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カテゴリ: 開発中

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工房長です。maniacs 4D Console Decorative Switch for Golf7 (Type B) は、右側コンソールスイッチの下段にパークディスタンスコントロールスイッチが標準装備されていない車両用の商品として、現在開発中です。ノーマルの状態で右側コンソールスイッチが写真のように全部ブランクになっている車両には、この現在開発中のType B が適合します。

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表調部のデザインは、上段はクイックホーン用、中段はサンクスブリンカー用で、現在販売中のパークディスタンスコントロールスイッチのある車両用(Type A)と同じ、下段のデザインはこの写真の3種類です。左写真は増設ランプをイメージしたスイッチで、内装のランプにも外装のランプにも使用できるデザインです。右写真は後付け機器の電源スイッチのイメージで、レーダー、ドラレコ、スマホ関連機器、その他なんにでも使えます。

そして中写真はスピーカーの絵柄で、GTIとRに標準装備されているサウンドアクチュエーターをOFFにすることをイメージした絵柄です。このスイッチにオルタネート変換モジュールを接続して、バルクヘッドにあるサウンドアクチュエーターを直接OFFにすることを考えています。コーディングによるOFFと異なり手元でワンタッチでコントロールできるので、自然なエンジン音で走りたいときに便利です。また、オーディオやナビ音声など後付け機器のミュート用にも使えると思います。 

中段と下段のスイッチは、動作に応じて黄色のパイロットランプが点灯する機能があります。パイロットランプの点灯は、ON時に点灯とOFF時に点灯を、ユニット内のジャンパー設定で選択できます。ハードの開発は完了していますが、表徴部のデザインの微調整で(実は写真のものは製品として制作したものですが、ちょっと失敗)、版から 起こし直して再制作しています。なんとか、20日頃に発売できるように、頑張っています。発売までもう少々お待ち下さい。

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工房長です。先日お知らせしましたmaniacs 4D Console Decorative Switch (Golf7) 、細部の微調整が思ったよりスムーズに決まり、製品版の完成です!! 純正パーツを加工して製作していますので、純正同様のクォリティに仕上がっています。表調のデザインも違和感なく馴染んでいます。

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装着はノーマルの三連スイッチをそっくり交換するかたちです。全くのポン付けで交換できます。クイックホーンモジュールとサンクスハザードモジュールを接続できるようになっており、そのための配線は車両配線とは独立にスイッチ裏面から直接引き出してあります。モジュールの接続もワンタッチです。

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車両への装着は、何の問題もなくピタッと納まります。もちろん何の違和感もありません。最初からそうだったような感じ。モジュールへの配線を接続しなくても、ポン付けでノーマルのスイッチと交換しただけでスモール連動のイルミは点灯します。これだけでも十分カッコイイですね!!

今週末には発売できると思います。ご期待ください!!(装着はノーマルのスイッチと交換するだけですが、作業マニュアルのアップは年明けになる可能性があります、予めご了承ください。)

工房長です。Golf7用のmaniacs 4Dシリーズの次なる商品を開発中です。その名もズバリ!maniacs 4D Console Decorative Switch !

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Golf7のシフトノブの右脇には、最もアクセスし易い場所にブランクカバーが2つもあります。左側のややアクセスし難い方はスイッチが全部実装されているのに、ドライバーに近い右側がブランクというのは不合理な感じですね。当然そこは夜間のイルミも点灯しませんし、上級グレードの車両にしてはチョット寂しい雰囲気です。ここにデコラティブスイッチを実装して、ちゃんとスイッチらしくしちゃおうってわけです。夜間のイルミが灯るだけでもインテリア全体のグレード感がグッとアップするはずです。

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さて一方、クイックホーンはこれまでもmaniacs STADIUMの施工でGolf7に装着できていて、スイッチはヘッドライトスイッチの隣か、ステアリングコラムの横に、ドーム型の押しボタンを設置しています。これはこれで満足のいく操作感なのですが、デコラティブスイッチにクイックホーンの機能をアサインできれば、車全体として更に統一感のある完成度になること間違いなしです。もちろん、デコラティブスイッチは単にインテリア装飾でもOKなので、モジュールを接続するも良し、しないも良しです!

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っという一石二鳥で、さっそくデザインです。つまり、クイックホーンとサンクスブリンカーを接続できる図柄にしてみます。っで、早速今までと同じ調子で原稿を描いてみると、なんか違和感が・・・良く見ると、Golf7は5,6までとはインテリアに使われているフォントが全く異なっていました。インテリアを撮影して、できるだけ近いフォントを探します。右写真の赤文字4はGolf5,6用のデコラティブスイッチで使用したフォントです。全然違いますね。結局、既存のフォントにない文字はフォントを作りました。

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スイッチの機能は、信頼性と耐久性を確保するため、VW純正部品をベースとして使用します。純正スイッチは一つずつバラバラの構造ではなく三連一体型なので、まず上中下段の全部にスイッチ機能が実装された純正部品を用意。そこからモジュールのコントロール信号を取り出す方法は何通りか考えられます。検討の結果、お客様のDIY装着時の使い勝手を優先し、製品の製造に手間は掛かりますが基板を改造して配線を直接引き出す方法を採りました。動作テストももちろんバッチリ!

今回、完成写真がありませんが、もうほぼ製品レベルにできていますので、次回には掲載できます。年内発売を目標に鋭意開発中です! 乞うご期待!!

工房長です。お待たせしておりますmaniacs DSG Paddle 4D Extension(High gloss Black)、本日お客様に車両のご協力をいただき、装着写真を撮影しました。

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工房長自身も、Golf RにHigh gloss Blackのパドルエクステンションを装着するのは初めてで、ドキドキです。はたして、装着してみるとこれが予想以上のマッチング。自賛的で恐縮ですが、正直「ふ〜〜んっ」と溜め息が出るくらいカッコイイ。

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ひとことで言うなら、「上質」です。Golf Rの重厚感あふれるコックピットに、しっくりと馴染んでいます。全く違和感がないのはもちろんのこと、装着した状態を一度見てしまうと、もうないと寂しいと思ってしまうくらいに、必要不可欠の印象すらあります。

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現在、製品の1stロットが製造工程にあります。あと1週間くらで発売できる見込みです。発売まで、もう少々お待ちください。

工房長です。開発経緯をお知らせしてまいりましたmaniacs DSG Paddle 4D Extension、先日ついに完成し、発売に漕ぎ着けました。そして、おかげさまで大好評をいただいております。製造プロセスはまだ完全な量産体制が構築できておらず、数量が少しずつしか入荷せずにご不便をおかけしますが、品質の方は万全の状態で出荷させていただいております。10月には十分な数量を生産できるように、工程整備を頑張っているところです。

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さて開発記の方は、前回Golf7用maniacsパドルエクステンション開発記(4)で金型製作に着手しようというところまでお伝えしました。その金型製作前に、最後の微調整をします。まず試作品の実車装着評価の結果を踏まえて、製品版の両面テープの形状を詳細に設計し、それに合わせてパドルエクステンションの装着面の段差形状を微調整します。それから、意匠の仕上げとして、maniacsのマークを裏面に大きく配置し、ロゴを表面の下部にバランス良く配置しました。細かなこだわりですが、マークは左右で鏡像反転して対称に配置、ロゴは左右同一の向きで対称位置に配置しています。これで本当に設計データはフィックス。金型製作にGOを掛けました。

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金型製作の間に諸々を決定します。まず両面テープは、薄すぎるとフィッティングがシビアになり、厚すぎると操作時の剛性感をスポイルします。また、操作力や車内温度上昇に耐える貼付強度は勿論のこと、外したいときには糊残りせずに綺麗に外せる特性も必要です。最適な選択として、maniacsパドルエクステンションの実績を踏まえて、3M製のVHBシリーズの中から0.4mmハイソフトタイプを採用しました。塗装は一般的な艶消し黒と銀ではなく、内装カラーに合わせて専用の調色を行っています。ブラックの方は通常のアクリル系やウレタン系塗料ではなく、耐摩耗グレードの塗料を用いて下塗り+仕上げの二回塗り、シルバーの方は下塗りのあと中研ぎを入れてから仕上げ塗りをしています。

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待つこと約2ヶ月、金型が完了して早速Tゼロ(0次トライ)です。今回は金型製作や射出成型がやり易い製品形状(DFM)を最初から十分に考慮して設計してきたので、なんとTゼロでほぼOKです。そのTゼロ品に製品と同レベルの塗装を施して外観チェック。maniacsマークの方は塗装で目立たなくなりましたが、かえって控え目で上品な感じです。ロゴの方はシルバーに塗装すると絶妙な高級感。このまま発売できそうな98%くらいの完成度ですね。じつはmaniacsのデモカーには今でもこのTゼロ品が装着されています(自分で使うなら、もうこれで十分かな、笑)。しかし残りの2%、簡単に直ると思った微かな湯流れムラの修正に、あとでとんでもなく苦労するとはこの時点で知る由もなく(苦笑)。

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バラストは、操作時のイナーシャを最適化して、手指に馴染むイイ感じのクリック感を出すために入れていますが、同時に剛性メンバーとしての役目も担っています。製品を手にとると感じられるガッシリとした剛性感はこのバラストのおかげです。なので寸法精度が重要で、試作品では僅かに余裕気味に作りましたが、製品版は周囲0.05mm〜0.1mm大きくしました。流石に細かすぎる拘りで、こういう話にご興味ない方には「もう好きにしてよ」ってレベルですね。そして、量産時にはプレス(打ち抜き)で製造する予定でしたが、反りや捻じれを回避して安定した品質を保つため、製品も全て、あえて量産性に劣るレーザーカットで作ることに方針変更しました。右写真のバラストは全てレーザーカット品です。

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そして、いよいよ製品初回ロットを製造するため、射出成型条件の最後の詰めです。射出圧力、温度、冷却時間などの条件を少しずつ変えてサンプルを作り、それを評価します。ここで簡単に直るはずの最後の2%、湯流れの微かなムラがどうしても直らず「そのまま発売しちゃっても良いかな」と悪魔がちょっと囁きましたが、やっぱり我慢できません。結局、金型を降ろしてもう一度型屋さんに戻し、細部の微調整、型表面の再仕上げを行って、ようやく満足のいく製品となりました。そして、その製品版の部材で最終の組み立て確認、装着確認。全て問題なく、バッチリOKです。

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商品開発に使ったステアリング単体は、敬意をこめて店頭に展示。発売の少し前から展示したのですが、お客様の評判は上々です。拘りのパッケージも設計完了して、イイ感じにピッタリ納まりました。商品には両面テープが2セット(うち1セットは予備)と脱脂用のPACクリーナーが付属します。装着のフィッティングもピッタリと納まりますので、位置合わせなど何も考えなくても、どなたにでも簡単、確実に装着していただけます。

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実際装着するとこんな感じ。写真で見るよりも現物は立体感があって、コックピットの一要素として当然のように役割を担っている感じがあります。そしてノーマルのパドルを操作したときの少し「ペコッ」っと軽やかすぎるクリック感は、エクステンションの剛性とイナーシャコントロールで気持ちよい節度感に生まれ変わります。DSGをシフトしている、という実感が得られます。妥協なく完成したmaniacs DSG Paddle 4D Extension。最適化された3次元のディメンジョンに加え、4つ目のディメンジョンたる感覚性能。4Dの名に恥じない作り込みがなされています。ぜひ愛車に装着して体感していただきたいと存じます(完)。

工房長です。先日Audi用のS-tronicパドルプログレスを発売しましてから「Golf7用パドルエクステンションの方はいつ出ますか?」というお問い合わせを今まで以上にたくさん頂戴するようになりました。maniacs製品にご期待をお寄せくださって本当にありがとうございます。7/23に日程感のご説明をしましてからは比較的順調に進んでおり、8月末までの発売開始を目指して鋭意開発中です。現在、量産化の最後の詰めを行っています。

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さて開発記の方は、Golf7用maniacsパドルエクステンション開発記(3)で内部構造の設計を完了したところまで説明しました。その後の開発進捗をご説明します。0次試作のクレイモックアップ、1次試作の切削品ソリッドモデルを経て、内部構造まで忠実に作り込んだ2次試作モデルを、もう一度プラスチックの切削加工で製作しました。そしてその試作品ができ上がってきました。構造確認ですのでバラストも試作してます。こちらはスチールの板を形状データどおり正確にレーザーでカットしました。

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試作パーツが4ピースありありますが、4つ目の部品は実はオプションの「ハニカム・インレイ」です。っと言いつつ、結論から申しますとこのオプションは構想〜試作まででボツになりました(苦笑)。後付けでカチャリと嵌る装着構造も上手くいったのですが、若干クドイ感じかなと。これを採り入れると製品化に向けての調整項目が増えて発売が遅れる可能性もあり、残念ながら不採用。製品化の影には、けっこうイイ線いってるけどもう一息でボツになる無数のアイディアが存在する、という一例でした。

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さて、気を取り直して2次試作品の確認です。白いプラスチックの素地では、なんだか雰囲気が分からないということで、2次試作品は製品並みに塗装まで行いました。塗装をしてみると思った以上にイイ感じですね。そして各部品の形状に違和感がないかや、製造性、組み立て性も細かくチェックしていきます。とくに薄いフィン状の部分とシルバーの棒状の部分を接合する箇所が気掛かりだったのですが、綺麗に納まっています。設計上の大きな不具合がないことが分かり、ほっと一安心。

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実際にステアリングに装着し、それから車両にも装着して評価しました。外観のマッチングは狙い通りで申し分ありません。シルバーの棒状の力強い陰影がステアリングスポークの枠ぶちと絶妙に融和。そして奥行き方向に段違いになった縦捻じれと横捻じれのような関係が独特の立体感を醸し出しています。裏面から見てもしっかりとGolf7世代を感じさせる隙のなさ。作者自身の期待をも超える印象の良さです(笑)。雑誌等に紹介していただいた写真も、実はこの2次試作品です。

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っと悦に入っているわけにはいきません。製品化に向けた細かい詰めの作業が、まだまだ山ほどあります。左のスライドはその一例ですが、裏面のリブ状のデザインの裏側、つまり両面テープを貼る面の形状です。外観面ではないのですが、こういう部分の細かな形状をしっかり詰めるかどうかで、量産時の製造品質が違ってきます。真ん中のスライドも組み立ててしまうと見えなくなる部分です。こういうところも妥協なく詰めていきます。そして右のスライドで成型の射出ゲート位置を決めています。

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そして製品化前のいよいよ最も重要な作業、外観デザインの細部の仕上げです。この2次試作の状態のままでも、おそらく50cm離れて見たらもう十分なのですが、しかし至近距離から見た場合の完成度というのは細かなな部分が意外なほど効いてくるのです。ここからがmaniacsのmaniacsたるところ。じっくりと舐めまわすように各部を観察して、違和感がないか、形状のバランスが最適になっているか、時間を掛けてチェックし尽くします。

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製品化に向けてのデザインの仕上げとは、例えば左スライドではボツになったオプション部品のために仕込んだフィン形状の段差を消してフィンの断面形状を再構成しています。真ん中のスライドでは、各部の角の丸み(Rと言います)を指定しています(ノウハウなので、数値情報は伏せています)。右のスライドでは、裏面のリブの形状を微調整しています。他にも諸々。そうして、ようやく製品版の設計が確定。いよいよ金型の製作にGO!を掛けます。もう後戻りは許されません。(つづく)

工房長です。たいへんお待たせしました。S-tronic Paddle Progressの開発進捗につきまして、前回のS-tronic Paddle Progress 開発記(7)で、金型の最終調整までをお伝えしました。しばらく間が空いてしまいましたが、ついに完成しました!!長かった開発記の完結編です。

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最終調整で、車両のパドルに対しての装着のクリアランスを0.1mm単で合わせ、それからインサートモールドのバラストの位置が正確に決まるよう、これまた0.1mm単位で合わせます。トライをして、確認評価を行って、金型を微調整するという作業。上手くいくときはほとんど一発で決まるのですが、今回は思った以上の回数の調整が入り、開発期間が延びてしまいました。

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そして完成した金型で、量産の成型条件を詰めます。条件を何通りも振って慎重に評価する必要があります。成型の出来栄えは塗装してみないと分からない項目もあり、トライしては塗装をして評価するという繰り返しです。そしてこの期に及んで成型条件の絡みで、金型の射出ゲート部分をもう一回調整。ようやく納得のいく安定度で成型できるようになりました。

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両面テープの形状も再調整。試作はカッティングプロッターで行いましたが、量産は型を起こすのでどうせなら格好良い方が良いです。塗装色は、試作までは既製の色を用いていましたが、製品はより正確に色合わせを行います。ブラックは単純な艶消し黒ではなく、内装色に合わせて専用の調色を行い、通常のアクリル系やウレタン系塗料ではなく、耐摩耗グレードの塗料を用いています。

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設計から1年以上掛かりましたが、ついに製品が完成!Audiの車両に相応しい品質に仕上がったと思います。ステアリングと同芯で奥行き方向も一定となる操作部、その必然性のために微妙に捻じれて湾曲した面構成が無駄のない美しさを感じさせます。ディンプルとリブを配した控えめのデザインが、形状の精度や質感と相まって、独特の存在感を醸し出しています。

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そして、いよいよ発売準備の最終段階です。商品のワクワク感や品質感を表現するよう、拘ってデザインしたパッケージが部材が入荷しました。商品の納まり具合もピッタリと決まりました。中仕切紙の表面は、S-tronicによるエンジン&ミッションの統合制御をイメージした電子回路と、効率的なパワー伝達をイメージした走行性能曲線をモチーフにし、裏面は説明書になっています。

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開発段階から当社のA3にはプロトタイプを装着して走行評価を行ってきましたが、発売を目前にしてそのプロトタイプから製品版に付け替えました。うん、実にイイ感じです。ピシッとフィットする装着感、違和感の全くないデザイン、そして極めて自然な操作性。それでいて、ちゃんと「付けた感」を味わうことができ、Audi本来のドライビングプレジャーを高めてくれます。自信を持ってお奨めする一品です。

maniacs S-tronic Paddle Progress(商品ページ)

工房長です。いよいよ発売開始しましたmaniacs Left Side 4D-FootPlate for Golf7、その開発コンセプトを前編後編にわけてご説明しました。その開発場面でいちばん苦労したのは、実は「簡単装着」です。商品コンセプトが的を射ても、装着作業が大変だったり、難しいと、お使いいただけるお客様が限られてしまいます。WebShopが生業のmaniacsにとって、「簡単装着」は必須用件なのです。

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さてその「簡単装着」の設計というのは、ぜんぜん簡単ではありません(笑)。むしろ背反で、簡単に設計してしまうと装着作業は難しくなり、装着作業を簡単にしようとすると設計はとても難しくなります。中でもこの Left Side 4D-FootPlate for Golf7の設計がとりわけ難しかった理由は「カント角補正」「厚み増し」「幅増し」、という3つの機能用件があったことです。つまり、開発コンセプトそのもの(笑)。

結論から申しますと「簡単装着」はちゃんと実現できています、ご安心ください。右足用で「10分で装着できました!」のようなユーザーレビューを多数いただきましたが、それと比べても簡単です。っという結論だけで終わっても全然OKなのですが、「工房長の浪花節を是非とも聞きたい」というコアなニーズ(そんなの本当にあるのか不明)にお応えして、開発の苦労話を少し語ってみます。

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フットレストの平らな踏面に平らなプレートを装着するには、普通に考えると「平行に」「密着させて」「丁度のサイズに」装着するのが最も簡単です。それを「中途半端な斜めに」「少し浮かせて」「横幅をはみ出させて」装着するのは並大抵でなく、せめて車両のフットレストにネジ穴を空けさせてもらって、そこにガチっとネジ止めしてしまいたいのです。しかしそれは簡単装着じゃないよね、というジレンマ。

車両部品にネジ穴等を空けずに確実な固定を実現する方法として、ノーマルフットレストに対するこのフットプレートの支持は主なところだけでも14箇所(12辺+2点)が同時に接する構造にしています。力を分散させることで全体のしっかり感を出す設計方針、言わば多点同時攻め。しかも、ステンレス部品はシンプルに4点、ネジは6本のみで構成しながら、ちゃんと要所を押えて攻めています。

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加えて難しかったのは、土台になるノーマルフットレストの形状と材質です。全ての面と辺に角度のついた捉え処のないへんてこな形状。材質はやや軟弱なプラスチックで、力の掛け方を間違えると土台の方が歪んでしまいます。この車両側の特性を克服するために採った手法は、全体を包み込む「モノコック」のような構造。ステンレスの枠で全体を覆って固めることで強度と剛性を確保しています。

そして、右足フットプレートに比較してステンレスの板厚を25%アップし、板材単体で195%の断面二次モーメント(=固さ感)を持たせています。各パーツの曲げ形状も工夫して高い剛性を確保し、CAD/CAMを活用した精度の高い設計〜製造で、三次元的に斜めの位置関係にもかかわらず、正確な位置決めと安定感のある装着を可能にしています。

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開発の過程では、装着のトレランスや剛性バランスの調整にも苦労しました。逐次改良を加えながら三次試作まで行って、ようやく安心してリリースできる製品版を完成させました。その甲斐あって装着はとても簡単。写真のような単純な部材を組み合わせて立体が構成されていき、それを宛がうだけで絶妙な斜めの角度にフィットし、そしてネジを締めると全体がギュッとしっかり固定されます。

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「簡単装着」「しっかり装着」に加えて、ちょっと自賛的ですが「「楽しい装着」と謳いたくなるような、その具体的な作業方法は、写真付きの装着マニュアルをご参照ください。オーナーさまがDIYで装着して、自らの手で車両をアップグレードする感覚。それはmaniacs創設以来の、愛車とのふれあい方の提案でもあります。ぜひDYIの楽しみと、ドライビングプレジャーの向上を体感してみてください。

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工房長です。Audi用のmaniacs S-tronic Paddle Progress の製品化につきまして、お知らせしてました時期よりも大幅に遅れてしまい、発売を楽しみにお待ちのたくさんのお客様には本当に申し訳ございません。現在、製造品質の最後の詰めを頑張っております。8月第1週に発売できるよう、全力を投入して完成を目指しています。もう少しだけお待ちください。万全の品質にて発売いたします。

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また、Golf7用のmaniacs DSG Paddle 4D Extension につきましては、8月中の発売を目指して急ピッチで開発を進めております。現在量産試作の段階まで漕ぎ着けており、製品化の最終的な詰めを行っております。ドライビングプレジャーを最大限に引き出す機能性と、究極のインテリアの統一感を実現するmaniacs 4Dシリーズ。その中心位置に相応しい存在感になると確信します。

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manicsオリジナルパーツにご期待をお寄せいただき、本当にありがとうございます。たくさんのお客様からお問い合わせを頂戴しており、お待たせしてしまい開発担当として心よりお詫びいたします。品質に妥協することなく、最大限の努力にて1日も早く発売できるよう引き続き頑張りますので、何卒もう少々お待ちください。

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店長です。たいへんお待たせいたしました。 Audi専用 maniacs S-tronic Paddle Progress が7月上旬に発売です。今まで何度も延期しまして、お待ち頂いております皆さまには大変申し訳ありませんでしが、いよいよ最終的なOKも出て、あとは生産品が上がってくるのを待つばかりです。発売日、価格など今月中には再度お知らせ出来る予定です。いましばらくお待ちください。

※上記写真は、「Audi MAGAZINE 2015」掲載時のものです。

適合車種
Audi A1/MY2011-
Audi A3(8V)/MY2013-
Audi A4(8K)/MY2013-
Audi A4 allroad quattro/MY2010-
Audi A5(8T)/MY2012-
Audi A6(4G)/MY2011-
Audi A7(4G)/MY2011-
Audi A8/MY2010-
Audi Q3/MY2012-
AUdi Q5/MY2013-
Audi Q7/MY2010-

※Avant、Sportback、Sedan、Coupe、S-Lineなど派生モデルも含みます。
※S/RSには原則装着出来ません。
※パドルシフトが装備されている車両に限ります。
※デザインは変更になる可能性もございます。

なお、今週末6/27(土)、6/28(日)の【今週末!体感試乗会開催!】SACHS Performance Coilover RS-1/Golf7/Audi A3の試乗車、Audi A3 Sedan 1.8T quattromaniacs S-tronic Paddle Progressを装着しておりますので、そちらもぜひお手にとってご覧くださいませ!

工房長です。前回のGolf7用maniacsパドルエクステンション開発記(2)で、形状デザインを正確にデータ化したところまでお伝えしました。その続報です。製品は削り出しの試作とは異なり、ムクの塊りで製造することはできないため、製造可能な構造に落とし込む必要があります。まず基本構成は、量産時の外観品質を確保するため、マットブラックの本体部分と表面の金属調部分のツーピースに分割して、それぞれを成型してから噛み合わせる構造としました。

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外形デザインデータを基に、内部構造を作り込んで製品設計データを作っていきます。プラスチックを高精度に成型するには「均等肉厚」にすることが重要で、そのためにモナカのような中空構造が基本になります。その中央に上から下まで縦断するリブを立てて「E」のような断面形状にして、強度と組み立て性を確保することにします。そして中図の絵のような構想を立てて、実際のスケールにしてCAD上で設計してみると、右図のようになってしまうことがわかりました。

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成型時の品質を考慮して、肉厚をできるだけ下げながらバランスを取っていきます。断面形状は上から下まで一定ではなく、各部分で連続的に変化しますので、ポンチ絵を描いてはCADに反映し、何度も打ち合わせを繰り返して、それぞれの部分を精細に確認して全体を詰めていきました。とくに、中央を縦断するリブは、その付け根の裏面が外観面になり、そこに「ヒケ」と言われるせ凹みを発生させる可能性があるので、リブを立てる位置は慎重に検討する必要があります。

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それから重要なポイントとして、車両への装着部から伸びたフィン状の部分が棒状の操作部の先端につながる、繋ぎ目の処理があります。フィンの方は繋ぎ目の根元までブラックにしたいですし、棒状の上半分はフィンの付け根の際までシルバーにしたいので、ちょうどこの切り替わりのラインが部品の分割ラインになる必要があるのです。分割した両方の部材の製造性を考え併せて、フィンの付け根や、装着部と棒状の合わせ目などの、分割ラインを精細に設計してきます。

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各部材の形状が概ね決まった時点で、モールド成型の製造要件を作り込んで行きます。具体的には、射出ゲートの位置、イジェクトピンの位置などをこの時点で概ね想定しておきます。そして、それら部材の設計データを重ね合わせて、全体の形状の最終確認を行います。それから、その体積をCAD上で計算して、比重を掛けて概算の質量を求めました。概算は17グラム程度で、操作性の面から考えても明らかに軽すぎです。

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剛性の確保と、操作時のイナーシャを持たせて感触を良くするため、内部にバラストを挿入することにしました。バラストの形状は、板を湾曲させて入れる方法や、棒状のものを加工して入れる方法なども検討しましたが、最も効率よく剛性と質量を確保できる方法として、2.3mm厚のスチールをプレスで異形に抜いて、それを入れることにしました。平面形状を何通りか検討した上で、詳細な形をCAD上で設計し、三次元的な配置を確認しました。良い感じに納まったと思います。

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バラストが内部でカタカタと動かないようにして、全体として一つの構造体のように作用するように、各部のクリアランスを調整します。プレス成型はカットした端面のエッジが表裏で微妙に異なり、表面は丸みを帯びますが裏面は若干バリっぽくなります。その性質も考慮して、同じ部材を左用と右用で反転して使用するのではなく、ここは拘りで左用と右用をそれぞれ専用に製造することにしました。さて、これで構造検討が完了しました。これから二次試作で最終確認を行うことになります。(つづく

工房長です。前回のGolf7用maniacsパドルエクステンション開発記(1)で、クレイモックアップを完成したところまでお伝えしました。その続報です。

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開発記(1)の後VW/Audi専門誌にて露出しましたが、製品イメージと装着イメージはこんな感じです。この画質レベルで公開するのは今回が初めてです(画像はモックアップの3Dデータをコックピットの実写と合成したCG)。ステアリングスポークの形状に溶け込むようにマッチする曲線美、コックピット全体のデザインを一層引き立てる立体的な奥行き感。maniacsのオリジナル商品は、「まるで純正のような出来栄え」「ノーマル以上に自然な雰囲気」といった形容を頂戴することが多いですが、この商品もまさにそうした開発コンセプトを高いレベルで具現化できたと思います。

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さて、この装着イメージ画像ですが、実はクレイモックアップそのものなのです。モックアップを精密な三次元測定器でデータ化して、それに画像処理でバーチャルに着色してイメージ画像を作りました。なので、製品レベルの試作品があるわけでもなく、CADデータも未だない状態です。ここからクレイの形状を再現するようにCAD上で面を構成していく作業が必要です。クレイモックアップは手作りなので、その微妙な形状の歪みやディメンジョンのズレがあり、それを補正しながらCAD上で綺麗な面に置き換えます。右図は実測データとCAD上に構成した形状データを重ねて比較しているところです。

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CADデータ化が完了したら、それをプラスチックで切削して試作します。この種の試作には3Dプリンターが最近普及しましたが、今回は材質感を含めてできるだけ詳細に確認したかったので切削を選びました。でき上がった一次試作品を、さっそく確認していきます。まずはディメンジョンの正確な確認。名刺で簡易ジグを作って測定しますが、この方法が意外に正確です。それから車両に装着して操作性を評価します。概ね狙い通りの操作感です。maniacsは操作性への拘りでも定評を戴いており、妥協できないところです。クレイモックアップとも比較しながら課題点や対応案を書き出していきます。

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今回が一次試作ということもあり、設計の修正は多岐に渡りました。まずディメンジョンは、奥行き方向で1.8mm、円弧方向で1.2〜2.5mmの調整が必要だと分かりました。クレイモックアップをCADデータ化する際に行った調整が、結果的にかなりのオーバーで戻す必要があります。実はクレイが意外と正確にできていたということです。それから装着部のフィッティングの調整、外観デザインもクレイから調整した部分が結果的に微妙にイメージが違ってしまい、戻す方向にデータを修正します。曲面形状は、Rの変化率がほんのちょっと違うだけで印象がガラリと変わるので、難しいです。

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それから、曲面と曲面の繋ぎ目のラインがデザインの意図通りになるように整えます。クレイモックアップは手作りなので繋ぎ目の微妙なところは自然と誤魔化しが効いて辻褄が合ってしまうのですが、CAD上で歪みのない精密な曲面を描くと、面と面の繋ぎ目のラインが結果的に意図とズレてきてしまうことがあるのです。繋ぎ目のラインはデザイン上でとても重要な要素ですので、面構成の辻褄を保ちながら調整を掛けていきます。これが意外と大変な作業です。それから裏面は試作時にはプレーンなデザインでしたが、ディメンジョン上の捩れが自然に見えるよう、デザインを加えることにしました。

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CADデータを修正して、それをディスプレイ上でじっくり確認して、さらに調整を掛けるというプロセスを何度か繰り返して、完成度を高めていきます。見た目のバランスだけの問題なので、大雑把に「こんなもんかな」と思ってしまえば、もう十分に完成と言っても良いのですが、この立体形状に対しての確固たる理想のイメージがあったので、それに向けてCAD上の形状との乖離を極限までゼロにしていきました。裏面のデザインについては、Golf7の外装からデザイン要素を引用していますが、安易に真似をするのではなく、細部の辻褄に拘った繊細なレイアウトを行っています。

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そして、ようやく外形デザインを確定。パーフェクトを自負できるレベルまで詰められたと思います。これはもう「自信作」と言ってしまいましょう。上のCADの絵と比較すると違いが・・・パッと見には殆んど分かりませんね(笑)。でも、この「拘り」「詰め」が大切なんです。っで、製品化に向けての今後の開発ステップはと申しますと、この段階ではCAD上の形状はソリッドなので、ここから内部構造の検討を行います。操作感を決定づける重要な要素であるイナーシャ(慣性重量)も設計に盛り込みます。現在、内部構造の設計を急ピッチで進めており、一日でも早くリリースできるよう頑張ります。(つづく

工房長です。S-tronic Paddle Progressの開発進捗につきまして、前回のS-tronic Paddle Progress 開発記(6)で、金型製作をGO!したところまでお伝えしました。その続報です。

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毎度のことながら、maniacsの拘りのために製品化に手間取ってしまい、お待たせして申し訳ありません。たくさんのお問い合わせを頂戴し、ありがとうございます。現在プロトタイプをmaniacsSTADIUMの店頭に展示してあり、手に触れたお客様から好評価をいただいています。機能、性能の面ではほぼ完了しているのですが、製品として自信を持って発売するための品質を妥協なく詰めております。上の写真は製品用の金型と、いろいろと試作を繰り返したサンプルです。

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本体部品で現在調整を重ねている課題点は2つあり、1つはヒケ(表面がうねるように凹んで成型される現象)です。左写真のように普通に見てもあまり気づかないレベルなのですが、良〜く見ると赤マジックの位置が微妙にヒケています。樹脂流れの解析、成型条件の調整、射出ゲートの変更等の対策を進めてきました。ほぼ改善したので「こんなもんかな」と思ってしまえば簡単なのですが、やはりきちんと解決したいので、最終的に肉盗み(表側の窪み)を拡大する金型変更をする判断をしました。

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もう1つの課題はインサートするバラストの状態です。パドルの操作感を向上するために、イナーシャをコントロールするためのバラストを内蔵しているのですが、その位置が微妙にズレて成型されてしまうのです。製品の状態では全く見えない「鋳ぐるみ」なので、内部でどうなっていても気付かれない部分ですが、見えないだけにズレていたら気持ち悪いです。確実に設計通りの状態になるように条件を詰めています。サンプルをカットして内部を確認し、支持ピンの位置を最適化しているところです。

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両面テープの設計と試作評価も実施しています。両面テープはGolf5,6用のパドルエクステンションで実績のある3M製のVHBシリーズです。装着強度と操作時のカッチリ感に直接係わる部分なので、とても重要です。最適な選択として0.4mm厚のハイソフトタイプを適用します。またテープの面積が重要で、小さすぎると装着の強度と剛性が不足し、大きすぎると貼着け作業ば難しくなり、取り外しもできなくなってしまいます。試作評価を繰り返して最適なサイズと形状を求めました。こちらは順調です。

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今回、意外な苦労をしたのが、シルバーの枠縁の部品です。形状は複雑ではないのですが細いので設計どおり正確に綺麗に成型するのが難しいのです。加えて表裏両面が外観面になるので、射出ゲートやイジェクトピン(金型から製品を押し出すピン)を配置できる箇所が非常に限られます。当初の案ではこのゲートとイジェクトピンの配置で行き詰ってしまいました。金型は完了したのですが、所望の品質に成型できず、なんと金型を丸ごと作り直すと判断せざるを得ませんでした。

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「妥協しない」と簡単に言っても、金型まるごと再製作は結構な痛手です。次は絶対に失敗できないので、成型に関わる細かな寸法や形状、とくに「抜き勾配」と言われる垂直面の僅かな傾斜を何°にするか、再度全ての箇所を確認しました。真ん中の図は、勾配を3°まで深めると隙間が0.05mm生じてしまうので、ここはやはり1.8°でいこう、という検討図です。右図のPLというのはタイ焼きのような金型を開く境目のラインのことです。PLの微調整も含めて、本当に細かな調整をやっています。

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枠縁の部品は、材料についても再度見直しを掛けました。固い材料は形状精度は良いですが、微細部分の成型性に難があり塗装肌も荒れる傾向にあります。軟らかい材料は成型し易く塗装肌も綺麗ですが、反り、捻じれ、平面部のうねりなど形状精度に難があります。同じPCでも三菱樹脂とテイジンでは特性が違います。材料のスペックシートを再精査し、実際にPC、PC+ABS、PC-GF10などのいろいろな材料で試作を行い、さらにそれらに実際に塗装までして吟味し、最適な材料に選び直しました。

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パッケージも設計中です。S-tronic Paddle Progressはそれ自体に可動部もなければ電気回路もなく、ただそういう形の塊りにすぎません。しかしそこには、機能と感触と意匠への拘りが詰まっています。そのイメージを直感的にお伝えするパッケージデザインを目指しました。例えばこの商品がお客様にとって初めてのアフターパーツだっとして、まずワクワクしていただき、それから実際に装着して「アフターパーツの満足感って、こういう感じかぁ」というのを体験していただきたいのです。

maniacsでは仕入販売のものも含めて、一定の品質基準を満たす商品をセレクトしています。その中でもオリジナル商品は、アフターパーツに対するmaniacsの「思い」「考え方」「姿勢」を最も端的に具現化するものです。なので、まずは自分たちが妥協なしに満足できることが、maniacsオリジンル商品として世に出すための必要条件です。開発遅延でお待たせして本当に心苦しいのですが、ご満足いただける商品を目指してあとひと頑張り。もう少々お待ちください。ありがとうございます。つづく

店長です。いつもご利用頂き誠にありがとうございます。本日は、弊社の新製品S-tronic Paddle Progress と DSG Paddle Extension Golf7の発売日についてお知らせ致します。まず、 DSG Paddle Extension Golf7についてです。2014年12月発売のVW GOLF×af imp.2 に2015年2月発売予定と記載しましたが、諸般の事情により「5月下旬〜6月上旬」に発売を延期させて頂きます。2月下旬のご案内となってしまい、楽しみにお待ち下さっているお客さまには心よりお詫び申し上げます。

また、S-tronic Paddle Progressですが、こちらの発売日も「4月上旬〜中旬」に発売を延期させて頂きます。こちらは最終的な試作品をmaniacs STADIUMに2/22より展示させて頂きました。実際の操作感などお試し頂けますので、ぜひご来店の上、お確かめください。

現在の開発状況などは、開発担当の弊社工房長より追ってこのブログにて詳しくご説明させて頂きます。弊社製品にご期待を寄せて頂き、本当に嬉しく思います。ご期待にお応え出来る商品に出来るように鋭意開発しております。いましばらくお待ち頂けますよう、お願い申し上げます。

maniacs S-tronic Paddle Progress
0abe5608
価格:未定
発売日:2015年4月上旬〜中旬を予定
適合車種
Audi A1/MY2011-
Audi A3(8V)/MY2013-
Audi A4(8K)/MY2013-
Audi A4 allroad quattro/MY2010-
Audi A5(8T)/MY2012-
Audi A6(4G)/MY2011-
Audi A7(4G)/MY2011-
Audi A8/MY2010-
Audi Q3/MY2012-
AUdi Q5/MY2013-
Audi Q7/MY2010-

※Avant、Sportback、Sedan、Coupe、S-Lineなど派生モデルも含みます。
※S/RSには原則装着出来ません。
※パドルシフトが装備されている車両に限ります。
※デザインは変更になる可能性もございます。


maniacs DSG Paddle Extension (Golf7/Polo(6C))
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価格:未定
発売日:2015年5月下旬〜6月上旬を予定
適合車種
VW Golf7 R
VW Golf7 GTI Performance
VW Golf7 GTI
VW Polo GTI(6C)
VW Polo Blue GT(6C)

※デザインは変更になる可能性もございます。

現在開発中のパドル関連商品は上記の2点となります。その他の車種、グレードに適合するパドル関連商品は、まだ開発着手出来ておりません。まずは、上記2商品をリリースすることに全力を注ぎますので、何とぞよろしくお願いいたしjます。

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工房長です。前回のS-tronic Paddle Progress 開発記(5)で、正式名称を決定したところまでお伝えしました。その続報です。金型の打ち合わせも順調に進んで、いよいよ着手という段階で、念のため最終チェックを行うべく、切削の試作品に塗装を掛けて製品に近いかたちで現物確認を行いました。切削目の細かな模様が見えていますが、全体的には非常に好印象です。CGで描いた完成予想のレンダリングを超える出来栄えです。

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実際にステアリングホイールに装着して、ディメンジョンももう一度チェックします。もちろん狙い通りバッチリの寸法です。そして外観チェック・・・ん?何か少し心に引っ掛かる。この感じは何だろう???操作面の方は良いのですが、前面のデザインに微妙な違和感を覚えました。そして弄くり回しながら眺めること30分。わかりました、シルバーの枠ぶちの感じが、ステアリングスポークのデザインテイストと微妙にアンマッチです。微妙だからこそ、気になり出すとどうしても気になります。

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金型はもう着手寸前まで詰まっていて、どうしようか悩みましたが、やはりここで妥協はできません。この期に及んでデザインのブラッシュアップを決行することとしました。シルバーの枠ぶちはシャープな印象のフラッシュサーフェスで本体部分と接合させていましたが、その部分に丸みをつけて枠ぶちを強調し、ステアリングスポークのスイッチ部分の枠ぶちと統一感を持たせます。CAD画面上やCGの段階で気付かなかったことに、金型着手のギリギリにようやく気付いたというお粗末です。

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併せて、車両に装着した本品を車両から取り外す場合の対策として、リムーバルツールを差し入れる溝を設けました。3D-CADの段階まで戻って形状を変更、でき上がったCADデータを確認し、左図の細部の辻褄まで一切の妥協なく再調整しました。この図は、枠ぶちと本体を接合する部分にできる溝の底に製造上のバリを発生させない対策です。通常見えるところではありませんが、手抜きはしません。そして完成した形状で、今度こそ本当の最終確認を行い、いよいよ金型製作GO!です。

次回の開発記では、製品版をご紹介できる予定です。maniacsのいつものことで、とことん妥協ができないために、最後の詰めで時間が掛ってしまい、お待たせして申し訳ありません。間もなく完成ですので、もう少しだけお待ちください。つづく

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