工房長です。オルタネート変換モジュールはいろいろな使い方ができます。先日、後付のフォグランプ等のランプ類をスモール連動でON/OFFコントロールする方法についてお問い合わせをいただきましたので、その方法をご紹介します。
配線方法補足6-1


















オルタネート変換モジュールの出力(赤線)をスモール連動にするには、単純にオルタネート変換モジュールの主電源入力(黒線)をスモール連動の電源線に接続するだけでOKです。シガーライターソケット裏の配線は、灰線がスモール連動電源ですので、図のようにオルタネート変換モジュールの黒線を灰線と一緒に車両の灰線に接続してください(黒線と灰線は太さが異なるため、はんだ付けか圧着、または市販の赤色タップを使用してください)。

この接続方法でも、スイッチの動作はパワーオンリセットモードとコンティニュアスモードを選択できますので便利です。パワーオンリセットモードの場合、スモールONでデコラティブスイッチをONの状態から、スモールを一旦OFFにしてから再度ONにすると、デコラティブスイッチはOFFの状態のままです。コンティニュアスモードの場合、同様の操作を行うとスモールをOFFにして再度ONにしたときにデコラティブスイッチは前の状態を記憶していて、前の状態がONならON、OFFならOFFになります。

エーモンオルタネート変換モジュールの出力(赤線)をスモール連動でコントロールしたい対象機器に接続します。対象機器が消費電力100mA程度の電子機器であれば直接給電できます。24W(2A)以内の機器であればオルタネート変換モジュールの主電源入力(黒線)を車両のヒューズボックスのスモール連動電源から取れば出力(赤線)を直接給電できます。

フォグランプのように消費電力が24Wを超える場合、および5W程度の機器でもオルタネート変換モジュールの主電源入力(黒線)をシガーライター裏から取った場合は、出力(赤線)にリレーを介して接続する必要があります。左図は市販のエーモンのリレー(No.1586)の説明図ですが、このリレーの場合でしたらオルタネート変換モジュールの赤線をリレーの青線に接続してください。
※リレーの出力線はリレーおよび接続する機器の仕様に合わせて適切に接続してください。

オルタネート変換モジュールはその主電源線(黒線)をスモール連動にするだけで系全体をスモール連動にでき、かつ2通りのスイッチの動作モードを選択できるのでとても便利にご使用いただけます。

  maniacs Console Decorative Switch用オルタネート変換モジュール(商品ページ)