ベゼルのこだわり1工房長です。以前にも少し紹介しましたが、maniacsのベゼルは直径40mmのステンレス丸棒から削り出しています。完成品の厚みは8.4mmですが、切断しろ3.5mm、チャッキングしろ2mm、表面仕上げしろ1mm、裏面仕上げしろ1mm(最終的には全部切り屑になる)が必要で、1つのベゼルに約16mmの厚みの材料が使っています。

行程は、切削だけでも[礁盟得攤錙兵動)→⇔¬婿転綫攤錢I縮婿転綫攤錣硲街堋を掛けます。粗切削と仕上げ切削の行程を分離して、仕上げ時のワークの回転速度を高めて艶感をアップさせているのです。


ベゼルのこだわり2仕上げに使用する工具(バイト)は、通常の「ステンレス用コーティングチップ」ではなく、「サーメットチップ」という仕上げ用の光沢の出るチップを使います。このチップはステンレスに使うと摩耗が早くコスト高なのですが、あえて仕上がり優先でこれを使っているのです。



ベゼルステンレスにはいくつものグレードがあります。maniacsのベゼルは、SUS303という材料を使っています。この材料は切削性に優れるのですが、表面の艶は出しにくいのです。仕上げにサーメットチップを使うのもそのためです。このベゼルを磨いてバフ仕上げしようとするとどうなるか?

写真のものは実は工房長が自分で磨きました。手磨きではとても無理です。ディスクグラインダー用のバフディスクと、電動ドリル用のバフ、ステンレス専用のコンパウンドを使って、それでも1つやるのに1時間くらい掛かりました。しかも、写真では分かりにくいですが、現物は完璧とは言えない仕上がり。しかし、このソリッドベゼルは何とかして完璧なバフ仕上げにしたい...。(話の展開が見えてきましたね、つづく)