皆さん、こんにちは。maniacs公認サポーターのじぇいです。

Golf 7のオリジナルDIY第二段としてご紹介させていただくのは、シフトレバー前の小物入れ照明です。この小物入れは容量も大きく、場所的にも非常に使い勝手が良いのですが、残念なことに照明がありません。夜間はもちろん、昼間でもショッピングモールの立体駐車場など薄暗いところでは、小物入れの中が確認しづらいのが難点でした(歳のせいかもしれません。。。汗)。そこでこの部分に照明を追加してしまおう、というのが今回のDIYです。前回ご紹介したラゲッジルームの照明に比べると、いろいろ分解する場所が多いので、少し難度が上がってDIY中級者向け、といったところでしょうか。

注意!!オリジナルDIYはご自身の責任で実施するのが原則です。本件に関してmaniacsではフォローを行っておりませんので、了承ください。(by じぇい)

 
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なお、今回使用する材料も、全てカー用品店で入手できるものばかりですので、思い立ったらすぐにでも実施できるのも良い点です(笑)。さて、一概に照明を追加する、といっても、方法は様々です。大きく分けると、下記の2種類が考えられます。

 A.アクセサリー電源につないで、車両の電源が入ったら常に点灯する。
 B.イルミ電源につないで、夜間照明時に点灯するようにする。

また、照明が点灯した際、蓋の隙間から光が漏れると夜は目立ちますから、
 1.適切な明るさに抑える
 2.蓋周りにパッキンを貼って、光が漏れないようにする
 3.蓋が閉じているときは、照明が点灯しないようにする

といったことを考えながら、DIYの方針を固めていきます。今回は自分のスキルや作業に掛かる時間(Golf 7では、+12Vのイルミ電源の取出が結構面倒)と目的(昼でも薄暗いと見にくい)を考慮して、A-3の組み合わせで行くことにしました。

Golf7_DIY02_05具体的な方法をご説明していきましょう。まずは小物入れを外していきます。シフトレバーはNの位置まで下げておくと以下の作業がスムースに行えます。ですので平らな場所に車を止め、サイドブレーキを確実にかけておきます。
まずはエアコン周りのパネルが小物入れを外す際に邪魔になるので、最初に外してしまいます。写真の丸印2箇所に指を掛け、手前に引っ張ると外すことが出来ます。

Golf7_DIY02_27次に小物入れを外すのですが、相変わらずGolf7のクリップは硬いです。しかも年々固定が強固になっている感じがします。そこで少しでもクリップを外しやすくするように、写真の赤線部分の隙間からシリコーンオイルをスプレーして、クリップ部分に油を浸透させます。周囲に飛散した油は、小物入れを外した後にシリコンオフなどで拭き取っておきます。

maniacs01Golf7_DIY02_29小物入れを外すのに便利なツールのご紹介です。何かといいますと、、、以前”ホイールボルトキャップの装着方法”でご紹介したVW ホイール ボルトキャップ用リムーバルツールです。車載工具に1つは標準装備されているものですが、maniacsでも販売しています。工具箱に1個入れておくとラゲッジルームの二重床をいちいち開けずに済むので、これを機会に購入されるのも一計です。引っ掛け部分の先端が切りっ放しの作りなので、写真のように紙やすり等でほんの少し角を丸めてあげるだけで相手物を傷つけるリスクを減らせます。

Golf7_DIY02_31Golf7_DIY02_33さて、それでは小物入れの外し方です。上左写真のように少し蓋を閉めると、蓋の根元部分に開口ができますので、ここにリムーバツールの先端を差し入れて引っ掛けます。引っ掛けたツールの先端が滑って外れないように注意しながら、力を入れて手前上方に引っ張ります。裏面がクリップで嵌っているだけなので、基本的には引っ張れば外れるのですが、外すには少し力が必要です。クリップの固さは年式等でかなりの個体差があります。比較的簡単外せる個体の場合は、この方法で外れます。左を外したら、同じ要領で右側も外してください。

Golf7_DIY02_35Golf7_DIY02_37クリップが固く嵌っている車両個体は、本当に信じられないくらい固いです。上記の方法で外せない場合、小物入れ内部のラバーシートを外してください。ラバーを外した手前側に4個所の穴がありますので、その外側寄りの穴にリムーバルツールを引っ掛けて、真上に引っ張ります。穴に引っ掛けることで、ツールの先端が滑って外れることがなくなりますので、思い切り引っ張れます。トレイ裏面のクリップが外れた際に、勢い余ってトレイやリッドを壊さないように、外れたあと短いストロークで止めるように、その点だけご注意ください。左を外したら、同じ要領で右側も外してください。

Golf7_DIY02_11あとは小物入れにつながっているコネクタを分離すれば、小物入れを外すことが出来ます。




Golf7_DIY02_13照明は薄型で広角照明タイプのものを、小物入れの上面に貼付けました。白色LEDを装着して光らせれば良いだけなので、他の部材、他の方法でも応用次第でなんでも良いと思います。実際に照明を光らせながらLEDの位置を調整し、好みの照明範囲となる場所を確認してから貼付けると良いでしょう。MEDIAコネクタを使用される方は、少し手前に照明を貼付けたほうがコネクタ部分を確認しやすいと思います。なお小物入れ上部には隙間がありますので、無加工で配線を外に出すことが出来ます。

Golf7_DIY02_15次に蓋の開閉に応じて照明を入切するためにスイッチをつけるのですが、構造やスペースを考えると、機械式のマイクロスイッチを小物入れの外側につけるのは難しそうです。左写真の黄色四角位置(小物入れ側面又は天井面)にマイクロスイッチを内部につけ、蓋が閉じているときは蓋にスイッチが押されてOFF、開いたらONとなるようにする、というのはできそうです。が、配線の取回しやスペースの減少を考えると、あまり好ましくありません。肝心の、物を出し入れし難くなってしまいそうです。

こういうときに便利なのが、磁石が近づいているとOFF、離れるとONとなる(又はその逆の動作)が出来る、リードスイッチ(磁気近接スイッチ)です。カー用品店でも”開閉に応じてON-OFFするスイッチ”として売られていますので、容易に入手出来ます。蓋に磁石を、スイッチ本体を小物入れ側に設置すれば、蓋の開閉に応じて照明をON-OFFすることが出来ます。

Golf7_DIY02_17蓋へ磁石を設置するには、もちろん磁石部品をそのまま蓋の裏に貼付けても良いのですが、今回はちょっとスマートに、蓋の中に設置してみました。まずは蓋を分解します。蓋の裏側先端部分にリムーバツールを差し入れてコジルと、蓋のカバーが外せます。

Golf7_DIY02_19スイッチに付属している磁石はプラスティックに覆われているのですが、少し大きいのでプラスティックを切出し、中の磁石を取り出します。
これを蓋カバーの裏側に両面テープなどで貼り付けます。そのままですと磁石が蓋本体のリブにぶつかってしまうので、干渉するリブは適宜切断します。


Golf7_DIY02_21後は蓋カバーを復旧すればOKです。この際、取外しとは逆に、蓋の先端側を先に嵌めてから上側を嵌める手順となります。分解と組立の方法が異なるというのは(実はGolfには多く見られますが)面白い構造ですね。

面倒だなぁ、と思われる方は、もちろん蓋の裏側にスイッチ付属の磁石部品をそのまま貼付ける方法でも大丈夫です。

Golf7_DIY02_23スイッチ本体は小物入れ本体の下側に設置すると、車両と干渉することなく取り付けることが出来ます。配線をスイッチの取説通りにつないだら、上手く照明が蓋に連動してON-OFFするか、確認しておくと良いです。小生の場合は、おおよそ蓋が左写真の位置で照明がON-OFFするようになりました。狙い通りで、ニヤリとします(笑)。


但し注意点が一つ。磁石を使ってスイッチを動かしていますので、磁気に影響を受けるもの(磁気カードなど)を小物入れに入れらなくなります。本記事を参考にして”やってみよう”と思われる方は十分ご注意下さい。または前述のような、普通のスイッチをつけることを検討されると良いと思います。


最後に電源を車両のアクセサリー電源から分岐して接続します。一番簡単な方法は、フューズボックスから取出す方法ですね。詳細は以前に工房長の書いたブログ”Golf7にクイックホーンモジュールを装着する方法(簡易版:Golf6用モジュール使用)”を参照してください。これで車両の電源を入れるとスイッチ部分まで電気が流れ、蓋を開けてスイッチがONすれば設置したLEDが光るようになります。


Golf7_DIY02_25後々小物入れが外せるように、電源との接続部はカプラ(コネクタ)で分離できるようにしておくと便利です。ここまで来たら、後は小物入れや周囲の部品を復旧すれば作業終了です。



実際に使ってみると、非常に便利です。なんで標準で照明を付けてくれなかったのだろう?と思うぐらいです。個人的にもお気に入りですし、ディーラーに入庫した際も、「これ、良いですねぇ」と言われるモディファイとなりました。費用対効果も抜群です。

オリジナルのDIYでは、このように市販されている商品をうたい文句どおりに使うのではなく、自身のアイデアを具現化するに如何に活用できるか?という目で商品を選んでいくのが”キモ”となります。今回の作例ではちょっと分解する箇所も増えてしまいますが、スキルアップにも最適なDIYだと思います。皆様もチャレンジされてみては如何でしょうか?(但し前述の「磁気カードなどは収容不可」には十分ご注意下さい)ではでは!!



以下、余談です。

実は上記と方法は違うのですが、maniacsでもこの小物入れに照明を追加するサービスが裏メニューで存在します(実際にデモカーにはついてます。って、言っちゃって良かったですか?>工房長)。ですが、”DIYのほうが安上がりだよ”とチーフメカニックに言われたのがきっかけで実施した、というのが裏話です(笑)。このあたりから、”この車でDIYはやらない(プロに任せる)”という決意(笑)が壊れていきました。。。(汗)


工房長コメント:このDIYは秀逸ですね。じぇいさんの工夫がプラスされていて、実現手段がスマートになっています。記事のアップありがとうございます!!実際ここが照らされると便利ですし、気が利いていてオシャレな感じ。真似したくなるDIYですね。「これ装着したいけど、DIYはチョット・・・」という方は、maniacs STADIUMにご相談ください。