工房長です。Golf6 純正LEDテールライトセットにはダークレッド(GolfR仕様)とレッド(本国オプション仕様)の2種類があります。名称のとおりレンズの色合いが異なるのですが、具体的にどの程度の違いなのかというお問い合わせを複数いただきましたので、写真でご説明いたします。

比較1写真は、比較のためにGTIやHighlineに標準装着されているダークテールレンズと一緒に並べて撮影しています。左が a)ノーマルのダークテールレンズ、真ん中が b)純正LEDテールライトセットのダークレッド(GolfR仕様)、右が c)純正LEDテールライトセットのレッド(本国オプション仕様)です。説明のため左から a) b) c) で呼ぶことにします。

側面に回りこんだ部分を横から見た場合、a)と b)が概ね同じ色調に見えます。VWではダークレッドとかワインという色名で表現しますが、落ち着いた深みのある暗めの赤です。a)と b)の比較では、側面から見てb)の方がこのダークレッド部分の面積が広いので、全体としては更に落ち着いた深みのある印象になります。凄みと言っても良いかもしれません。一方、c)は、側面から見た場合は赤の色が鮮烈で、生き生きとした華やかな印象になります。

比較2以上の比較論だけなら単純なのですが、これを真後ろから見た場合には少し印象が違ってきます。a)は発光する部分の周囲のレンズをダークにしている一方で、発光する部分のリフレクターは割合明るめの赤で、電球の発光がしっかりと赤く見えるようになっています。対して c)は周囲のレンズは鮮やかな赤ですが、発光する核心部分は意外なほどダークで、全体の印象を引き締めています。

b)は周囲のレンズも発光部も全体的にダークで、ひときわ重厚感があります。同じダークと言っても、a)のダークと b)のダークでは全体の印象がまるで異なります。b)は落ち着きや、奥行き感、密度感のようなものが増していて、ギュッと濃縮された感じがします。ダークさ加減という意味では、真後ろから見た全体感で a)に近いのはむしろ c)です。もちろん c)と a)とのデザインの違いは明白ですが、c)は b)ほど重厚にならずに、程良く軽快感を残しています。

比較3同じ真後ろでも、少し上の角度から見下ろすように比較すると、また印象が違ってきます。とくにこの比較で際立っているのは、c)の「刀」のようなデザインです。周囲のレンズ部分のビビッドな赤と、深く彫り込まれた発光部のコントラストが明快で、b)よりもシャープな印象を与えます。上部のリブ状のデザインもくっきり見えるので、内から外に跳ね上がるような力強さを感じさせます。

b)はどの角度から見ても一貫して全体にダーク。見る角度によって表情が違って見えるということは殆どありません。「刀」のようなリフレクターの形状は c)と共通ですが、b)ではそれが目立たないのでむしろ控えめな雰囲気です。見る部分や角度によって印象が違って見える c)は華やかで艶(あで)やかな高級感なのに対して、いつも一定の落ち着いた暗さを保って雰囲気が変わらない b)は、一層重厚な印象を与えます。

比較4最後のこの写真は、上の写真と同じく真後ろから見た角度ですが、見る位置から光を照らしてレンズに入射させて撮影しています。後続車からヘッドライトで照らされたり、あるいは自車がスモールランプを点けた際にもこれに近い見え方になります。この状態では a)と b) c)との違いが強調されて、逆に b)と c)の相対的な差は殆ど感じなくなります。

つまり、夕暮れ時を過ぎれば b)も c)も大差なくなり、a)との差が歴然とするということです。ノーマルの丸い発光部は温和な印象ですが、LEDテールの「J」型の発光は車格感をグッと高めてくれます。また、ウィンカー部分の幅の違いは並べて比較すると2倍くらいあり、これも全体の印象に大きく影響しています。LEDテールの縦幅の狭いウィンカー部分は、車輌のリアビューをワイドに見せて、かつ視覚的重心を低くしてくれます。

Golf6 純正LEDテールライトセット(ドライバーモジュール付き)by maniacs 商品ページ
Golf6 純正LEDテールライトセット by maniacs 【ご来社装着専用】商品ページ

それぞれに特徴のあるGolf6 純正LEDテールライトセットのダークレッド(GolfR仕様)とレッド(本国オプション仕様)、お好みに合わせてお選びください。