工房長です。PivotマルチゲージXVの取り付け、前回のマニュアルでケーブルの布線まで説明しました。今回、やたら丁寧に説明しているので(笑)、長編になっていますが、実際の作業は落ち着いてゆっくりやっても全部で1時間もあればできる作業だと思います。
エアコンダクトリッド取付構造(090305リンク追加)
さて、いよいよby_maniacsコンプリートの説明です。by_maniacsコンプリートには、Pivotマルチゲージ本体と、OSIRメーターポッドの他に、左写真の3点がセットになっています。右上がエアコンダクトのリッド、左上がメーターポッド用のフィッティングシート、下はエアコンダクトからの気流を逃がす掃気用ホースです。
エアコンダクトを取り外した内側は、写真のように車輌側のダクトが開きっぱなしになっています。このままPivotマルチゲージXVを装着してもほとんどの場合大きな問題はないと思いますが、エアコンの空気がPivotマルチゲージXVに直接あたるので結露等がやや心配なのと、ダッシュボード内部に回り込むのも今ひとつ釈然としません。
リッドはクッションラバーでできていて、ダクトをぴったり塞げるようになっています。周囲にはフランジ状に出っ張りがあり、その裏側は粘着剤がついていてリッドに完全に密着します。エアコンダクトの内側右上にセンサーがありますので、リッドの右上に掃気穴を設けて気流を逃がすようになっています。これでセンサーも正常に機能します。
まずは、裏面の剥離紙を剥がさないままで、リッドを一旦はめてみてください。この時点で、リッドがピッタリはまることを確認し、はめ方のコツもつかんでください。リッドの左端の上下をダクトに合わせて先にはめて、リッドを左方向に軽く押し当てるようにしながら、徐々に右端まではめていくと上手くはまります。
仮装着でうまくはまることを確認したら、一旦リッドを取り外して、ダクトの端面の汚れ落としと脱脂をします。by maniacsコンプリートにはPACクリーナーが添付されますので、端面をぐるりと一周クリーナーで拭ってください。
脱脂が完了したら、リッド裏面の剥離紙を剥がして本装着します。剥離紙は環状になっているので、どこか一箇所を切ると簡単に剥がせます。剥離紙を剥がしたら、仮装着のときと同じにリッドをはめていきます。
リッドをはめたら、周囲を一通り奥方向に押さえて、粘着剤を密着させます。その際、ダクトの端面の感触がスポンジ越しに指先で分かりますので、全周がはまっていることを確認してください。写真のようにピッタリとはまって、リッドは歪みなく平面になります。
by_maniacsコンプリートの場合、もう一つだけ部品を外す必要があります。掃気ホースを通す作業のため、ヘッドライトスイッチ下の小物入れを一旦外します。まずは、小物入れを開いて、つっかえる角度まで全開にします。写真の車輌はここにETCが着いていますが、普通はありませんのでご安心ください。
全開にした状態で、左右の壁を内側に押すようにしながら、さらに小物入れを下方向に開けるようにします。少し強めに左右の壁を押さえると、ストッパーを通り越して小物入れがさらに大きく開きます。左右の壁からストッパーが外方向に引っ掛かっているので、それを意識しながらやるとうまくいきます。
大きく開いたら、小物入れの前面が水平になるくらいの角度にして、手前方向に真っ直ぐ引きます。写真のようにヒンジはC型になっているので、手前に引っ張ると外れます。ヒンジが外れると、小物入れ全体が取り外せます。
小物入れを外したら、掃気ホースをエアコンルーバーの穴から下方向に差し込んでいきます。ホースの片方の先端付近にマーキングがありますので、マーキングしてない方を先頭にして差し込みます。ホースはやや左寄りに差し込むようにするとスムーズです。
ホースを差し込むとすぐに小物入れの穴から見えてきますので、そこで一旦ホースを受け取り、続きは小物入れの穴から作業するようにします。ホースを通すというと少し厄介に感じるかもしれませんが、このあたりはとても広い空間があいていますので、作業は簡単です。
ホースはさらにこの空間の底板にある穴を通して、先端を足下スペースに引き出します。上から見え難い場合は、底板の下側から反対の手で迎えに行くようにすると、簡単に通すことができます。むしろ、スカスカなので、ホースがストンと下まで行ってしまう場合があるので、ホースを保持して作業ください。
ホースは、写真のようにエアコンダクト用の穴の隙間スペースから顔を出させます。写真の右端はODB2ポート、右下は足下灯です。ペダル付近のスペースの天井部分を写したものです。ホースは抜け落ちないように、付属のタイラップにて適宜固定してください。緩めの固定で大丈夫です。
ホースの上側の先端付近にはマーキングがあります。このマーキングの線までリッドの穴に差し込んでください。そのままブチュッと穴に押し込めば差し込めます。差し込んだ部分のスポンジの納まりが悪い場合は、差し込んだホースを何度か揺するようにすると馴染みます。
ホースはこんな感じで納まります。手前方向は余裕がありますので、ホースの断面が潰れないように緩いカーブで自然に下方向に導くようにしてください。自然な曲げ加減でホースを通して、先端が足下に突き出しすぎる場合は、ハサミなどで丁度良くカットしてください。
以上でby_maniacsのエアコンダクトリッドと掃気ホースの取り付けは完了です。これでより安心してPivotマルチゲージXVを使用できます。あとはいよいよPivotマルチゲージXV本体の装着です。次回完結予定です、お楽しみに。
Pivotマルチゲージ商品ページ
エアコンダクトリッド取付構造(090305リンク追加)
さて、いよいよby_maniacsコンプリートの説明です。by_maniacsコンプリートには、Pivotマルチゲージ本体と、OSIRメーターポッドの他に、左写真の3点がセットになっています。右上がエアコンダクトのリッド、左上がメーターポッド用のフィッティングシート、下はエアコンダクトからの気流を逃がす掃気用ホースです。
エアコンダクトを取り外した内側は、写真のように車輌側のダクトが開きっぱなしになっています。このままPivotマルチゲージXVを装着してもほとんどの場合大きな問題はないと思いますが、エアコンの空気がPivotマルチゲージXVに直接あたるので結露等がやや心配なのと、ダッシュボード内部に回り込むのも今ひとつ釈然としません。
リッドはクッションラバーでできていて、ダクトをぴったり塞げるようになっています。周囲にはフランジ状に出っ張りがあり、その裏側は粘着剤がついていてリッドに完全に密着します。エアコンダクトの内側右上にセンサーがありますので、リッドの右上に掃気穴を設けて気流を逃がすようになっています。これでセンサーも正常に機能します。
まずは、裏面の剥離紙を剥がさないままで、リッドを一旦はめてみてください。この時点で、リッドがピッタリはまることを確認し、はめ方のコツもつかんでください。リッドの左端の上下をダクトに合わせて先にはめて、リッドを左方向に軽く押し当てるようにしながら、徐々に右端まではめていくと上手くはまります。
仮装着でうまくはまることを確認したら、一旦リッドを取り外して、ダクトの端面の汚れ落としと脱脂をします。by maniacsコンプリートにはPACクリーナーが添付されますので、端面をぐるりと一周クリーナーで拭ってください。
脱脂が完了したら、リッド裏面の剥離紙を剥がして本装着します。剥離紙は環状になっているので、どこか一箇所を切ると簡単に剥がせます。剥離紙を剥がしたら、仮装着のときと同じにリッドをはめていきます。
リッドをはめたら、周囲を一通り奥方向に押さえて、粘着剤を密着させます。その際、ダクトの端面の感触がスポンジ越しに指先で分かりますので、全周がはまっていることを確認してください。写真のようにピッタリとはまって、リッドは歪みなく平面になります。
by_maniacsコンプリートの場合、もう一つだけ部品を外す必要があります。掃気ホースを通す作業のため、ヘッドライトスイッチ下の小物入れを一旦外します。まずは、小物入れを開いて、つっかえる角度まで全開にします。写真の車輌はここにETCが着いていますが、普通はありませんのでご安心ください。
全開にした状態で、左右の壁を内側に押すようにしながら、さらに小物入れを下方向に開けるようにします。少し強めに左右の壁を押さえると、ストッパーを通り越して小物入れがさらに大きく開きます。左右の壁からストッパーが外方向に引っ掛かっているので、それを意識しながらやるとうまくいきます。
大きく開いたら、小物入れの前面が水平になるくらいの角度にして、手前方向に真っ直ぐ引きます。写真のようにヒンジはC型になっているので、手前に引っ張ると外れます。ヒンジが外れると、小物入れ全体が取り外せます。
小物入れを外したら、掃気ホースをエアコンルーバーの穴から下方向に差し込んでいきます。ホースの片方の先端付近にマーキングがありますので、マーキングしてない方を先頭にして差し込みます。ホースはやや左寄りに差し込むようにするとスムーズです。
ホースを差し込むとすぐに小物入れの穴から見えてきますので、そこで一旦ホースを受け取り、続きは小物入れの穴から作業するようにします。ホースを通すというと少し厄介に感じるかもしれませんが、このあたりはとても広い空間があいていますので、作業は簡単です。
ホースはさらにこの空間の底板にある穴を通して、先端を足下スペースに引き出します。上から見え難い場合は、底板の下側から反対の手で迎えに行くようにすると、簡単に通すことができます。むしろ、スカスカなので、ホースがストンと下まで行ってしまう場合があるので、ホースを保持して作業ください。
ホースは、写真のようにエアコンダクト用の穴の隙間スペースから顔を出させます。写真の右端はODB2ポート、右下は足下灯です。ペダル付近のスペースの天井部分を写したものです。ホースは抜け落ちないように、付属のタイラップにて適宜固定してください。緩めの固定で大丈夫です。
ホースの上側の先端付近にはマーキングがあります。このマーキングの線までリッドの穴に差し込んでください。そのままブチュッと穴に押し込めば差し込めます。差し込んだ部分のスポンジの納まりが悪い場合は、差し込んだホースを何度か揺するようにすると馴染みます。
ホースはこんな感じで納まります。手前方向は余裕がありますので、ホースの断面が潰れないように緩いカーブで自然に下方向に導くようにしてください。自然な曲げ加減でホースを通して、先端が足下に突き出しすぎる場合は、ハサミなどで丁度良くカットしてください。以上でby_maniacsのエアコンダクトリッドと掃気ホースの取り付けは完了です。これでより安心してPivotマルチゲージXVを使用できます。あとはいよいよPivotマルチゲージXV本体の装着です。次回完結予定です、お楽しみに。
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