工房長です。前編で、ノーマルのシフトノブを取り外して、さらにブーツとシフトノブを分解しました。ここまで来れば、もう山場は越えています。あとは装着するだけです。では、引き続き後編です。

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まず、ブーツは裏返しにめくった状態で、シールで貼った前マークを確認して、A3シフトノブを正しい向きに差し入れます。シフトノブの首がブーツの裏側に付きだしたら、首の先端の4ッ割りとブーツのステッチを見て、確度を合わせます。写真のように、4ッ割りのスリットの向き対してブーツのステッチが45°になるのが正しい向きです。

向きを合わせたら、maniacsオリジナルの専用スリーブを差し入れます。スリーブの表裏は、枠のある面がブーツに接するようにします。シフトノブの首の先端部分を通過するときに少しだけキツイかもしれませんが、押し込めば入ります。4箇所ある爪のところは、スリーブ内周の4箇所に丸い切り欠きを合わせて通過させます。

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ブーツのステッチ部分の布テープや、糸などがはみ出した場合は、スリーブの枠の内側に精密ドライバーなどで、繰り込みます。ブーツ自体は、あまりスリーブ内に繰り込まずに、むしろやや引っ張り気味くらいにします。あとで車輌に装着した際に突っ張り加減にならないように、できるだけ余裕を持たせるためです。

スリーブの回転方向の向きは、先程爪を通過させた時とは45°回転させ、内周4箇所の丸い切り欠きがシフトノブの首にスリットに一致するようにします。その状態で、クリップ(留め金)を差し入れます。クリップには表裏はありませんので、どちらの向きでも大丈夫です。クリップは締め込み分の突起が45°の付近に来るようにしてください。

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その状態で、ニッパーでクリップを締めていきます。専用工具や食い切りのように真っ直ぐ締められる工具があればそれを使用しますが、実用上はニッパーで問題ありません。できるだけ大きめのニッパーで、切れ味の悪いものの方が良いです。そのニッパーで締め込み部の突起の根本を挟んで締めていきます。

A3シフトノブのクリップの締め方




このとき、スリーブを下方向に押しつけるようにして、クリップの上端がシフトノブの爪に掛かるように、良く見ながら締めていってください。また、クリップの回転方向の向きが悪いと、爪のうちの1箇所がクリップの上端に掛からない状態になってしまいます。4つの爪がきちんとクリップの上端に掛かるように、回転方向の向きも調整しながら締めてください。

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クリップをしっかり締めたら、ブーツを引っ張って戻します。ブーツの首の部分と、シフトノブとのつながりを確認してください。専用スリーブで、首の部分が滑らかに繋がって、理想的なシェイプになっていると思います。また、回転方向の向きが正しいかも確認してください。レザーとメッキの切り替えのデザインとステッチの向きを合わせれば、回転方向は正しくセットされます。

次に、カバーパネルにブーツの裾の枠を填めていきます。カバーパネルの裏側から、ブーツの枠の爪がきちんと掛かっていることを目視で確認しながら作業してください。ブーツの裾野枠は、薄くてやや割れやすいですので、作業時には気を付けて慎重に行ってください。

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ブーツの枠の爪4ヶ所と、カバーパネルの後端のフランジなど、きちんと嵌っていることを確認して、されに表からも納まりを良く確認してください。ブーツとカバーパネルがきちんと装着できたら、裏面からシフトノブの首を出して、ラッパ状のロックを填めます。ロックは、ラッパの口のフレアが大きめの方が前です。下の写真で確認してください。ロックはシフトノブに対して、パチンと簡単に嵌ります。

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シフトノブのアッセンブリーはこれで完成ですので、車輌に移動します。車輌のシフトがPになっている場合は、先程と同じように一旦エンジンを掛けて、水色のロッドを引っ張りながらシフトシャフトを操作してNの位置にします。シフトノブは差し込むだけですが、クリップを締めた際に首の先端が多少すぼまっていて、少し入りづらいかもしれません。

少しグリグリと探りながら押してあげるのと、ラッパ状のロックが下がってしまわないように上方向に持ち上げながら作業をすると、スコッと刺さります。シフトシャフトにノブが刺さったら、ノブの上部をてのひらで軽く叩いて、完全に下まで填めます。

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ラッパ状のロックを下げて、コネクターを元のように差し込み、あとはコネクターにつながるケーブルが挟まったりしないように脇の隙間に綺麗に落とし込むようにしながら、カバーパネルを被せていきます。カバーパネルは手前側を先に填めるようにするとスムーズに装着できます。

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カバーパネルをしっかり押さえて、前端がパチンといって嵌ったことを確認してください。あとは、シフトノブの押しボタンの黄色いストッパーを引き抜いて解除します。エンジンを掛けて(ブレーキを踏んだ状態で)、シフトノブのボタンを押してノブを操作して正常動作を確認してください。

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ノーマルの角張ったシフトノブと比較すると、エルゴノミックなデザインで、手に良く馴染みます。また、握りの位置も若干上に上がりますので、手元で操作できる感じになります。スムースレザーとパンチングレザーが選べますので、お車のテイストや、ステアリングとのコーディネートなどで、お好きなタイプをお選びいただけるのも魅力です。

Audi A3(8P) レザー DSG/ATシフトノブ by maniacs(for VW)商品ページ