皆さんこんにちは。maniacs公認サポーターのじぇいです。前回のブログで予告のとおり、今回はリモコンキーについている物理的な鍵(メカニカル・キー)でドアを開錠/施錠する方法をご説明したいと思います。

最近の車はスマートエントリー機能を搭載していますので、リモコンキーを持っていれば、ドアハンドルに触るだけでドアの開錠/施錠が行えます。非常に便利な機能なのですが、リモコンキーの電池または車両のバッテリーが消耗してしまったときには、この機能は働きません。

こんなときは普段は折りたたんである物理的な鍵の出番になります。ですが、車両を見渡しても何処にも鍵穴はありません。ですのでいざという時に、鍵穴は何処?と焦ってしまうことになりかねません。そこで今回は、物理的な鍵でドアを開錠/施錠する方法をご紹介したいと思います。

今回の例は小生所有のGolf7でのご紹介になります。車種や年式、グレードによって差異があると思いますので、ご興味をもたれた方は是非一度取説を読んでみてください。Golf7の場合、車両の外にある鍵穴は1箇所だけです。前の記事にもご紹介しましたが、運転席側ドアハンドルの後ろにカバーで隠されています。

Golf7_JKK-01カバーは鍵で取外せるようになっています。特別な工具を必要としないのは、上手い設計ですね。カバー下側にある四角い凹部分に鍵の先端を差し入れ、手前に引くとカバーが外れます。このとき、ドアハンドルを少し引きながら作業すると、カバーが外れやすいです。

いきなり“ぽん”と外れて来ますので、外れたカバーを落下させないよう注意してください。もう一方の手をカバーに添えるか、練習で外す場合は養生テープで落下防止しておくと良いでしょう。また、鍵のエッジ部分は意外と鋭利ですので、カバーの凹穴やドアの塗装を痛めないように、練習の際は写真の様に鍵にテープなどを貼っておくと良いと思います。緊急の場合は、コンビニ袋やペットボトルのラベルフィルムなどを鍵に巻くことでも傷防止できます。


カバーを開けたら鍵穴が出てきますので、鍵でドアの開錠/施錠ができます。ちなみにカバーは助手席側ドアにもありますが、こちらには外しても鍵穴はありませんので悪しからず!ドアを閉めた状態の車外から物理的な鍵で開錠/施錠できるのは運転席のドアに限られます。

Golf7_JKK-03では鍵穴の無いドア(=運転席以外のドア)を開けたい、という場合はどうするかというと・・・まず運転席のドアを開け、車内に入り、車両内側のドアハンドルを引けば、そのドアを解錠して開くことができます。前回の記事でご紹介しましたとおり、内側ドアハンドルを引くと自動的にロックが解除されるようになっているからです。

じつは一部の他国向けで「デッドロック」という仕様もあり、その仕様は車内のドアハンドルを引いてもロックが開錠されません(怖い仕様ですが、輸出先のお国柄なんでしょうかね?)。日本向けの仕様は開きます。では、バッテリー切れの状態でも開錠されるか気になり、実際にバッテリー端子を外した状態で試してみたところ、ちゃんと内側ドアハンドルを引くだけで開錠・開ドアできましたのでご安心ください。

ここまで開錠についてご紹介しましたが、故障時に救援を呼ぶなど一時的に車両から離れるために、ドアを再度施錠したくなることがあるかもしれません。運転席ドアは前述の鍵穴で施錠ができますが、残りのドアは困り者です。ドアには解錠/施錠のノブもスイッチも無いですし、電気式の解錠/施錠はバッテリー切れのときは動作しません。でも大丈夫。ちゃんと方法が用意されています。

Golf7_JKK-05写真は左後席のドアを開けたときのドアを後ろ側から写したものです。なにやら鍵のマークがついたゴムキャップがありますよね。このゴムキャップを外します。外した丸穴の中にはスリット状の窪みが付いたプラスチック部品が見えます。このスリットに鍵の先端を差し込んで回します。


Golf7_JKK-07回す方向は、助手席およびその後席のドアは反時計回り、運転席側の後席ドアは時計回りです。回すとバネの力で戻ろうとしますが(それほど強いバネではありません)、それに打ち勝って止まるところまで(45度ぐらい)回します。

このとき回す手指の感覚を研ぎ澄ますと、回して止まる直前に何かをスコンと押し出したような感触に気づくと思います。これは機械的なロック機構が施錠の位置に押し出された際のクリック感です。クリック感は分からくても構いません、スリットの部品を止まるまで回したら、バネの反力に従って元の位置まで戻し、鍵の先端を四角穴から抜きます。

その状態でドアを閉めれば施錠されます。外したゴムキャップは車両が復旧するまで無くさないように保管するか、またはスリットの部品を回し終わったらその都度キャップを元のように嵌めてください。
文章で書くとややこしい感じですが、要は

・スリットの部品を回せる方向に止まるところまで回す。
・バネの力に従い、元の位置まで戻す。
・ドアを閉める
で、施錠されます。

Golf7_JKK-09ちなみに他の3つのドアを確認したところ、小生の車の場合、
・助手席ドアにはゴムキャップがありませんでした。
・運転席側の後席ドアにはゴムキャップがあり、外してみたら中の部品は黒色でした。
・運転席ドアはゴムキャップがなく、穴はありましたが、内部にロック用の部品がありませんでした(鍵穴があるから不要とのことでしょう)
ということで、なぜか4箇所とも様子が微妙に異なるという、なんだかポカンとする結果(仕様?)でした。

さて、残る開口部はリアハッチ(テールゲート)です。これには外部に鍵穴がなく、内部にハンドルがありません。ではバッテリー切れの際に全く開けることは出来ないのか?というと、そんなことはありません。車両の内側から開ける方法が用意されているのです。

Golf7_JKK-11電源に頼らずに内側からリアハッチを開くには、まずは三角停止板を収めるカバー部分を開きます。固定のノブを摘んで回し、カバーを上方に回転させながら開けていきます。カバーは自重で閉まってしまいますので、開いた状態に片手で保持してください。


Golf7_JKK-13カバーを開いたところに、細長い四角穴(スリット)が見えると思います。
この穴の写真右側(助手席側)の端に鍵の先端を差し込みます。次に鍵を挿したまま写真の左側(運転席側)にその鍵をスライドさせます。するとリアハッチのロックが解除されますので、そのままハッチを外側に押し出せば開けることができます。なおリアハッチは、そのまま閉めれば自動的に施錠され、外部からは開けられなくなります。

荷物を積んである状態ではこのスリットにアクセスするのがちょっと面倒ですが、後席のドアは前述のように開錠する事ができますので、後部座席を倒して荷物を外に出せば、リアハッチ内側のスリットにアクセスできると思います。それじゃリアハッチが開いても意味ないだろって?そんなことはありません。車載工具(牽引してもらうためフックとかテンポラリータイヤ)などを床下のスペースから取り出すためにはリアハッチを開ける必要がありますから、やはり必要な機能だと思います。

実は小生、別に故障したわけではないのですが一度だけこの機能を使ったことがあります。知人宅に車で伺った際、駐車スペースの左右が狭くてドアがどこも開けられず、困った末に仕方ないのでリアハッチを中から開けて降りたことがあります。外から見るとなんとも間抜けなシチュエーションですが、まぁ、このような使い方もあるというご紹介でした。

今回ご紹介したのはGolf7での機能になりますので、車種やグレード、年式によっては違いがあるかもしれません。ご興味をもたれたかたは、是非一度取説を読んで、実車で確認してみてください。意外と知らない機能が他にもあるかもしれませんよ。ではでは!!