maniacs 工房長 大谷です。T-Crossはサイズ感も乗り味も、普段使いには実に快適な車で、工房長も年末年始にはこのT-Crossを選んで借りておりました。

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不満らしい不満はほとんどないT-Crossですが、唯一最大の不満はカーステレオの音質です。新車から積極的にエージングを進めた結果、角が取れてかなり聴ける音にはなりましたが、それでもOPTIMIZE maniacs sound system ver.2 for Golf7/7.5を装着したデモカーGolf7.5Rと比べてしまうと、本当に悲しくなるくらいの歴然の差です。

ノーマルスピーカーは、まず中高音にカーンと響くような耳触りなピークがあり、音量を上げ気味にするとすぐに聴き疲れします。ボーカル等の肝心な中音域はプラスティッキーな音色。分解能も悪く、複数の楽器の音が混ざってしまいます。低音部は音程が不明確、歯切れも悪く、f特も狭くベースのE弦より下の音程は再生しきれていません。

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車両的にはドアの容量が大きいという、他車種では得難い優れた資質を持っているので、うまく工夫すればもっともっと良い音に鳴るはずです。っというわけで、スピーカーシステムの開発に取り掛かることにしました。昨年中にドアパネルをバラして中の構造を検証。特注していた試作部品が出来上がったので、早速それを使って専用のフランジを作りました。

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スピーカーユニットの問題よりもエンクロージャの問題の方が大きいので、デッドニングを実施。商品化を目指していますので、費用を適度に押さえつつ効果的にドアパネルを制振します。内装パネルの裏側もしっかり補強と制振を施した上で、吸音材をバランスよく要所に配置します。そして最後は試聴を繰り返しながらネットワーク定数をチューニング。

ひとまずノーマルとは段違いに音が良くなりました。プラスティッキーな響きは無くなり、低音は引き締まって音程感も明瞭。音域はドアの容量を活かしてかなり低い音域まで伸びています。これで十分というレベルですが、せっかくなので週明けにウーファーを16→17cmに変更など、もう少し色々と試してから最高のかたちに商品化していこうと思います。ご期待ください。