maniacs01工房長です。ゴルフ6のサイドミラーですが、ゴルフ5と構造が違っています。このため、イルミネーションランプをLEDに交換する方法もゴルフ5とは異なっています。LEDへの交換は落ち着いて作業を行えばさほど難しくありません。以下に手順と作業のポイントをご説明します。



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まずは、ミラー全体を前方にグイッと倒します。次に、ミラーの角度を一番上に向けて、下部の隙間に手指を掛けて、ミラーを手前に引っ張って外します。やや掛かりが固めで、ミラーを割りそうな恐怖がありますが、慎重に力を掛けて引っ張ってください。一箇所に力を入れるのではなく、できるだけ左右の親指を除く指8本をミラーの下辺に掛けて、均等に引っ張るのがポイントです。

指が掛かりにくい場合は、ミラーをやや内側かやや外側に向けるなど調整して、いちばん指の掛かりやすい角度で作業をしてください。ミラーの外側だけに手指を掛けて引っ張ると、ミラーが割れてしまう場合がありますのでご注意ください。ミラーが外れたら、裏面にあるヒーターの配線を引き抜きます。ラジオペンチなどで端子を持って、引っ張れば抜けます。

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ミラーが外れたら、黒いプラスティックのフレーム(枠)を固定しているネジ2箇所(対角上にあります)と、中央の丸いアジャスターユニットを固定しているネジ3箇所をトルクスT10で外します。アジャスターユニットのネジは約120°刻みの位置にあります。全部で5本のネジを外したら、アジャスターユニットを手前に外します。これは、ネジを外すだけで自然に外れてきます。外したら、伏せて置いてください。

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次に、黒いフレームを手前に外します。まず、上部の爪2箇所でアウターカバーと噛み合っていますので、その爪の掛かりをマイナスドライバーで外します。ボディカラーの突起がアウターカバーから内側に伸びている爪ですので、それをマイナスドライバーで5mmほど押し下げると黒いフレームの爪の掛かりが外れます。十分に明るくして、引っ掛かりの構造を理解して作業を行ってください。

爪2箇所を外したら、先に外側の小さくて四角い導光レンズのところのフレームを手前に引いて外します。ここが掛かったまま作業を進めると、黒いフレームを外した拍子に導光レンズが折れる場合がありますので、気を付けてください。外側を外したら、内側も引っ張って外し、黒いフレームを完全に外します。外しにくい場合、アウターカバーを少し持ち上げるようにすると、比較的外しやすくなります。

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ここまでバラすと、イルミネーションランプのソケットに手指が掛かるようになります。ソケットはゴムでできていますので、そのゴムを指先で摘んで、内側方向に引っ張るとレンズユニットから引き抜けます。ソケットが引き抜けたら、ソケットから電球を抜き、変わりにLEDを差し込みます。電球は単純に引っ張れば抜けて、LEDは単純に差し込むだけです。

深く挿しすぎると接触不良になりますので、挿す深さを調整して、接触状態の丁度良い位置にします。奥が当たるまで挿したのでは挿しすぎです。その中間くらいの位置が丁度良いです。実際に一旦奥まで差し込んでから、少し戻して調整するのが良いと思います。LEDを挿したら、必ず点灯確認を行ってください。なお、LED商品によっては極性がありますので、挿して点灯しない場合には逆向き(裏返し)に挿してみてください。

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ソケット単体で点灯試験を行ったら、LEDを装着したソケットをレンズユニットに差し込みます。このとき、LEDをレンズユニットの穴付近にぶつけて押してしまい、ソケットに対して深く挿しすぎにならないように注意してください。レンズユニットの穴にLEDテールの装着をぶつけないように注意しながら慎重に差し入れて、LEDの角度を確認して真下を向くようにして、ソケットを完全に差し込みます。

ソケットを差し込んだら、この時点でもう一度点灯確認を行ってください。組み立ててしまってから接触不良があると再度バラすのに面倒ですので、しっかり確認してください。正常点灯が確認できたら、丸いアジャスターユニットを定位置に戻し、先程外したT10トルクスネジ3本で固定します。

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アジャスターユニットを固定したら、黒いフレームを装着します。ここでのポイントは、外側の導光レンズがフレームの角穴にきちんと填るよう、位置を確認しながら装着することです。黒いフレームは、アウターカバーの上部と爪が掛かる構造ですので、フレームだけを押すとアウターカバーが前方に逃げてしまい、うまく填りません。

アウターカバー逃げないように押さえながら、黒いフレームを押し合わせるように填めるのがコツです。あとは、右写真の矢印の位置に、アウターカバーと噛み合わさる爪があります。黒いフレームの爪の方が内側に入る状態が正常です。黒いフレームを完全に押し込む前に、この爪の掛かりを気にしてハメ合わせるようにすると上手く行きます。

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あとは、ミラーに元通りヒーターの配線を接続してください。ヒーターの配線は、外す時点でどちらの線がどちらの端子に差し込まれているか、メモっておけば完璧ですが、もし逆接続になっても機能に支障ありません。ミラーは、アジャスターの角度を概ね正面に向けた状態で、強く押し込めば填ります。アジャスターが明後日の方向を向いていると上手く填りませんので、正面を向けておくのがポイントです。

完成したら、ミラーユニット全体を元の位置に戻し、点灯確認を行ってください。ドアミラーのイルミネーションをLEDにすると、乗車時にリモコンキーで車輌が目覚める瞬間が、サイバーっぽい近未来的な雰囲気になって、お洒落なシチュエーションによく似合います。キーのリモコン操作で外部から毎回確認できるので、オーナーとしての満足感を高めてくれるモディファイだと思います。


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