皆さんこんにちは。maniacs公認サポーターのじぇいです。
以前 m+ Fuel Cap Coverの取付方法をご紹介いたしました。現在m+社の商品は文字色がクローム色と黒色の2種類がラインナップされていますが、ちょっと個性的なワンポイントとして文字の色を変えてみようと思います。

小生の車はGTIなので、やはり赤文字が似合うのではないか?と。っで、早速”Fuel Cap Cover (なんちゃってクローム×レッド)”を作成してみました。ちょっとマニアックなモディファイですが、「その昔はプラモデル少年だった」とういう方には挑戦していただける感じの内容ですので、手順をざっとご紹介いたしましょう。

Golf7_FCCCR_000Golf7_FCCCR_002






上写真左側が完成したもの、右側が製作に使用した主な道具と材料です。

まずはm+ Fuel Cap Cover for VW/Audi(クローム×クローム)。これがないと始まりません。
他に塗料として田宮模型エナメル塗料の赤と茶色。塗料混合用の万年皿とスプーンやスポイト、薄め液。塗るための極細の筆と足付け用の紙やすり(#600ぐらい)や当て板。油性サインペンとマスキングテープといったものです。隠し玉は爪楊枝なのですが、これの使い方は後述します。プラモデルの経験がある人は、ほとんどの物は押入れの奥にあるのではないでしょうか?

Golf7_FCCCR_004Golf7_FCCCR_006Golf7_FCCCR_008






まずは足付けです。これは塗装する表面を荒らすことで塗料の食い付きを良くするための工程です。下準備として、余計な部分を削る危険を避けるために、文字以外の部分をマスキングテープで覆ってしまいます。また小生、だいぶ目が悪くなってきたため、削った跡が判りやすいように削る部分をあらかじめ黒色の油性サインペンで塗りつぶしました。目の良い人は、この作業は不要です。

下準備が出来たら、紙やすりを当て板に巻いて文字の表面部分を削ります。当て板に巻くことで紙やすりが平面になるので、盛り上がった文字の表面部分のみを削ることができる理屈です。今なら便利なヤスリスティック(板に紙やすりが貼付けてある商品)なんてものもあります。黒で文字を塗りつぶしておいたので、紙やすりで削れたか(削れた部分は黒が剥げる)の確認が容易に出来ます。

文字表面が削れたら、黒色サインペンの塗り残りは溶剤(小生は無水エタノール使用)にて除去しておきます。削りカスの除去と脱脂も同時に行える理屈です。

Golf7_FCCCR_012Golf7_FCCCR_018Golf7_FCCCR_020






後は文字に色を塗れば作業完了なのですが、ここで2点ほど問題が発生しました。当初は薄めた塗料を適当に筆塗りし、はみ出た部分は溶剤を浸した綿棒で拭き取る予定でした。ところが、
 1.文字が細かすぎ、小さな模型用綿棒でも上手く拭き取れない
 2.拭き取った部分が変色する
という問題が(汗)。そこでやむなく一旦塗ったものを全て除去し(涙)、模型用コンパウンドで軽く磨いて変色部を除去することで、まずは元の状態に戻しました。
 

そして再挑戦です。塗料はあまり薄めず(薄めると、すぐに垂れてしまう)、文字部分のみを丁寧に筆塗りすることにしました。塗料の濃度が濃いので塗装表面は多少凸凹になりましたが、50cmも離れれば見分けがつかないので、これで良しです。気になる方は完全乾燥後に、細かいサンドペーパーで馴らした後、コンパウンドで磨けばよいのですが、エナメル塗料の塗膜はあまり丈夫でないので塗料剥れに注意が必要です。

なおGITの赤は、真紅よりもちょっと暗いイメージがありましたので、赤:茶色を30:1ぐらいの割合で調合してみました。いい加減な調合でしたが、上写真右側のように車両の赤色と比べてみてもあまり差が無いので、それほど悪い組み合わせではなかったようです。

Golf7_FCCCR_016さて、いくら丁寧に筆塗りしても、塗料の一部は文字からはみ出したり、垂れたりします。これを取り除くために使用したのが爪楊枝です。塗料が半乾きの状態の時に爪楊枝ではみ出た塗料をこすると、ぐにゅっといった感じで取り除くことが出来ます。塗料が乾いた状態でこすると、パリッと剥れて必要な文字部分まで一緒に剥がれるかも知れません。そのときは剥がれた所を塗り直しです。微細な箇所は爪楊枝の先端をカッターで更に尖らせて使用しました。

後は完全に乾燥させれば作業完了です。本当はウレタン系のクリアーを上からスプレーすれば完璧なのですが、ウレタンスプレーは高価なので今回は見送りました。またエナメル塗料を選んだ理由は、ラッカー系よりも耐ガソリン性が高いためです(ウレタン系のほうが更に良い)。
 

エナメル塗料が完全に乾くには、かなりの時間が必要です。今回は筆で厚塗りしていますので、しばらく(出来れば一週間以上)は塗装表面を触らないようにしましょう。
 

Golf7_FCCCR_000実車に取り付けたのが左の写真です。やはりGTIには赤色が良く似合いますし、文言は注意書きですから赤文字でも全く違和感がありません。m+ Fuel Cap Cover(クローム文字またはブラック文字)を装着するだけでも十分カッコいいですが、文字をレッドに変えることで、ちょっと個性的なワンポイントになりました。




ということで、ちょっと細かい作業はあるものの、その昔にプラモデルを造った経験があれば、取り組みやすいモディファイだと思います。腕に覚えのある方は車両とのコーディネートやお好みに合わせて、レッドやブルーの文字に挑戦されてみてはいかがでしょうか?ではでは!!

m+ Fuel Cap Cover for VW/Audi(クローム×クローム)の商品ページ