maniacs 工房長 大谷です。開発中のお知らせで大きな反響をいただきましたエンジンオイル添加剤、m+ FRICTION FREE OPTIMIZERの初回ロットのボトリングが仕上がってきまして、先ほど新発売しました!!

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サイズは2種類あり、
エンジンオイル量3.5L〜4.9L用 Sサイズ(100ml) 6,930円(税込)
エンジンオイル量5.0L〜6.9L用 Mサイズ(140ml) 9,680円(税込)

です。

エンジンオイル量が7.0L〜9.9Lのお車はSサイズ×2本を投入してください。

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新発売をお知らせするこの記事で、この添加剤の凄い効果をどこからお伝えしようか考えたのですが、考えた結果、効果の話はぜんぶ後回しにすることにしました(笑)。なぜなら、後入れのエンジンオイル添加剤で最も重要なのは、効果よりもまずエンジンやエンジンオイルに悪影響を与えないことだからです。つまり「安心して投入できるかどうか」これが、少なくとも自分にとっては最大の関心事です。

工房長は、仕事柄いろいろな添加剤を試していますし、業務として販売もしています。っが、ぶっちゃけ正直に申しますと、後入れの添加剤の全般的には、工房長自身は実はあまり好きではありません(嫌いと言った方が近いかも)。理由は、本当に悪影響がないかどうか、確認ができないからです。なぜ確認できないかというと、ほぼ全ての添加剤の商品は、内容成分が未公表だからです。各メーカーの企業秘密なので仕方ありません。

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一般のユーザーが、添加剤の謳い文句とか、実績とか、メーカーの信頼度とか、評判とか、雰囲気とか、そういうので判断して使用するのは全然OKと思います。っが、工房長は仕事柄、作る側ですし、売る側なので、本当に良い物なのかどうか、できるだけ調べて調べて、試して試して、考えて納得して、判断したいわけです。なので、メーカーの説明の中に、科学的に、あるいは工学的に、少しでも理屈に合わない話とか奇妙な造語などが含まれていると「ん?」という気持ちになります。そういう商品は意外と多いです。

そんな中で、エンジンオイルに後入れする添加剤について、工房長が絶対的に重要と思うことが3つあります。それは、

・エンジンオイルの性能に悪影響を与えないこと。
・エンジン内部の金属表面に悪影響を与えないこと。
・添加剤の成分自体がスラッジを生まないこと。

大抵の後入れ添加剤は、投入したらそれなりに良い効果が現れます。静粛性が増すとか、回転フィールが滑らかになるとか、場合によっては燃費が少し良くなった気がするとか、です。しかし、もし上記のような悪影響が少しでもある場合、中長期的にはエンジンを駄目にしていくリスクがあるわけです。

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「そんなの、ちゃんと配慮されてるのが当たり前」と思うかもしれませんが、当たり前ではないのです。悪影響をゼロにするのは、いったいどれだけ難しいことか。何故って、もともとエンジンオイルは世界的規模のオイルメーカーが、一流の開発力で、知恵を絞って、最も良いと思われるバランスに調合しています。安物のオイルはいざ知らず、熾烈な商品競争を経た、例えばACEA規格や504規格をパスするような上級グレードのオイルは、製品として販売される時点で、厳選されたベースオイルがベストなバランスに調合されていて、そこにベストなバランスの添加剤が、既に配合されているのです。

例えば、Aという添加剤とBという添加剤は相互作用があって、ある特定の割合%で混ぜたときに最大の効果が発揮される、というのが実際にあります。当然、AとBはそのベストなバランスでエンジンオイルに配合されているわけですが、そこに後入れでAに似た成分を加えてしまったりすると、Bとの割合が崩れて、元のオイルの性能を大幅にスポイルすることになります。Aの成分単体が良い悪いの話ではないのです。また、ベースオイルもエステル系のものは使いこなしが難しく、添加剤の組合せを誤って追加したりすると、もともとオイル中に分散されていた添加剤が分離して沈殿してしまったりします。

高級エンジンオイルであるほど、もともと高性能のベースオイルが絶妙に調合されていて、高性能の添加剤がたっぷり配合されているので、後入れの添加剤を加えた際に相性の問題を生じ易いと言えます。もっと言ってしまうと、例えば、後入れの添加剤の量がエンジンオイル量の5%を超えるようなものは、工房長的にはその時点で結構「ん?」って感じになります。総量が5%以上も増えること自体で、元のエンジンオイルの成分構成比率が崩れるからです。

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金属表面の「改質」「反応」「結合」「被膜形成」「表面処理」等は、さらに際どい概念で、良い影響であれ何であれ、金属の表面そのものに影響するほどの反応というのは、とても強い化学反応です。つまり劇薬であり、一歩間違えるとどんな影響が出るかわかりません。エンジン内部は部位に応じて適した組成の合金や表面処理が用いられており、それらに押並べて良い結合ができるコーティングがそう簡単にあるとも思えません。勿論、しっかりしたメーカーの後入れ添加剤は、きちんと考えられて、評価されて作られているのだと信じたいですが、工房長としては、自分自身でどういう化学反応なのかを知って納得しない限り、安心しきれません。

例えば、ギアオイル等に多めに添加されている極圧剤という成分が、一般のエンジンオイルにも少量添加されていることが多いのですが、これは金属同士が擦れる箇所で、極めて大きな圧力が掛った際に、焼き付きを防ぐための添加剤です。一般的な極圧剤は金属が焼き付きそうな厳しい状況になった際に、金属に反応して表面を化学的に僅かに溶かすことで焼き付きを防ぎます。つまり、高性能の極圧剤をたくさん入れると、高負荷時の焼き付き防止性能は間違いなく向上しますが、金属の表面はそれだけどんどん溶けていってしまうリスクがあるのです。

エンジンオイルの添加剤は、薬が毒にならない範囲の絶妙なバランスで調合されており、とくに反応性の添加成分は劇薬ですから、本当に慎重の上にも慎重に配合されています。そこに余計なものを加えたり、余計な反応を加えて大丈夫かというのは、想像するだけでも実に難しいことなのです。

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また、後入れの添加剤それ自体も、多くの場合は液状を保つためにベースオイルが使われていますが、商品によってはこのベースオイルに鉱物油が使われているケースも散見されます。なぜ使われるかって、安いからです。フルシンセティック(化学合成)のエンジンオイルにそれを入れれば、もちろんエンジンオイル全体の性能は落ちますが、2%や3%鉱物油が混ざっても分かりゃしない、という感覚の商品も存在します。

っということで、すでに必要以上の長文になっていますが、このm+ FRICTION FREE OPTIMIZERの開発で最重視したのは、エンジンオイルの銘柄によらず、安心して投入できること。つまり、再掲しますが、

・エンジンオイルの性能に悪影響を与えないこと。
・エンジン内部の金属表面に悪影響を与えないこと。
・添加剤の成分自体がスラッジを生まないこと。

この3つです。そのため、m+ FRICTION FREE OPTIMIZERは、例えば添加量ひとつを見ても、2.0〜2.8%という狭い範囲で規定しています。成分はIF-WS2という反応性の極めて低い究極の潤滑剤と、それを混合するベースオイルのみで構成されており、それ以外の混ぜ物を一切含んでいません。ベースオイルは当然100%化学合成で調合しており、流石に具体的な構成比率は公表しませんが、エンジンオイルと相性の問題を生じるリスクがあるエステル系のものは、含んでいません。

基本は、大手メーカーが開発した優れたエンジンオイルに、あとから余計なものを添加しない方が良いのです。その大前提の上で、エンジンオイルの性能を向上させ、ひいてはエンジンの性能を向上させる。m+ FRICTION FREE OPTIMIZERは、拘って、拘って、真面目に、真面目に開発した、本当に安心してお使いいただける、後入れの添加剤です。この新発売のご紹介記事では、効果のことより先に、安心のことをまずご説明させていただきました。

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