_DSC1683【Q】 ちょっと興味がありまして、「サチライトクローム」は英語では何て言うのかを調べたのですが、なかなか見つかりません。「Searchlight Chrome Plating」でも引っかかりません。そもそも「サチライトクローム」というのは日本独自の処理方法で海外には無いものなのでしょうか?


【A】 お問い合わせありがとうございます。まず、クロムめっきは大抵の場合、銅めっき下地層、ニッケルめっき中間層、クロムめっきという順番で、3層構造になっています。相手物によっては(例えば相手物が銅だったりニッケルだった場合)下地めっきを省くことはできると思いますが、そういう特殊な事情を除いては母材への食いつき(密着性)を確保するために3層構造が必要です。

サチライトクロムめっきは、銅下地の上に中間層のニッケル層を形成する際に、サチライトニッケルめっきを行い、その上にクロームめっきを施したものです。なので、厳密に言うとサチライトなのはニッケルであって、クロムめっきがサチライトなわけではありません。通常はクロム層は薄く着いていますので、ニッケル層の表面状態がそのままクロム層の表面に現れます。

問題のサチライトの意味は、「サテン状の」という意味です。サテンは英語でsatinです。めっき液に微粒子を混ぜて、ニッケルと一緒に析出させることで艶消しにする技術です。サテンめっき、サチライトめっき、ベロアめっき、はほぼ同じ意味ですが、めっき液を開発したメーカーによって名称が違うようです。サチライトめっきの方がサテンめっきよりも梨地が細かいという話もありますが、基本はメーカーの違いによる名称の違いであって、仕上がりの違いを区分するための用語の使い分けではありません。

サチライトは、和製英語(造語)のようで、英語ではサチライトめっきという言葉は存在しないようです。サチライトの英語のスペルも調べた限りでは出てきませんでした。英語ではサテンめっき(Satin Nickel Plating)と言うようです。日本ではサチライトが言いやすいからか、言葉の響きが良いからか、3つの呼び名の中では最も多く使われているように感じます。実際のめっき液メーカーのシェア比率に関係するかどうかは分かりません。

maniacsでは、とくに区別せずに、サチライトクロム、Satin Chromeと表現しまします。ちなみに、maniacsが最終的に採用した表面仕上げは、サチライトクロムめっきそのものではなく、実際に評価した結果として、自動車メーカーにも純正採用されている特殊焼き付け塗装を採用し、サチライトクロムめっきとほぼ同等の外観に仕上げています。

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