする状態というのは、どこか突起が填っていない状態ですので、各部を良く見て突起が填るように宛って、しっかり位置が決まってからネジ止めしてください。
以上、ビーコンレシーバーの装着に限らず、グローブボックスの脱着ができると諸々の後付け作業に役立ちますので、Tiguanにお乗りの方は何かの機会にはこのマニュアルを是非ご参照いただければと思います。
RNS510 VICS BEACON RECEIVER by maniacs 商品ページ



グローブボックスを外すには、まずグローブボックスに装着されているグローブボックスランプとフットランプを取り外します。ランプの左右どちらかに切り欠き(マイナスドライバーを差し込めるようなスリット状の隙間)がありますので、そこにリムーバー(内装剥がし用へら)かマイナスドライバーを差し入れて手前に引き、ランプを抜き取ります。ランプからコネクターも抜いてランプは完全に取り外します。



つぎに、ダッシュボード左端のカバーを開きます。写真ではグローブボックスにマニュアル類を入れたままにしていますが、実際の作業時にはこの時点で内容物を全て取り出して空にしておいた方が後の作業が楽です。左カバーを開いたら、正面から上3箇所、下2箇所のネジ(写真の矢印の位置)を外します。ネジはトルクスT20です。



ネジを外し、左端のカバーの爪が掛かっていないことを確認したら、グローブボックス全体を慎重に手前に引っ張ります。グローブボックスは基本的にこれで外れます。あとは、グローブボックスの背面で接続されている配線、配管類を外せばOKです。始めにクーラーボックス用の冷気配管を抜きます。これはゴムホースが差し込まれているだけですので、引っ張れば抜けます。
次に、開閉スイッチのコネクタを抜きます。これは左側のベロを開いて爪の掛かりを外してコネクタを引き抜くだけですが、少しだけコツが要ります。爪の掛かりに返しがついているので、先にコネクターを引っ張ってしまうとベロを開いても爪が外れなくなります。まずコネクタを完全に押し込んで、その状態でベロを十分に開いて、それからコネクターを引っ張るとズムーズに抜けます。


最後に、助手席エアバッグスイッチ用のコネクタを抜きます。水色のロックを引っ張った状態でコネクタを引っ張ると抜けます。このコネクタを抜いた状態でイグニッションをONにすると、エアバッグ警告灯が点灯してしまい、再度コネクタを接続しても警告灯が保持されてしまいます。このコネクタを外した状態ではイグニッションをONしないようにご注意ください。
グローブボックスを外した状態は、この写真のようになります。写真からは大がかりな分解作業のような印象を受けますが、難しい作業や壊してしまいそうな箇所もないので、比較的お手軽に脱着できます。装着は、この逆の手順になります。ランプのコネクタ2箇所は、グローブボックスを装着する際に穴から顔を出しておくようにしてください。
グローブボックスは、ネジ止めしなくてもしっかり宛った状態で脱落しないのが正しい状態です。各箇所の突起が車輌側に掛かって、自重を支えるようになっています。手を離すとグラグラする状態というのは、どこか突起が填っていない状態ですので、各部を良く見て突起が填るように宛って、しっかり位置が決まってからネジ止めしてください。
以上、ビーコンレシーバーの装着に限らず、グローブボックスの脱着ができると諸々の後付け作業に役立ちますので、Tiguanにお乗りの方は何かの機会にはこのマニュアルを是非ご参照いただければと思います。
RNS510 VICS BEACON RECEIVER by maniacs 商品ページ