maniacs 工房長 大谷です。大変お待たせしました。VW T-cross専用のOPTIMIZE maniacs sound systemを新発売しました!!まずは、maniacs STADIUMでのご来店装着専用です。デッドニングの施工があるので、装着マニュアルを書くのに少し日数が掛ります。通販の方は追って対応いたしますので、もう暫くおまちください。

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スピーカーユニットは、KENWOODのKFC-XS174Sを採用しています。人気の高いKENWOODの中でもハイレゾシリーズの最高峰で、maniacsでもいろいろな車種に装着実績のあるスピーカーです。ストアマネージャー杉田くんも自身の愛車に装着しているイチオシのユニットです。

バッフルはKENWOODのものをベースにしていますが、maniacsオリジナルの加工を施しています。バッフル厚みを最適化し、バッフルを貫通する配線をプリセット密封接着。さらにユニットの装着位置を正確にセンタリングするためのネジ位置のボスを追加。そして極め付けはラバーとダイキャストのハイブリッド構造の間にイナーシャ用のバラストを埋め込んでいます。

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T-crossのノーマルスピーカーは他のVW各車種に比較して顕著に残念なサウンドです。その主な原因はスピーカーユニットがダメなのではありません。ユニットは同等のクォリティのものを装着してあるのですが、ドアのフレーム構造、内装パネルの音響特性が良くないために、全域で残念な音質になっているのです。それを改善しないことには、ユニットだけ良いものに交換しても音は良くなりません。

ということで、本気で音質を改善するシステムにしたかったので、異例ではありますがデッドニングをセットにした商品としました。制振材には最高級のレアルシルトを採用。吸音材も同じくカームフレックスF2を採用し、それぞれ最適な量を用いています。とくに、吸音材はカームフレックスの特性も考慮して、結構な量を使用します。全てプレカットにすることで、施工のバラつきをなくしています。

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フロントドアだけの施工ですが、トータルで十分な音質改善となるようにチューニングしています。もちろん、リアも併せて同様に施工すればより良い音が期待できますが、金額はほぼ単純に2倍になってしまうのであまり現実的でなくなります。デッドニングを省いてフロント+リアのスピーカーを交換するよりも、フロントだけを徹底して改善する方がトータルでは良い結果になるのです。

OPTIMIZE maniacs sound systemを装着すると、まず低音の説得力が段違いに向上したことに気づくはずです。一聴瞭然、誰でもわかる違いです。低音全体に力感が増すだけでなく、ベースの音程感がハッキリしますので、結果的に音楽性が大きく向上します。分解能も良く、ポップス系のソースではベースのアタックとバスドラのビートが混ざることなく、しっかり分離して聴き分けることができます。バスドラのピッチも落ち着いて聞こえ、今まではピッチが上がって聞こえていたことに気づくはずです。

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KFC-XS174Sは繊細で、全ての音域で「力み」のない自然な鳴り方をします。サラリとした感じの音質で、余計な味付けやクセがありません。中音域は伸びやかで、ボーカルが綺麗です。T-crossのドアパネル(とくに、スピーカーグリル部分)は音響的にベストではないのですが、その影響が最小限になるように装着に工夫をしていますので、ユニットのもつ繊細さが十分に発揮されています。

ツィータは小さなユニットの中心部にスーパーツイーターが埋め込まれた2Wayになっており、全体では3Wayになっています。高音部の音域がとても広く、ボーカルのサ行、アコースティックな弦楽器、ハイハットやトライアングルなど、とても綺麗に再現されます。人工的な強調感がないので聴き疲れしません。ゆったりした感じの低音の鳴り方と、伸びやかでサラリとした中音部、そして耳心地の良い高音部と、トータルで繋がりの良いまとまった音質になっています。

OPTIMIZE maniacs sound system for T-cross 【ご来店装着専用】商品ページ

施工込みのトータルで10万円(税抜)を切るリーズナブルな価格で、非常にコストパフォーマンスに優れたスピーカーシステムにできています。お好みの音楽ジャンルによらず、T-crossのカーステレオのサウンドにご不満をお持ちのオーナーさまに、自信をもってお薦めする商品です。