Xmas_2S










(以下に重要なお知らせ等は含まれていません。読み飛ばしていただいても支障はございません)

工房長です。maniacsでは自らの運営ポリシーやコンセプトを、Webページ上で公に説明し、できるだけ明確にして皆様との意識共有を目指しております。このところそうした記事を書く機会が少なかったのですが、今日はクリスマスを前にしてちょっと語ってみます。少し堅苦しい内容かもしれませんが、クリスマス本来の趣旨にも少し関係する内容かと感じています。ご興味ありましたらお読みいただければ幸いです。

プレゼントキャンペーンや特価セールの開催時、対象商品の数に限りがあるため、ご希望のお客さま全員にご希望の商品をお届けすることができない場合があります。例えば、クリスマスプレゼントで、1つしかな品物に対して2名様以上のご希望が競合してしまうケースが発生します。そうした場合に、どのようなルールでお引き当てをするかという課題があり、maniacsでは以前からその課題に直面してきました。

お客さまからもいろいろなご意見を頂戴することがあります。ご意見のメールはほぼ全て、キャンペーンやセールで対商品が売り切れた後に頂戴します。ご希望の商品をご入手いただけず「ルールやシステムがけしからん」というご意見がベースになっていることが多いのですが、maniacsではご指摘を真摯に受け止めた上で、その一つひとつに対して例外なくきちんとご返信を行い、maniacsのポリシーをご説明させていただいています。

そうした中で、私達が反省したことのひとつが、「コンセプトなりポリシーは分かったが、事前にその説明が足りなかったのではないか」というご指摘でした。たしかに、私達自身や多くのリピートのお客さまから見れば、恒例のキャンペーン、恒例のセールでも、その時始めてmaniacsを訪れるというお客さまも常にいらっしゃいます。今回は、そんなご意見を真摯に受け止めてmaniacsの考える「平等」のポリシーを事前にご説明いたします。

maniacsのプレゼントやセールは、ひとつはショップの雰囲気を盛り上げて皆様にイベント気分を楽しんでいただく目的で、またもう一面としてはお客さまへの感謝気持ちを込めて実施しています。とくにクリスマスプレゼントの場面では、私達スタッフ自身も一年を振り返って、皆様への感謝の気持ちをお伝えしたいという思いが強くあります。ですので、できるだけ全てのお客さまに平等に喜びを還元したいというのが基本的なポリシーです。

ただ、平等のポリシーを具現化するとなると方法やルールの選択肢はひとつではありません。「平等とは何か?」という概念においてすら、深く掘り下げると考え方がひとつではないのです。最も平等と思われるのは、プレゼントでも何でもご希望の全員に分割して均等にお配りすることです。例えば、1つのクマの縫いぐるみに2名の希望者様がいらっしゃる場合、クマの右半身と左半身をそれぞれの希望者様にお渡しすれば、完全に平等です。

しかし、これでは平等さを重んじるあまり、プレゼントとしての価値をゼロにしてしまうことになります。クマの半身を差し上げても悪い冗談にしかなりません。クマが1つしかご用意できない以上は、どちらか1名様にしかプレゼントできない道理ですので、その時点で結果における平等性を完全に遂行することは不可能ということです。それではそのクマの縫いぐるみは果たしてどなたにお渡しするべきか?ということが問題になります。

ひとつの解決策として、クマの縫いぐるみを最も必要としている人に配るべきだという考え方があります。しかし、さすがにこれは現実論としては不可能です。実際、お客さまからこの観点でのご意見をいただいた経験はありません。お客さまから実際に頂戴したご意見としては「くじ引きにすべきだ」というのがありました。くじ引きはたしかに、当選確率の点で完全に平等だと言えます。maniacsの平等のポリシーにも合致します。

実際、maniacsでは「ナンバーズ」のようなくじ引き形式のキャンペーンも行っています。しかし今回のクリスマスプレゼントのように先着順形式で開催することも多くあります。先着順は、イベントのドキドキ感や盛り上がり感といった点で、多くの皆様に主体的にご参加いただけて、楽しんでいただける方法だと考えるからです。そしてそれは、先着順がmaniacsの考える平等のポリシーにも合致するという信念に裏付けられています。これはmaniacsの一貫した考えです。

maniacsの考える平等は、機会における平等です。結果における平等ではありません。マイケル・サンデルの著書「これから正義の話をしよう」に出てくるジョン・ロールズは「努力すらも天賦の才だから、努力によって結果に差が生じるのは不等だ」としています。maniacsの考える平等は、このジョン・ロールズの唱える「分配の平等」とは異なります。maniacsは機会における平等に最大限の配慮を行い、お客さまご自身の努力や工夫を是認しています。

以前のキャンペーンやセールのあとに、実際にお客さまから頂戴したご意見をご紹介します。例えば「私はモデム接続なので回線速度が遅く、先着順のルールだとADSLや光接続の人に比べて不利になるので、不平等だと感じます」という趣旨のご意見がありました。回線速度が通常の範囲内であればサーバー側のレスポンスに比較して回線のタイムラグは無視できますが、ダイアルアップのように極端に遅ければ不利になる可能性はたしかにあります。

しかし、私達はやはり結果としての当選確率を一律にするポリシーではなく、機会における平等をご提供することに主眼を置きます。回線環境が極端に遅ければ、maniacsに限らずインターネットでの先着順に対しては全般的に不利になります。すなわち、回線環境の改善はお客さまの自助努力の範疇という考えが一般的だと思うのです。結論としてmaniacsでは、回線末端での平等ではなくサーバー受け口での平等の観点で整理させていただいております。

また「私はmaniacsで始めての買い物のため、入力項目が多いぶんだけ不利になり、不平等だと感じます」というご意見もありました。たしかに2回目以降のお客さまはアカウント入力の点で有利になります。しかしこれはルール上で門戸を狭めているわけではなく、どなたにも等しく始めての回はあるので、平等な機会に対してお客さまそれぞれの条件に応じた応募方法でご参加いただきたいと思っています。もちろん始めてのお客さまも大歓迎です。

始めてのお客さまで、「人気のプレゼントに対して入力時間を短くしたいので、アカウントだけを事前に作ってもらえませんか」というお問い合わせもありました。しかし、これはすでに買い物をされてアカウントを登録したお客さまに比較して、特別な優遇によって恣意的に条件を揃えることになり、逆の意味で不平等感があります。可能な方法としては、事前にステッカーなどをご注文いただくことで、アカウントを登録していただくことができます。

maniacsでは、これまでの多くのキャンペーンやセールを開催してきた経験と、それらを通して多くのお客さまから頂戴したご意見を基に、平等について私達なりに真面目に考えてポリシーを確立してきました。その結果として、今のシステムとルールを採用しています。私達スタッフ一同からこの一年間の皆様への感謝の気持ちをお伝えし、できるだけ多くのお客さまに喜びを還元したく、皆様にクリスマスの華やいだ気分を楽しんでいただければ幸甚に存じます。

プレゼントキャンペーンのルールにつきまして、ご質問、ご意見などありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。ありがとうございます。