皆さんこんにちは。maniacs公認サポーターのじぇいです。最近のAudi,VWの車は、いわゆるスマートキーが多く採用されています。今回はちょっと趣向を変えて、スマートキー(リモコンキー)に関する話題をご紹介したいと思います。
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スマートキーは携行さえしていれば、ドアノブに触れるだけでドアを開錠/施錠できますし、START/STOPボタンを押せばエンジンがかかります。以前のように「鍵穴に鍵を差し込んで回す」なんていう儀式は必要ありませんし、リモコンボタンを押す必要すらまずありません。普通に車を運転するだけなら、スマートキーは単に持っているだけで良いのです。

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先ごろ新発売されたmaniacs Leather key shellは大人気のようです。このキーシェルはスマートキー専用というコンセプトで開発されていますが、裏面には押しボタンの刻印があり、革の上から押すことができます。開発した工房長に聞くと、リモコンボタンを有効活用しているオーナー様も意外と居らっしゃるんだとか・・・

すっかり便利になった昨今、リモコンキー(スマートキー含む)に備わっている機能や、物理キーの使用方法をご存じない方も多いのでは?と思い、今回はそれらの機能を、Golf7を例を中心にご紹介していきたいと思います。車種や年式、グレードによっては、今回ご紹介するものが当てはまらない場合もありますので、その点はご容赦ください。本ブログを見てご興味をもたれた場合は、是非とも取扱説明書を一読してみてください。

なお今回のブログでは、
・持っているだけで動作したり、ボタンを押すことで動作するものは“キー”
・昔ながらの、物理的に存在するものを“鍵”
と表記して区別しています。


Golf7_RMK-01まずご紹介するのは、窓の開閉機能です。恐らく一番有名な機能だろうと思います。これはドアを施錠した後に、キーの施錠ボタンを長押しすると全ての窓が閉まり、逆にドアを開錠した後に開錠ボタンを長押しすれば、全ての窓が開く、という機能です。

ドアを施錠した後に窓が開いているのに気づく、なんて事は(特に小生のような喫煙者では)良くある話です。普通の車ですとドアを再度開錠して車内に乗り込み、アクセサリ電源を活かしてから窓を閉める、ということになるわけですが、この機能のおかげでリモコンキーの操作だけで窓を閉めることができます。また窓を開ける機能は、真夏の炎天下で高温になった車内に乗り込む前に、窓を全開にして温度を下げる、といった用途に便利です。

さてこの機能ですが、アルテオンなどのように窓枠のないドア(サッシュレスドア)の場合、もうひとつ実用的な使い方があります。狭い駐車場などでドアをあまり開けられないような時に、窓を全開にしてから降りてみてください。窓が閉まっているときより、ずっと簡単に降りられると思います。で、降りた後にリモコンキーで窓を閉めればOKです。

乗り込むときは逆に窓をあらかじめ開けますが、全ての窓が開いてしまうのはご愛嬌ということで。窓がないと上半身が自由に動けるからなのですが、サッシュレスドアの車にお乗りの方は一度試してみてください。ただし小生のGolf7は窓枠ありなので、この恩恵にあずかれないのが残念です。。。


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窓の開閉は、実はスマートキーの場合は別の操作方法もあります。施錠するだけならドアハンドルの外側を一度触ればOKなのですが、その後さらにドアハンドル外側を2秒以上触れ続けてください。これでも窓を閉めることが出来ます。開錠後は、ドアハンドル内側を触り続けても窓は開きません(意図しない動作を避けるロジックと思われます)ので悪しからず。

Golf7_RMK-05次にご紹介するのは、ステアリングコラム横にある、へんてこなマークです。これはSTART/STOPボタンでエンジンを始動/停止できるスマートキー装備の車両についている機能です。リモコンキーの電池が減ってくると、メーターパネルに電池を交換してください、といったメッセージが出ます。すぐに電池を交換すればよいのですが、そのまま放っておくとキーが認識されず、START/STOPボタンを押してもエンジンがかからなくなってしまいます。

そんなときはリモコンキーを、写真○印のへんてこなマークの位置に押し当てながら、START/STOPボタンを押してみてください。このマークの裏にはセンサがありますので、電池切れでリモコンの電波が弱ってもエンジンを掛けることができます。実験しますとキーの電池を完全に抜きとった状態でもエンジンが掛かります。車両側からの誘導でキーを認識する仕組みなので、例えばキャンプなどの出先でキーを水没させてリモコンが効かなくなった場合なども、この方法で帰って来られると思います。

Golf7_RMK-07なおGolf7用リモコンキーの電池交換方法は、過去のブログに従ってリモコンキーの蓋を開けた後、ボタン電池の縁に開いている凹みに細いドライバなどを差込み、下から持ち上げるような感じでこじると電池が外れます。電池が外れるときは“ぴょん”と飛んでいってしまうことがあるので、指で押えながら外すと良いと思います。その後、新しい電池をスライドさせる感じで差込み、上から押して電池が固定されたら、蓋を再び閉めて完了です。

Golf7_RMK-09リモコンキーの電波の話が出てきましたので、ちょっと脱線です。最近の車両盗難の手口に“リレーアタック”というのがあります。例えば家で保管しているリモコンから出ている電波を悪用して盗難できてしまう手口ですが、一番簡単な防止方法は、家ではリモコンキーを金属容器(例えば蓋つき金属鍋)などに入れる、というものです。

金属が電波を遮断(シールド)するからなのですが、試しに車内でリモコンキーをアルミホイルで包んでみたところ、キーが認識されなくなりましたので薄くても効果は十分あるようです。カー用品店などで専用の商品も売られていますが、一説には携帯灰皿でも効果があるとも言われますので、手持ちの容器などのシールド効果が十分かを試すには、車内に容器ごと持ち込めば簡単に確認できます、というご紹介でした。

Golf7_RMK-11次に車内を見渡してみますと、グローブボックスのハンドルに鍵穴があります(←Golf7の場合。その後年式により鍵穴は廃止されています)。これでグローブボックスを施錠することが出来ます。とはいっても完璧に安心!というほどのものではありませんので、やはり貴重品は車内に置きっぱなしにしない、というのが原則になります。

Golf7_RMK-13まだまだありますよ。左写真は助手席ドアを開けたときの、ダッシュボード横面を写しています。ここにある鍵穴は、助手席のエアバッグの動作を停止させるためのものです。助手席に後ろ向きのチャイルドシートを使用する場合など、エアバッグが作動したほうが危険というシチュエーションも存在するので、そのための機能です。

鍵で操作するということは、この機能を使用するには十分な注意が必要ということになります。戻し忘れて万一のときにエアバッグが作動せず怪我を負ったり、条件によっては保険がおりなかったりといったことも有り得ますので、使用に当たっては十分な注意を払ってください。

Golf7_RMK-15チャイルド繋がりで、こちらは後部ドアのチャイルドプルーフロック機能です。後部座席の車内側ドアハンドルを引いても、ドアが開かなくすることができます。Golf7を含むドイツ車の多くは、ドアロックをしていても車内のドアハンドルを引いた場合は、ロックが解除されてドアが開く仕様になっています。これは事故による車両火災などでパニックになり解錠ができずに逃げ遅れる、という事態を防ぐための機能仕様です。

でもお子さんなどが誤って操作した場合に、ドアが開いてしまったら危険です。走行中だけでなく、停止後でも後方確認せずにドアを急に開けてしまうと大変危険ですので、内側からドアを開かなくする機能がついているわけです。実は小生、子供の頃に走行中の後部ドアを開けてしまい、親父にこっぴどく怒られたことがあります。そんなことを防止するための機能です(汗)。

後部ドアを開いた後、写真に示す四角穴に鍵の先端を差込み、矢印の方向に回すとチャイルドロックがかかります。解除するには、今の逆側に回せばOKです。わんぱく盛りのお子さまをお乗せになる方は、覚えていて損のない機能ですね。とくに、我が家の子供には普段言ってあっても、たまたま子供の友達や、親戚の子を乗せたときにヒヤッとした、という話しも耳にしたことがありますので、搭乗者の安全には十分なご注意を。


ちなみに、車内側ドアハンドルで解錠する機能は、VWの場合Golf5頃まではツーアクションで解錠→開ドア、する仕様でしたが、最近の車はワンアクションで一気にドアまで開いてしまう仕様に変更されています(後席ドアも同じワンアクションです)。歴代VWを乗り継いで子育てを終え、最近は新しいVWにお孫さんを乗せるようになった、という方はご自身の新しい車で試しておくことをお奨めします。

Golf7_RMK-17続いてのご紹介は、便利機能というわけではないのですが、知っておいて損のない、ちょっとした豆知識です。ひとつ目は、リモコンキーを車内に置いたまま、予備のリモコンキーで外部から車両を施錠すると、車内に置いたままのリモコンキーではエンジンを始動できなくなる、というものです。

リモコンキーを車内で紛失したり、狭い隙間に落として、探してホジクリ出す時間がなく、とりあえずもう一個のキーで乗ってしまう、ということはあり得るシチュエーションです。それをすると、車内に閉じ込めた方のキーはスマート機能が一時的に使えない状態に制限されます。車内に残置したキーで何時でも誰でもエンジンが掛けられてしまう状態を防止するための措置です。

そのため、後日にリモコンキーが見つかって無事に手元に戻った際、そのキーはそのままではスマートキーとして使えません。ドアハンドルを引いて解錠とか、スタートボタンで始動とかができなくなっています。故障かな?と思ってしまいますが、上記のように車両側から機能制限されている状態です。そうなった場合は、車両の傍でリモコンキーの開錠ボタンを押してください。これでそのキーは車両に再認識され、機能制限が解除されて通常通りスマートキーとして使用できるようになります。


P1261692今回最後にご紹介するのは、リモコンキーの開錠ボタンも効かなくなった場合の対処法です。車両から離れてリモコン電波の届かない位置で、キーの開錠ボタンを何度も押すと、そのリモコンの開錠/施錠機能が使えなくなる(制限がかかる)と取説に記載されています。工房長によれば、Golf4,5の頃までは実際この現象で「キーの故障だ」と言ってスペアキーでディーラーに駆け込む例が多かったそうです。

ホントか?と思って実験してみたのですが、車から離れて100回以上ボタンを押しても残念ならが小生のGolf7では再現できませんでした。工房長のGolf4では電波の届かないところで2~30回もボタンを押すと実際にリモコンが効かなくなるそうです。取説にはGolf4~Golf7まで一貫してずっとその記載があるので、Golf7でも年式やグレードあるいは国別仕様によってこの機能が働くのかもしれません。

この機能の目的は、例えばショッピングセンターに車で行き、買物途中でリモコンキーを落としたとします。拾った人は善人とは限りませんのでリモコンで開錠できる車はどれかな?と片っ端から試して歩くかもしれません ・・・実際はお子さんがイタズラして何度も連打、なんてことの方が多いとは思いますが、いずれにせよリモコンが効かなくなるのは困ります。

Golf7_RMK-19もしスマートキーが効かない上に、解錠ボタンも効かない状態になった場合は、故障かと思う前に一度この機能制限がかかっていないか確認する価値はあります。対処法は、まず運転席ドアハンドル後側にある鍵穴のカバーを外します。次に車の傍でリモコンキーの開錠ボタンを押します。それから1分以内にに鍵穴に鍵(物理キー)を挿して回して開錠します。これでリモコンキーが再認識されて使える状態に戻ります(と取説書には書いてあり、工房長のGolf4では実際にこれで戻るそうです)。

他にもリモコンキー(というか、物理的な鍵)には、バッテリーが上がったり、リモコン機能が故障した場合にドアを施錠/開錠する機能などあるのですが、ちょっと長くなってしまったので、続きはまた次回ご紹介いたします。今回ご紹介した機能は、車種や年式、グレードによって違いがあるかもしれません。ご興味をもたれたかたは、是非一度取説を読んでみてください(いかにも翻訳って感じで、ちょっと読みづらいですけどね)。意外と知らなかった機能が他にもあるかもしれませんよ。ではでは!!