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工房長です。アウディTT/A3用PivotマルチゲージXV装着マニュアルの続編です。その1でエアコン吹き出し口の分解とOSIRメーターポッドへの開閉ダイアルリングの組み付けまで説明しました。いよいよ車輌への取り付けです。吹き出し口を取り外した穴は、写真のように奥にダクトの口が開いています。

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maniacsコンプリートパッケージの場合は、まずは結露対策でこのダクトの口をふさぎます(単体装着の場合この作業は行いません)。ダクトのラッパ状の口周りを付属のPACクリーナーで綺麗にしたら、エアコンダクトリッド裏面の剥離紙を剥がし、吹き出し口を取り外した穴から差し入れていきます。

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少しキツイですが、写真のように縦にしてハンドル方向のスペースに押し入れて行くようにします。この車輌は左ハンドルなので、右ハンドルの場合は左方向に差し入れていきます。全部差し入れたら、ダクトのラッパ状の口にリッドを填め込み、裏面の粘着テープ部分をしっかり押して貼り着けます。

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次に、フューズボックスのカバーを外します。カバーは写真のように手前が外側に開きます。カバーを外したら、PivotマルチゲージXVに付属のケーブルを、白いコネクタの付いている方を先頭にして、写真の内装の隙間から差し入れていきます。少し運転席寄りの手前側に先端が向くように加減します。

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フューズボックス側から見ると、写真の隙間からコネクタの先端が見えますので、ピンセットなどで摘んで引き出します。黒いケーブルが引き出せたら、そのケーブルの途中に赤いケーブルの先端をテープで仮止めして引っ張り、赤いケーブルも同じルートで引き込みます。

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ここで、イグニッションがOFFになっていてキーが抜いてあることを確認してください。フューズボックスカバーの裏に付属している白いフューズクランプを使って、左上(右ハンドル車では右上)の赤い10Aのフューズを抜き取ります。使い終わったフューズクランプは元通りカバーの裏に戻しておきます。

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黒いケーブルの先端は、写真のように一旦フューズボックスの上部に引き回し、そこからダクトの横のスペースを通して、エアコン吹き出し口の穴に引き出します。この部分は広いスペースがあるので、わりと簡単に引き出せます。吹き出し口の穴からは2〜3cm出るようにしておきます。

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OBD2ポートに黒いコネクタをしっかり挿し、先程フューズを抜いた位置に赤いケーブル先端のフューズを写真の向きで挿します。ケーブル類の余長はフューズボックスの方に全部たぐり、足下のケーブルは内装の隙間に綺麗に納めてください。たぐった余長は束ねて付属のタイラップで固定します。

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付属のフィッティングシートをPivotマルチゲージXV本体に張ります。フードリングから1mmくらい離して上下に貼ってください。次に先に組み立てたOSIRメーターポッドを吹き出し口の穴に装着します。開閉ダイアルリングの向きを12時位置に合わせてしっかり挿し込みます。差し込むだけで固定されます。

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先に引き出して置いた白いコネクタを、PivotマルチゲージXVの背面に接続します。しっかり差し込んでロックがかかることを確認してください。コネクタを接続したら、いよいよPivotマルチゲージXVをOSIRメーターポッドに差し込みます。差し込んだ状態で取り付け角度(回転方向)を微調整して装着完了です。

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装着状態は、こんな感じになります。純正ライクなデザインなので違和感のない納まりです。エンジンを掛けて動作確認を行ってください。アイドリングでは負圧が表示されます。表示切り替えボタンで油温、水温が表示されるかも確認してください。フューズボックスのカバーを元通り閉めたら完成です。

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