皆さん、こんにちは。maniacs公認サポーターのじぇいです。今回はGolf 7のワイパーブレードの交換方法についてご紹介したいと思います。メンテナンスプログラムに加入している方は年に一回、ディーラーでワイパーブレードを交換してもらえますが、今年は雨天も多かったのでそろそろ限界という方も多いのではないでしょうか?maniacsではBOSCH ワイパーブレード AEROTWIN A864S (Golf7/A3(8V))BELLOF iBEAUTY フラットワイパー(650mm)(運転席用)、BELLOF iBEAUTY フラットワイパー(425mm)(助手席用)などの交換用ワイパーブレードをラインナップしています。視界確保は楽しく安全なドライブに不可欠ですから、最近拭き取り跡が気になるなぁ、という方は、新品に替えて気分すっきり!にしてみませんか?

Golf7_BAW_30ワイパー交換の前に、洗車をするかウィンドウを水拭きして綺麗にしておきましょう。あまり汚れていない場合はウインドーウォッシャー液での洗浄でもOKです。これは後でワイパーをサービスポジションに移動させる際、乾拭きしてフロントウインドーに傷をつけるのを防止する目的です。


Golf7_BAW_05ご存知の方が多いと思いますが、Golf 7はワイパーが普通に停止した位置でアームを立てることができません。ボンネットの後端に当たってしまうためです。アームを立てるにはワイパーをサービスポジションに移動させます。その方法は、イグニッションスイッチを一旦ONにし、OFFにしてすぐに、ワイパーのレバーを1回下に押し下げます。

Golf7_BAW_32するとワイパーが動いて、右いっぱいに振りきった位置で自動的に停止します。この状態をサービスポジションと言っています。(この動作時に、ワイパーの乾拭きでウインドーを傷つけることが無いように、最初の段階でフロントウインドーを洗浄したわけです)



Golf7_BAW_34サービスポジションにワイパーが停止したら、アームを手で持って左の写真のように手前方向に立てます。国産車で見慣れたワイパーを横方向に立てた風景と感じが違い、なんとなくかわいらしく見えてしまいます(笑)。この状態でワイパーブレードを交換します。なお交換は1本ずつ完了させるように行ない、2本同時にブレードを外したアームだけの状態にはしないでください。

Golf7_BAW_50ブレードの交換は、ワイパーアーム先端にある、ロックボタンを押しながら、ワイパーブレードを抜き出します。右手でアームをしっかり支持しながらボタンを押し、左手で抜き取るのですが、単純に上に引き抜くとワイパーブレードとアームが引っかかり、抜けないようになっています。写真のようにワイパーブレードを軽く動く範囲内で少し傾けてから引き抜くことで、引っかかりなくスムースに抜き出すことが出来ます。

Golf7_BAW_52ワイパーブレードが外れた状態です。ロックボタンはブレード側にあり、これがアーム側の四角穴に嵌まって抜け止めになっていたわけです。ここで最も注意すべき点として、ブレードを外した状態のアームがガラス面に倒れるとガラスが割れる危険があります。アームをしっかり持ってブレードを外し、ブレードを外したら速やかに交換のブレードを装着する作業に取り掛かってください。

Golf7_BAW_54同じ長さの新品のワイパーブレードを、逆手順で取り付けます。ちなみに今回使用しているのはBOSCH ワイパーブレード AEROTWIN A864S (Golf7/A3(8V))です。ブレード側の取り付け部分をアーム側のコの字部分に差し込んでいけばOKです。ロックボタンは単純にブレードを差し込んでいくだけで嵌まりますので、とくにボタンを押しながら挿入する必要はありません。

Golf7_BAW_56ワイパーブレードを奥まで差し込むと、パチンとロックボタンがアーム側の四角穴にはまり込み、ロックされます。このとき、左写真に示すワイパーブレードとアームとの隙間はほぼなくなり、ロックボタンは周りとほぼツライチな状態になります。以上で装着完了です。念のためブレードを軽く引っ張って抜けないことを確認してください。


Golf7_BAW_46立てたワイパーアームを戻してください。フロントウインドーにバタンと倒すのではなく、アームを手で持ってゆっくりと降ろしてあげましょう。助手席側のワイパーブレードも、まったく同じ手順で交換できます。交換が終わり、フロントウインドーに倒したのが左の写真です。BOSCHのロゴがちょっと誇らしげですね。


Golf7_BAW_21ワイパーをサービスポジションから、通常位置に戻すには、イグニッションスイッチをONにし、ウインドーワイパーレバーを下方に押し下げます。ワイパーは通常位置に戻ります。戻るときのワイパーの拭き取り音が、スムースな感じがして気持ち良いですね。もちろん視界もばっちり確保です。


Golf7_BAW_48交換作業が終了しました。初めての作業で、一つ一つ手順を確認しながらでも10分以内で交換できると思います。





ワイパーの交換は以上のように簡単ですので、拭き残りの筋が気になる方は、我慢せずに今週末に交換して、すっきりした視界を取り戻しすことをお勧めします。ではでは!!

BOSCH ワイパーブレード AEROTWIN A864S (Golf7/A3(8V)) (商品ページ)
BELLOF iBEAUTY フラットワイパー(650mm) (Golf 7 運転席用) (商品ページ)
BELLOF iBEAUTY フラットワイパー(425mm) (Golf 7 助手席用) (商品ページ)

以下、余談です。
Golf7_BAW_25せっかくの機会ですので、純正品とBOSCH製の断面形状を比較してみました(このタイプのワイパーは、走行中の風でワイパーをフロントウインドーに押し付け、拭き取り能力を確保するために、こんな形状になっています)。左の写真で下が純正品、上がBOSCH製になります。微妙に断面形状が異なっていますね。


ワイパーのエアロ効果は気休めなどではなく、実は大昔のおんぼろ国産車で、高速道路を走っていたらワイパーが浮いてしまい(フロントウインドーとワイパーの間に空気が入り込み、ワイパーが浮くのです!)、ワイパーが拭き取り不可能になった経験があります。Golf 7で国内の高速道路を走るには純正ワイパーでも常に安定した動作で、浮きそうな気配など微塵もくありません、流石はアウトバーンの速度無制限区間でも安全に走れるように設計された車両という感じです。

純正品とBOSCH製の形状比較では、あくまで感覚的なイメージとしてですが、純正品はワイパーを抑える力を発生させつつも空気がスムースに流れそうなイメージ、BOSCH製は強力にワイパーを押さえつける力が発生しそうな雰囲気です。どちらが良いのか?までは判りませんが、形状(=設計思想)に差があって面白い、というネタでした。