(工房長です。BEZELの製作記を、当時の文章のまま再アップしています)

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たいへんお待たせいたしました。ベゼルのセカンドロットがようやく完成しました。じつはこのベゼル、前回の第一作目から微妙に変更を加えています。変更点のひとつは、スリット加工です。左が前回のもの、右が今回のもので、スリット幅をより狭く、均一にしています。前回の加工メーカーさんではそれ以上狭くできない限界だったので、今回はより狭いスリットを加工できるメーカーさんに変更しました。スリット幅は、前回の約1.1mmから今回約0.8mmに縮小されています。

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もうひとつの違いは、中心に向かって傾斜していくテーパー部分です。テーパーの角度を前回の60°から今回57°に変更しています。また、リングオーナメントを貼っている平面部から、テーパーにつながる面のつなぎを、前回のシャープエッジからR加工に変更しています。テーパーの縁が微妙に丸みをおびているのが分かりますでしょうか。また、全体の厚みを8.5mmから8.0mmに微妙に縮小し、ベゼルとキーとのクリアランスを確保しています。

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そして今回からベゼル本体の最終洗浄と、リングオーナメントの貼り付け作業を、アッセンブリーの専門メーカーに依頼しています。数量的に工房長一人では対応しきれなくなったためです。一言で「貼り付け作業」と言っても完璧に仕上げるにはそれなりにコツが要る仕事なので、maniacsの拘りとしては適当なアルバイトを頼んだりせず、工業製品のアッセンブリーを専門に行なっている埼玉県にあるメーカーさんにお願いしてやっています。

ベゼルの製作には、これで実に5社のメーカーさんにご協力いただいていることになります。

.戰璽詼楝里寮攤錺瓠璽ー(大阪のメーカーさん)
▲Εータージェットのスリット加工メーカー(神奈川のメーカーさん)
リングオーナメントのステッカー印刷メーカー(神奈川のメーカーさん)
ぅ櫂奪謄ングの専門メーカー(神奈川のメーカーさん)
ダ浄と貼り付けのアッセンブリー専門メーカー(埼玉のメーカーさん)

という感じです。見ようによっては、たったこれだけのモノなのですが、それぞれ拘りのあるメーカーさん(5社)の手を経てできあがっています。実は、製品開発で何よりも大変なのは、設計とか試作よりも、信頼のおけるメーカーさんとつながりを構築していくことにあります。これは一般商品の仕入れも同じことで、とくに海外調達のものとか、信頼できる調達ルートを確保するのが一番苦労するのです。